メールニュース

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No.335 March Issue, March 10


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└■ 日本地球惑星科学連合メールニュース 3月号 No.335 2020/03/10
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≪ 目次 ≫
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┃1.巻頭言 会長 川幡穂高
┃2.2020年大会のお知らせ【重要】
┃ ・ 最新プログラムのお知らせ
┃ ・ 参加登録のお願い
┃ ・【申込受付中】Field Trip
┃ ・【申込受付中】高校生セッション
┃ ・ 連合大会保育ルームについて
┃ ・ 会合等各種募集について
┃ ・ アルバイトの募集について
┃ ・ 宿泊情報
┃ ・ 今後の日程
┃3.委員会等から
┃ ・ NPO法人地学オリンピック日本委員会
┃4.PEPSからのお知らせ
┃ ・ 2019年のPEPS編集概況
┃ ・ PEPSの最新出版論文
┃5.新着情報
┃ ・イベント(学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)
┃ ・募集
┃ ・公募/求人
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日本地球惑星科学連合では,新型コロナウイルスに対しての対応を大会ウェ
ブ上にてお知らせしており,今後も定期的に情報を更新してまいります.
http://www.jpgu.org/meeting_j2020/#corona_info

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└■ 1.巻頭言
公益社団法人日本地球惑星科学連合 会長 川幡穂高

 JpGU-AGU Joint Meeting 2020にむけて,多くのアブストラクト(5,245件
昨年の104%)のご投稿ありがとうございました.新型コロナウイルスによる
感染については,国内外の状況,海外の参加者が想定される国々についての
各国政府の動向を毎日チェックしています.さらに,会長・副会長・事務局
間での情報共有もこまめに行い,現在,5月末のJpGU-AGUの準備をスケジュ
ールどおり進めています.現状では,中国では病気から回復した人数が感染
者数の50%以上を超えてきています.手洗いやマスク着用は感染病に非常に
効果的です.暖冬のせいもあって,1, 2月のインフルエンザ感染は昨年の80
%減となっています.今後半月,「皆の注意」が実を結ぶことを見守りつつ
大会に関する情報などを,随時JpGUホームページに掲示したいと思います.
 今年は超暖冬ということで, モスクワは気温観測140年間で最高平均気温
を記録し,降雪もほとんどない異常な冬を経験したそうです.日本も同様に
東日本と西日本の降雪量は例年の13%,6%しかなかったそうで, 1961年以
降で冬季平均気温も最高となりました.冬季,山に降り積もる雪は「白い石
炭」と呼ばれ,夏の貴重な水資源となります.しかし,今年は山に雪がない
ので,2020年の夏は記録的な渇水になりそうとテレビの気象ニュース・キャ
スターが恐れていました.
 日本の農業は,伝統的に水稲栽培がベースでした.昔は,水不足になると
旱魃(かんばつ,干ばつ)となりましたが,そもそも「どの程度水が不足す
ると旱魃になるのでしょうか?」.東北大学の近藤純正先生の教科書によれ
ば,水稲は 6?9月にかけて栽培され, その期間の平均気温は約21℃です.
「田んぼ」に水をはると,水が蒸発します.すると,この4ケ月間で1㎡当た
り0.77tの水が大気に逃げていってしまいます. 西日本(広島)では,平均
気温は少し高めの26℃ですが, この場合,1㎡当たり1.0tと計算できます.
6?9月の降水量は,石巻と広島でそれぞれ 521mm(㎡当たり0.52t),787mm
(㎡当たり0.79t)なので, 本州の北日本,西日本どちらにおいても水稲栽
培を行うには,夏季の必要水量の20-30%が不足していることがわかります.
すなわち,「田んぼ」に隣接する土地から水の供給がない場合には,降水の
みでは必要水の70-80%しかまかなえないという結論になります.水を他から
供給してあげないと,水稲栽培は不可能なのです.
 不足分を解消する一番手っ取り早い方法が河川水の引き込みですが,それ
も涸れてしまう場合があります.そこで,香川県などでは,溜池のような灌
漑設備が準備されました.雨水がそのまま流れているものが川だと思われる
方もいますが,違います.1ケ月間雨が降らなくても川は流れています.実
は,河川水の起源のほとんどは,土壌水や地下水です.豪雨でない時に,川
の水質を分析すると,雨でなく,土壌水が増えていることがわかります.雪
国では,さらに融水が寄与します.この水の貢献により,日本海側では旱魃
が少なくなる傾向があります.
 さて,日本のイネの起源地は,現代のイネの遺伝子の分析結果によると,
朝鮮半島でなく中国だそうです.イネは水を張った田んぼで生育するので,
日本人は「田」という漢字を見ると,「田んぼ」をイメージしがちです.し
かし,もともと漢字は象形文字で,黄河文明に起源があり,この地は乾燥地
域でした.そこで,「田」の本来の意味は「畑」であって,「田んぼ」では
ありません.
 今年は,記録的な暖冬でした.気候は,異常気象を伴いながら,変化して
いきます.この解明は,地球惑星科学が社会へ貢献できる重要な項目です.
最先端の研究発表ができる大会の開催へむけて,私達も滞りなく準備いたし
ますので,皆様におかれましても,よろしくご協力のほど,お願い申し上げ
ます.

