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日本地球惑星科学連合メールニュース No.23 2008/09/10
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≪ 目次 ≫
1.巻頭言 ・法人化へむけ急ピッチに進む準備,そして2009年大会へむけて始動 運営会議議長 木村 学 2.連合大会のお知らせ ・セッション提案募集開始! ・大会ポスターデザイン募集! 3.最新ニュース ・国際地理オリンピックで金メダル! ・国際地学オリンピックに日本から高校生初参加 4.新着情報 ・イベント (学術研究集会・シンポジウム・一般公開等) ・公募・求人 広告 ネイチャー・アジア・パシフィック |
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└■ 1.巻頭言
法人化へむけ急ピッチに進む準備,そして2009年大会へむけて始動
日本地球惑星科学連合運営会議議長 木村 学
最後の残暑の中に秋の気配が少しずつ訪れるこの頃ですが,皆様いかがおす
ごしでしょうか.さて,夏の終わりと同時に,連合は来年度に向けてすでに
様々な活動を開始しております.その第一は,連合の活動を一層活性化し,
社会的認知を獲得し,その基盤を盤石にするための法人化の準備です.すで
にこれまで法人化の準備会において活発な議論を継続していただいており,
まもなく最終定款案,細則などを整え,加盟学協会の皆様に提示する予定で
おります.この法人化の目標は,「公益法人」としての認定をいただくこと
です.この法人化は,日本の地球惑星科学とそのコミュニティーの行方を決
める極めて重要な事項です.これまで一年以上にわたり活発なご議論をいた
だきましたが,いよいよ大詰めに差し掛かっております.最終的な判断はこ
の秋の評議会にて決定していただきますが,それ以前に様々な点について,
最後まで意見を出していただき,大局的判断を盤石なものにしたいと考えて
おります.皆様からの活発なご意見,ご質問をお待ちしております.
第二は,来年度の大会の成功に向けての準備の開始です.大会参加者がほぼ
5000名に達しようとしておりますが,来年度はさらに国際セッションの重点
的推進,地球人間圏関連セッションの充実,地球環境問題のさらなる充実な
どを計画しており,一層の参加者の増加が見込まれております.連合はその
ための会場の拡大などの具体化を計っております.また,連合と加盟学協会
の連携を一層緊密なものとするために,学協会の皆様に,それぞれの学協会
の宣伝ブース,会員勧誘活動の推進の場の設定等をお願いしたいと考えてお
ります.これは,法人の設立にあたっての基本的理念,統一的コミュニティ
ーの拡大と個別専門コミュニティーの発展を両立させる路線の具体化です.
また,深刻化するポスドク問題などについても重点的に取り組む予定です.
国際地学・地理オリンピック事業の推進支援も,国民の中にこの分野の普及
を図り,後継者を育成していく上で大変重要であると考えております.皆様
の一層のご協力と積極的な大会への参加をお願いする次第です.
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2.連合大会のお知らせ
(1)2009年大会開催日程等が決定
期間:2009年5月16日(土)~21日(木)
会場:幕張メッセ国際会議場
(2)
セッション募集開始!
9月16日(火)よりスペシャルセッション等の提案募集を開始します.
詳細は以下のURLを参照のこと(締切10/24).
https://www.jpgu.org/meeting/2009session.html
(3) 大会ポスターデザイン募集!
大会及び一般公開プログラム広報用ポスターデザインを募集しています.
応募の詳細は以下を参照のこと(締切10/15)
https://www.jpgu.org/meeting/2009poster.htm
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3.最新ニュース
(1)
国際地理オリンピックで金メダル!
8月7日~12日にチュニジアで行われた国際地理オリンピックにおいて,日本
代表の後藤圭佑君(筑波大学附属駒場高等学校3年)が見事金メダルを獲得しま
した.今大会は参加24ヶ国,各国4人の選手で96人の高校生が,マルチメディ
ア,論述,フィールドワークの三種の試験でしのぎを削りました.後藤君は
8人の金メダリストの中でトップの成績で,96人の頂点に立ちました.従来,
国際地理オリンピックでの金メダリストは,東ヨーロッパが独占していたの
で,日本がここに食い込み,しかも1位だったことは世界の地理学者にも驚
嘆され,日本だけでなく,大会本部,他のアジア諸国の地理教育関係者にも
賞賛してもらえました.
