2010年06月14日 | 小惑星探査機「はやぶさ」についての声明文 |
小惑星探査機「はやぶさ」の地球への帰還に関する日本地球惑星科学連合の声明
2010年6月14日
2010年6月13日,日本の小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワでの探査を終えて地球に帰還し,試料回収カプセルが無事回収されたことに対し,日本地球惑星科学連合は関連分野を代表して心より敬意を表し,その快挙に拍手を送ります.「はやぶさ」は工学試験衛星として,当初の目標をはるかに越えた成果を挙げました.科学的には,小惑星イトカワの構造や表面状態について多くの興味深い知見を得ることができました.様々な技術的困難を乗り越え地球に帰還し,試料回収カプセルの回収まで成功したことは,日本が世界をリードして今後の太陽系科学探査を進めることのできる新しい時代の到来を示しています.回収試料の分析により,地球・惑星・生命の起源と進化に関する新しいサイエンスの展開につながることを期待いたします.
一般社団法人日本地球惑星科学連合 会長
東京大学教授 木村 学
一般社団法人日本地球惑星科学連合
宇宙惑星科学セクションプレジデント
東京大学教授 永原 裕子
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