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└■ 2.2020年大会のお知らせ【重要】

JpGUでは,新型コロナウイルスの「対策本部」を立ち上げ,大会の安全な開
催が危ぶまれる場合には,現地集会の可否,発表形態についてもさまざまな
検討をして,最終的な決断が行える体制を整えました.現時点では,予定通
り AGUとの共同開催へ向けての準備を進めております.

(1) 最新プログラムのお知らせ

コマ割り及びプログラムは,3月13日(金)公開予定です.

コマ割は,各セッションへの実投稿数を元に再編成し,一部変更が生じてい
ます.ご参加予定の方は,ご自身の採択結果(発表希望先セッションとは異
なるセッションで採択されている場合もあります)と合わせて,必ずご確認
ください.

(2) 参加登録のお願い

大会への参加には参加登録が必要となります.5月8日(金)までは早期割引料
金が適用されますので,ぜひご活用ください.

※投稿料は参加登録料とは別です.投稿だけでは大会に参加することができ
ませんのでご注意ください.

*早期参加締切:2020年5月8日(金) 23:59

参加費についてはこちら↓↓
http://www.jpgu.org/meeting_j2020/information.php#information_menu06_h2_03

★パブリック(一般公開)セッションのみの参加は無料です.
★大学生以下の方はすべてのセッションに無料で参加できます.

(3) 【申込受付中】Field Trip

2020年大会のField Tripは筑波山です.(2020年は山コースのみの開催です)

山コース:「筑波山地域ジオパーク」見学ツアー 
     -筑波山をまるごと楽しもう!-

開催日 5月29日(金)
参加費 6000円 昼食付
※TXつくば駅前現地集合(海浜幕張からのガイドは同行しません)

申込及び詳細:http://www.jpgu.org/meeting_j2020/event.php#event_menu15

(4) 【申込受付中】高校生セッション

パブリックセッション O-04「高校生によるポスター発表」の参加者を受付
けています.申込み締切は3月31日(火)です.

高校生セッション特設サイト(お申込みはこちらから)
http://www.jpgu.org/highschool_session/2020/

(5) 連合大会保育ルームについて

大会期間中,児童の保育を必要とする方のために,保育ルームをご用意しま
す.小さなお子様がいらっしゃる方々も,ぜひ大会参加をご検討ください.
申込開始や申込方法等の詳細は,決まり次第,皆様にメールでお知らせして
おります,大会関連ニュース「JpGU-AGU Joint Meeting 2020 NEWS & INFO」
にてお知らせします.

(6) 会合等各種募集について

大会期間中に空いている講演会場を有料で貸し出します.学協会向けの募集
開始は3月16日(月),一般募集は3月下旬の予定です.