(2) 国際地学オリンピックに日本から高校生初参加
8月31日~9月8日に国際地学オリンピックがフィリピンで開催されました.
参加7カ国(日本,フィリピン,韓国,台湾,アメリカ,シンガポールは各4
名,インドネシアはオブザーバー参加のみ)の24名の選手で地質・固体地球
科学部門,気象・海洋科学部門,天文・惑星科学部門における筆記試験と実
技試験が行われました.その結果,日本の3名の選手(森里文哉君;香川県立
丸亀高等学校3年,雪田一弥君;青森県立青森高等学校3年,平島崇誠君;石
川県立金沢泉丘高等学校2年)が銀メダル,1名(日野愛奈さん;愛媛県立丸亀
高等学校3年)が銅メダルを受賞しました.なお,森里君は地質・固体惑星科
学部門でトップの成績をとり表彰されました.また,マヨン火山で行われた
各国選手混合のフィールドワークでは,日野さんのグループがベストフィー
ルドワーク賞を受賞しました.初参加にもかかわらず,選手の健闘で好成績
を納めることができました.
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4.新着情報
(1) イベント
(学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)
第111回深田研談話会『石油・天然ガスの成因-生物起源か,非生物起源か?-』
日時:2008年9月12日(金) 15:00-17:00
場所:深田地質研究所 研修ホール
主催:J深田地質研究所
内容:石油・天然ガスの有機起源説と無機起源説という対立する二つの成因
説について,石油探査30年の実務経験に基づき,どちらの説が妥当かの判定
を試みる.
http://www.fgi.or.jp/FGIhomepage/main-j.html
持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2008
「In Search of Sustainable Well-Being -持続可能な福祉を求めて-」
日時:2008年9月12日(金)~13(土)
場所:東京ステーションコンファレンス
主催:日本学術会議
Science and Technology for Sustainabilityをテーマとする日本学術会議
の国際コンファレンス
http://www.simul-conf.com/wellbeing2008/ja/
月周回衛星「かぐや」打ち上げ1周年記念イベント
日時:2008年9月14日(日) 10:00-16:50
場所:日本科学未来館
主催:宇宙航空研究開発機構
内容:最新の月に関する研究成果などを紹介する講演会や,月をテーマにし
た音楽,ファッションなどに関するトークなど
http://www.prime-intl.co.jp/selene-event/
2008年度日本地球化学会年会
「地球化学教育の現状と今後の課題,地球化学者のキャリアパス」セッション
日時:2008年9月17日(水) 18:00-19:30
場所:東京大学 教養学部 駒場キャンパス13号館2F 1323講義室
主催:日本地球化学会
後援:日本地球惑星科学連合
参加費:無料 (事前登録不要・どなたでもご参加いただけます)
内容:地球惑星科学分野において多様化するキャリアパスについて,実際
多様な道に進んだ方にロールモデルとして語っていただき,さらに講演者
の他,大学教員,高校教員をパネリストとしたパネルディスカッションで
多様なキャリアパスに対応するために必要な大学院教育,大学教育,中高
での理科教育について議論する.
