地球生命科学セクション

地球生命科学セクション



セクションの紹介
地球生命科学は、地球と生物の相互作用のプロセスとメカニズム、そして生命の起源から現在に至るまでの地球生命変遷史を明らかにする研究領域である。生命の存在が知られる惑星は現在のところ地球だけである。「地球生命科学」は、いかにして地球上の生物が生じ、多様化、複雑化したのか、地球以外で生命は繁栄していないのか?など、生命の起源から、その後の複雑化、多様化、絶滅などを含むあらゆる進化現象の解明をめざす。生物は極限的環境も含め、あらゆる環境に生息し、地球表層における岩石の風化、運搬、堆積、続成等の物質循環プロセスに関与する。これらの様相や機構に関する研究も地球生命科学の守備範囲である。また、地球と生物の相互作用は、人類を取り巻く地球環境の問題に直結する。さらに、過去の生物は、石灰岩等の鉱物資源や、石油、石炭、天然ガスなどやエネルギー資源を地層中に残した。地球生命科学には、それらの成因等に関する研究を通じて、人類社会に直接貢献する側面もある。

キーワード:生命の起源、真核生物の起源、進化、地球史、生命史、機能形態、大量絶滅、地層、化石、生体鉱物、古海洋、分子化石、隕石・彗星に含まれる有機物、極限環境、化学合成、地殻内生物圏、化石燃料、ゲノム、分子系統学
セクションボードメンバー 2022-
セクションプレジデント 掛川 武 東北大学大学院理学研究科地学専攻
バイスプレジデント 黒柳 あずみ 東北大学学術資源研究公開センター東北大学総合学術博物館
バイスプレジデント 遠藤 一佳 東京大学大学院理学系研究科
幹事 岡崎 裕典 九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門
幹事 豊福 高志 国立研究開発法人海洋研究開発機構
池原 実 高知大学海洋コア総合研究センター
磯崎 行雄 東京大学大学院総合文化研究科
稲垣 史生 国立研究開発法人海洋研究開発機構
井上 麻夕里 岡山大学大学院自然科学研究科
生形 貴男 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻
大河内 直彦 海洋研究開発機構
川幡 穂高 早稲田大学 理工学術院 大学院創造理工学研究科
北村 晃寿 静岡大学理学部地球科学教室
癸生川 陽子 横浜国立大学 大学院工学研究院
小林 憲正 横浜国立大学大学院工学研究院
小宮 剛 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
ロバート ジェンキンズ 金沢大学理工研究域地球社会基盤学系
鈴木 志野 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
鈴木 庸平 東京大学大学院理学系研究科
高嶋 礼詩 東北大学総合学術博物館
高柳 栄子 東北大学大学院理学研究科地学専攻
中井 咲織 大学阪教育大学、龍谷大学
西 弘嗣 福井県立大学恐竜学研究所
濱村 奈津子 九州大学大学院理学研究院
藤田 和彦 琉球大学理学部物質地球科学科
堀 利栄 愛媛大学大学院理工学研究科 地球進化学
守屋 和佳 早稲田大学教育・総合科学学術院
矢島 道子 東京都立大学
山口 保彦 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター
吉村 寿紘 海洋研究開発機構