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岡田 尚武 先生










 

・受賞理由 

古生物学,古海洋学分野における顕著な功績,および国際深海掘削計画における顕著な貢献をした功績により



・経歴

1966年3月 北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業
1968年3月 北海道大学大学院理学研究科修士課程地質学鉱物学専攻修了(修士号取得)
1971年3月 北海道大学大学院理学研究科博士課程地質学鉱物学専攻修了(理学博士号取得)
1971年3月 米国ウッズホール海洋研究所 Research Associate
1972年10月  同上  Assistant Scientist
1973年10月 米国コロンビア大学付属ラモント・ドーテイ地質学研究所Research Scientist
1975年10月  同上  Research Associate
1976年11月 山形大学理学部助教授
1988年4月   同上 教授
1995年4月  北海道大学大学院理学研究科教授
2012年4月  北海道大学名誉教授 現在に至る.



・主要論文

Okada, H., Honjo, S., 1973. The distribution of oceanic coccolithophorids in the Pacific. Deep Sea Research, 20, 355-374.
Okada, H., Honjo, S., 1975. Distribution of coccolithophores in marginal seas along western Pacific Ocean and in Red-Sea. Marine Biology, 31, 271-285.
Okada, H., Mcintyre, A., 1979. Seasonal distribution of modern coccolithophores in the Western North Atlantic Ocean. Marine Biology, 54, 319-328.
Okada, H., Bukry, D., 1980. Supplementary modification and introduction of code numbers to the low-latitude coccolith biostratigraphic zonation (Bukry, 1973, 1975). Marine Micropaleontology, 5, 321-325.
Okada, H., Wells, P., 1997. Late Quaternary nannofossil indicators of climate change in two deep-sea cores associated with the Leeuwin current off Western Australia. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoeology, 131, 413-432.



・主な業績

岡田尚武氏は,新生代における石灰質ナノ化石層序の国際基準となるCP-CN化石帯を提案し,この成果を基に,国際深海掘削計画などの多くの海洋コアの年代決定に活躍された.また,石灰質ナノ化石を用いることにより,従来年代未詳とされてきた日本の白亜系-古第三系の地層群の年代も次々に明らかにした.その結果,日本列島の層序対比に大きな進展をもたらし,日本の白亜紀-古第三紀テクトニクスの研究の発展に重要な役割を果たされた.また,同氏は世界に先駆けて,現生円石藻類の大西洋および太平洋における地理分布と鉛直分布や季節変動を詳細に解明した.これらの結果は,円石藻を用いた古海洋学的研究の基礎となっており,国際的に高く評価されている.また,これまで行われた各国際深海掘削計画(DSDP, ODP, IODP)に関する重要な国際委員を歴任し,日本の古海洋分野の発展に貢献された.



・推薦者

西 弘嗣