(7) アルバイトの募集について

今年も会場でアルバイトとしてお手伝いをしていただける学生さんを募集い
たします.詳細が決まり次第メールニュースにてお知らせしますので,みな
さんのご協力をお願いいたします.募集は4月ごろを予定しています.

(8) 宿泊情報

大会ホームページにて宿泊情報及び予約サイトをご紹介しています.
http://www.jpgu.org/meeting_j2020/access.php#access_menu04

※料金については,ご自身でウェブから手配された方が安い場合もあります.

(9) 今後の日程

3/12(木)     採択通知
3/13(金)     発表プログラム公開(予定)
3/下旬      会合申込受付開始(予定)
4月        アルバイト募集開始(予定)
5/8(金) 23:59   早期参加登録締切
5/15(金)     大会プログラム予稿原稿(PDF)公開
5/24(日)-28(木) JpGU-AGU Joint Meeting 2020
★学協会長会議  5/27(水) 12:30-13:30 101会場
★社員総会    5/27(水) PM2 CH-A会場
★表彰式     5/27(水) PM3終了後 A05-A07会場

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└■ 3.委員会等から

(1) NPO法人地学オリンピック日本委員会

新型コロナウィルスの状況を鑑み, 3月15日-17日に開催予定だった第12回日
本地学オリンピック本選を中止としました.また, 国際大会への代表選抜は
予選の成績上位15名を対象として, 状況を見ながら後日実施する予定です.

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└■ 4.PEPSからのお知らせ

(1) 2019年のPEPS編集概況

2019年のPEPS編集概況をお知らせいたします.
・投稿論文数: 102編
・出版論文数: 67編 (Correction/Errata 3編 含)
・2019年出版論文のFirst decisionまでの所要日数: 67日 (Max: 158日, Min: 31日)
・2019年出版論文の投稿から最終受理までの所要日数: 204日 (Max: 735日, Min: 41日)
・2019年出版論文の受理から出版までの所要日数: 31日 (Max: 71日, Min: 11日)

(2) PEPSの最新出版論文

以下論文が出版されました.本文はPEPSサイトでお読みいただけます.
https://progearthplanetsci.springeropen.com/

@長岡央 et al.: Formation of ferroan dacite by lunar silicic volcanism
recorded in a meteorite from the Moon
@Fang Wang et al.: Arid/humid patterns over Asia in response to
national-committed emission reductions under the Paris agreement
@中川友進 et al.: Development of a system for efficient content-based
retrieval to analyze large volumes of climate data
@谷口 健司 et al.: Variations in extreme wave events near a South
Pacific Island under global warming: case study of Tropical Cyclone
Tomas
@阿部朋弥 et al.: Spatial distribution and sources of tsunami deposits
in a narrow valley setting – insight from 2011 Tohoku-oki tsunami
deposits in northeastern Japan

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└■ 5.新着情報

(1) イベント (学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)
※イベント開催状況については,各ホームページ等でご確認ください.

地質標本館 特別展
「GSJのピカイチ研究-2019年のプレスリリース等で発信した成果より-」
日時:2020年3月10日(日)-4月26日(日)
場所:地質標本館 1階ホール
主催:産業技術総合研究所 地質調査総合センター
内容:産総研では,特筆すべき研究成果について,プレスリリース等でウェ
ブ発信を行っています.今回の展示では,2019年に GSJから発信した特筆す
べき研究成果20件をまとめて紹介いたします.
https://www.gsj.jp/Muse/exhibition/archives/src/2019_pika1.pdf

第9回防災学術連携シンポジウム 低頻度巨大災害を考える
日時:2020年3月18日(水) 12:30-17:30
場所:日本学術会議講堂から全国にインターネット中継
主催:日本学術会議 防災減災学術連携委員会,土木工学・建築学委員会,
低頻度巨大災害分科会,防災学術連携体(57学会)
内容:本シンポジウムでは,現在の社会の構築,構造物の設計や防災活動に
おいて,一般的に想定している自然外乱よりも,発生頻度は低いが,もし発
生するとわれわれの社会に非常に大きな影響を及ぼし国難級の被害となる巨
大自然災害を対象として議論を行う.
http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/284-s-0318.html

古地震研究会2020春合宿
日時:2020年3月19日(木)-21日(土)
場所:京都大学理学研究科セミナーハウス
主催:京都大学古地震研究会
内容:地震などについて書かれた文書の解読に実習形式で取り組む勉強会で
す.