http://www-sys.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~geochem_career/
KEKコロキウム – 最先端技術への取り組み –
日時:2008年9月17日(水) 13:30-15:00
場所:高エネルギー加速器研究所
主催:高エネルギー加速器研究所
内容:村上裕彦氏((株)アルバック筑波超材料研究所所長)を招いての講演会
http://www.kek.jp/colloquium/No40.html
平成20年度 東濃地科学センター 地層科学研究 情報・意見交換会
日時:2008年10月16日(木) 10:30-17:00
場所:瑞浪市地域交流センター「ときわ」(岐阜県瑞浪市)
主催:(独)日本原子力研究開発機構東濃地科学センター
入場料:無料(事前の申込が必要)
http://www.jaea.go.jp/04/tono/topics/topics0808_1/0808_1.html
★この他の情報は,日本地球惑星科学連合Webページをご覧下さい
https://www.jpgu.org/info/sympo.html
(2) 公募・求人情報
富山大学
大学院理工学研究部 環境・エネルギー学域地球環境システム学系
准教授または講師 (締切9/12)
http://www.u-toyama.ac.jp/jp/employ/pdf/sci_20080912.pdf
新潟大学 教育研究院自然科学系 自然構造科学系列 助教 (締切9/16)
http://www.gs.niigata-u.ac.jp/~scitech/koubo/koubo080710.html
京都教育大学 教育学部理学科 講師または准教授 (締切9/17)
http://www.kyokyo-u.ac.jp/KOUHOU/saiyou/rika.pdf
筑波大学 大学院生命環境科学研究科 生命共存科学専攻(再募集) 教授(締切9/19)
http://www.tsukuba.ac.jp/update/jobs/pdf/20080821-0919seimeikankyou_kyouzon.pdf
群馬県自然史博物館 学芸員 (締切9/19)
http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=67537
独立行政法人宇宙航空研究開発機構 平成21年度 任期付プロジェクト研究員(締切9/28)
http://www.jaxa.jp/employ/project_j.html
独立行政法人宇宙航空研究開発機構 平成21年度経験者採用 (締切9/28)
http://www.jaxa.jp/employ/experience_j.html
東北大学 東北アジア研究センター 助教 (締切9/30)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/employment/pdf/20080805.pdf
名古屋大学 地球水循環研究センター 教授 (締切9/30)
http://www.hyarc.nagoya-u.ac.jp/hyarc/pdf/HyARC-kyoujyu-koubo-0806.pdf
大阪府立大学 大学院理学系研究科 物理科学専攻 教授 (締切9/30)
http://www.osakafu-u.ac.jp/information/pdf/staff01_080729_02.pdf
独立行政法人海洋研究開発機構 地球内部変動研究センター 任期制職員(締切9/30)
http://www.jamstec.go.jp/ifree/jp/11employments/080930ifree1.html
http://www.jamstec.go.jp/ifree/jp/11employments/080930ifree3.html
独立行政法人海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター研究員(締切10/3)
http://www.jamstec.go.jp/esc/recruiting/index.html
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 環境理工学創造専攻・自然環境講座 教授 (締切10/3)
http://www.depe.titech.ac.jp/kouboH20.pdf
東京大学 地震研究所地球流動破壊部門 准教授 (締切10/3)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/recruit/H20/koubo080813.html
神奈川工科大学 基礎・教養教育センター物理 教授あるいは准教授 (締切10/4)
http://www.kait.jp/topics/k-center_b.shtml
独立行政法人国立環境研究所 水土壌圏環境研究領域 研究員 (締切10/10)
http://www.nies.go.jp/osirase/saiyo/2008/20080714.html
京都大学防災研究所 地震・火山研究グループ 地震予知研究センター
地殻活動研究領域 准教授 (締切10/15)
http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/web_j/koubo/koubo66.doc
京都大学防災研究所 水資源環境研究センター 社会・生態環境研究領域 教授 (締切10/15)
http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/web_j/koubo/koubo65.doc
北海道大学 大学院工学研究科 環境フィールド工学専攻水圏環境工学講座 准教授 (締切10/31)
http://yggdrasil.eng.hokudai.ac.jp/download_file/files/qjin/20-5.pdf
東北大学 大学院理学研究科地学専攻環境地理学講座 准教授 (締切10/31)
https://www.jpgu.org/info/tohokudai_kobo_081031.html
横浜国立大学 大学院工学研究院 機能の創生部門 教授 (締切10/31)
http://www.ynu.ac.jp/jinji/jin137.html
独立行政法人海洋研究開発機構 地球内部変動研究センター 任期制職員 (締切10/31)
http://www.jamstec.go.jp/ifree/jp/11employments/081031ifree5.html
★この他の情報は,日本地球惑星科学連合Webページをご覧下さい
https://www.jpgu.org/info/jobs.html
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