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中田 高 先生










 

・受賞理由

変動地形学,特に活断層研究および断層と地震の関係の研究において顕著な貢献をした功績により



・経歴

昭和39 年4月 広島大学大学院文学研究科修士課程地理学専攻入学
昭和41 年3月 同上修了(文学修士)
昭和41 年4月 広島大学大学院文学研究科博士課程地理学専攻進学
昭和42 年7月 カルカッタ大学(インド)大学院博士課程地理学留学
昭和46 年3月 同上中途退学(Ph.D in Geography 1972 年9月取得)
昭和46 年4月 東北大学大学院理学研究科博士課程地学専攻編入学
昭和49 年3月 同上修了(理学博士)
昭和49 年4月 東北大学理学部技官(教務職)
昭和50 年6月 東北大学理学部助手
昭和55 年4月 広島大学文学部助教授(自然地理学・地域学担当)
平成 3年3月〜4年1月 アメリカ・オレゴン州立大学(文部省在外研究員)
平成7年4月 広島大学文学部教授
平成11 年4月〜15 年3月 総合地誌研究資料センター長(併任)
平成13 年4月 広島大学大学院文学研究科教授(配置換え)
平成17 年3月 定年退職
平成17年4月 広島大学名誉教授の称号授与
平成17年4月 広島工業大学環境学部教授
平成22年3月 定年退職



・主要論文

Shimazaki, K. and Nakata, T. (1980): Time-Predictable Recurrence Model for Large Earthquakes, Geophysical Research Letters,7,279-282.
Nakata, T. (1989): Active Faults of the Himalaya of India and Nepal,Geological Society of America Special Paper,232,243-264.
中田 高・蓬田 清・尾高潤一郎・坂本晃章・朝日克彦・千田 昇(1995):1995 年兵庫県南部地震の地震断層,地学雑誌,104,127-142.
中田 高・島崎邦彦・鈴木康弘・佃 栄吉(1998):活断層はどこから割れ始めるのか?,地学雑誌,107,512-528.
Nakata, T., Goto, H., Watanabe, M., Suzuki, Y., Nishizawa, A., Izumi, N., Horiuchi, D., Kido, Y. (2012): Active Faults along Japan Trench and Source Faults of Large Earthquakes. Proceedings of the International Symposium on Engineering Lessons Learned from the 2011 Great East Japan Earthquake, 254-262.



・主な業績

中田 高 氏は1970年代以降、インドヒマラヤや日本列島各地の活断層研究を行い、地震発生長期予測を支える重要な活断層データベースづくりを牽引された。事実観察に基づく様々なアイディアにより、変動地形学および地球惑星科学に多くのブレークスルーをもたらし、国際的にも日本の活断層研究の第一人者として高く評価されている。今日も第一線で活躍を続け、近年は海溝型地震と海底活断層に関して新たな仮説を提示するとともに、独創的な調査手法の開発や詳細な活断層データベースの作成に携わり続けておられる。原発安全規制における活断層の厳格な評価の必要性に関しても積極的発言を行っている。学会活動においては日本活断層学会会長や日本地理学会評議員等を務め、地震調査研究推進本部の地震調査委員会活断層分科会主査や内閣府原子力安全委員会専門委員等も務められた。同氏の研究に対する誠実な姿勢は多くの後進から慕われ、多大な影響を及ぼし続けている。



・推薦者

鈴木康弘