古地震研究会2020春合宿

第232回地質汚染・災害イブニングセミナー
日時:2019年3月27日(金)18:30-20:30
場所:北とぴあ807会議室
主催:NPO法人 日本地質汚染審査機構
内容:第232回 地質汚染イブニングセミナーのテーマは「水トピック日本の
降水量~これまでの変化と今後の見通しを中心に~」で,気象庁地球環境・
海洋部気候情報課長の藤川典久氏が講演を行います.
http://www.npo-geopol.or.jp/event.htm

(2) 募集

三朝国際学生インターンプログラム募集 (締切2020/3/16)

Misasa International Student Internship Program 2020

IPCC AR6 Working Group I 二次ドラフト専門家査読 (締切2020/4/20)

IPCC opens second draft of Working Group I Sixth Assessment Report for government and expert review

(3) 公募/求人

ふじのくに地球環境史ミュージアム ミュージアム職員(研究職) (締切2020/3/17)
https://www.fujimu100.jp/5235/

富山大学 都市デザイン学部地球システム科学科 教授 (締切2020/3/27)
https://www.u-toyama.ac.jp/outline/employ/index.html#sus

新大学(現大阪府立大学・大阪市立大学) 准教授 (締切2020/3/27)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/jobs/jobs_faculty/faculty

秋田大学大学院 国際資源学研究科 資源地球科学専攻 助教 (締切2020/3/31)
https://www.akita-u.ac.jp/honbu/info/in_recruit_public.html

宇宙航空研究開発機構 一般職職員 (任期の定めのない定年制職員) (締切2020/3/31)
http://www.jaxa.jp/about/employ/career_j.html

名古屋大学大学院 地球環境科学専攻 地球惑星物理学講座 准教授 (締切2020/4/10)
https://www.env.nagoya-u.ac.jp/jobs/job_20200410.pdf

首都大学東京 理学部物理学科 助教 (締切2020/4/13)
https://www.houjin-tmu.ac.jp/wp-content/uploads/2020/02/2020教員募集%E3%80%803145物理%E3%80%80助教.pdf

国立極地研究所 南極観測センター 助教 (締切2020/4/20)
https://www.nipr.ac.jp/recruit/rec_faculty/20200420.html

東北大学大学院地学専攻 教授 (締切2020/4/30)
https://www.sci.tohoku.ac.jp/recruit/post-20200430.html

西南交通大学 (中国四川省) 教授・准教授・講師・助教・PD (締切2020/5/1, 決まり次第終了)
https://gsee.swjtu.edu.cn/uploadFiles/201910/24/_B_201910241240488794.pdf

宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 特任助教 (締切2020/5/1)
http://www.jaxa.jp/about/employ/pdf/edu_2020_01.pdf

静岡大学理学部地球科学科 助教(女性)(締切2020/5/8)
https://www.shizuoka.ac.jp/recruit/2019/20200218_sci_apro.html

岡山理科大学理学部基礎理学科 准教授又は教授 (締切2020/5/8)
https://www.ous.ac.jp/topics/detail.php?id=1881&cat=8

東京理科大学理学部第一部物理学科 教授または准教授 (締切2020/6/30)
https://www.tus.ac.jp/boshuu/pdf/koubo20200630_ri1_phy.pdf

山口大学大学院創成科学研究科理学系学域 地球科学分野 講師または助教 (締切2020/6/30)
http://www.yamaguchi-u.ac.jp/library/user_data/upload/Image/kobo/2019/20030202_tikyu.pdf

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編集:公益社団法人日本地球惑星科学連合 広報普及委員会

発行:川幡 穂高(公益社団法人日本地球惑星科学連合 会長)
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