メールニュース

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└■ 日本地球惑星科学連合メールニュース 4月号 No.307 2018/04/10
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《 目次 》
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┃1.巻頭言 会長 川幡穂高
┃2.2018年大会に関するお知らせ
┃ ・ プログラム確認のお願い
┃ ・ 参加登録のお願い
┃ ・ 発表のキャンセル等について
┃ ・ 保育ルームの設置と補助のお知らせ
┃ ・ 会合受付のお知らせ
┃ ・ VISA申請のための補助書類
┃ ・ ポスタープリントサービスのご紹介
┃ ・ 大会アルバイト募集開始
┃ ・ 宿泊情報
┃ ・ 今後の日程
┃ ・ 展示出展者紹介
┃ ・ 展示出展者募集
┃3.大会イベントのお知らせ
┃ ・ ランチタイムスペシャルレクチャー
┃ ・ 懇親会
┃ ・ インターナショナルミキサーランチョン
┃ ・ おしゃべり広(BAR)場
┃ ・ フィールドトリップ
┃ ・ GEOFUT18
┃ ・ セミナー
┃ ・ フォトコンテスト
┃4.連合フェローと三宅賞受賞者のお知らせ
┃5.委員会等から
┃ ・ グローバル戦略委員会
┃ ・ ダイバーシティ推進委員会
┃ ・ NPO法人地学オリンピック日本委員会
┃ ・ 国際地理オリンピック日本委員会
┃6.PEPSからのお知らせ
┃ ・ 新カテゴリ「Paper with full data attached」から初めての論文出版
┃ ・ 日本地震学会論文賞受賞
┃ ・ 新編集委員
┃ ・ PEPSの最新情報
┃7.新着情報
┃ ・イベント(学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)
┃ ・募集
┃ ・公募/求人
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└■ 1.巻頭言
          公益社団法人日本地球惑星科学連合 会長 川幡穂高

 4月は入学・進学のシーズンです.地球惑星科学関連学科等にも新しい学
生さんが入ってこられ,将来の活躍が期待されます.学部生の連合大会の参
加料は無料となっておりますので,ぜひお誘い下さればと思います.今月は
「University」「カレッジ」「アカデミー」「研究と教育の一本化」「大学
院」をキーワードとして,大学の変遷についてご紹介したいと思います.
 「大学」はUniversityの日本語訳ですが,最古の大学は,北イタリアのボ
ローニャで神聖ローマ帝国皇帝の特許状が下された1158年に始まりました.
次に古いパリ大学の場合,多少形態が異なるものの,教皇の勅書より1231年
に設立されました.これらの設立の時代背景として,ヨーロッパにおける10
世紀頃からの農業生産の上昇と余剰産物による広域的な経済交流の活発化や
都市の発達が挙げられます.それに伴い,様々な法的処理が必要となってき
ました.大学の語源は,スペルが似ているので universal(普遍性,宇宙に
関連するさま)などと関係していると思われている方がおられると思います
が,間違いです.ラテン語の「universitas」を起源とし, 利害を共有する
学生の「ギルド(組合)」が起源です.「カレッジ」も教師の組合を指す言
葉として出発しました. その後,「universitas」は「学生と教師の団体」
という意味に変化しました.
 法学者が私塾を開いて始まったボローニャの場合,各国から集まった学生
は,下宿代の値上げ反対なども含め,市民や市当局に対して自分達の権利を
守る必要がありました.中世の大学は建物を持たなかったので,授業は教会
や家などで行われ,市当局などに不満があると全員が別の都市に移動してし
まうこともあったそうです.「移動+思考の自由」を持った知識人が大学の
特徴となり,使用言語はラテン語で共通化されていました.急速に発展した
大学ですが,14世紀になると社会の衰退,教会の分裂,修道会の下請け機関
となる場合もあり, 17世紀には「universitas」は衰退し,このタイプの大
学は事実上の終焉を迎えました.
 16世紀にグーテンベルグによる印刷術が発明されました.この影響は多大
で,知識の創造の担い手は「学生」から「本の読者」に変化しました.さら
に,人文主義者や自然科学者による新しい知の創造に際し,従来の「大学」
とは異なる制度が要請され,新興の有力者の保護の下「アカデミー」が新し
い科学の担い手として登場しました.
 19世紀になると,現代につながる「大学」,言語学者で政治家でもあった
フンボルトが骨格を作ったベルリン大学が設立されました.この特徴は,そ
れまでの教育中心の大学の核心部に,ゼミナールや実験室といった「研究」
志向の仕掛けを導入したことです.講義と演習,論文指導といった基本構造
が19世紀にドイツで作られました.一方,新大陸のアメリカでは,裕福な家
庭の子弟を「紳士」に仕立てるハイスクール的な寄宿舎大学が,田舎に建設
され,定番的な授業が行われていました.ドイツと並ぶ水準に大学のレベル
を上げるべく,1876年に高度な研究型教育を旨とする「大学院」がジョンズ
・ホプキンス大学に作られました.ここでは,「紳士」でなく最先端の「研
究者」を育てることが本務となり,大学教授も「教師」から第一線の「研究
者」たることが要求されました.
 日本では1840年以降,緒方洪庵などによる洋学塾が開かれ.手当たり次第
に西洋の知識を吸収していく福沢諭吉などの熱心な若者が増えていました.
最初の官制の東京「大学」は,ヨーロッパの大学を手本として1877年に設立
されました.学部は4部体制(法医文理)で,1886年には工学部が,数年後
には農学部が創設されました.国の役に立つ教育訓練を重視した実学志向で
した.その後,「帝国大学」や「私立大学」が各地に建設されましたが,そ
の使命は「国民を強くする」ことにありました.
 今年(2018年)は,明治維新(1868年)より150年です.現在,大学では,
運営費,研究費,教育内容,実学重視,若手人材の就職など様々課題が山積
みとなっています.今後,JpGUでは,日本学術会議の提言を,「地球惑星科
学分野」の特徴に則して,より具体的に現状と将来の課題として深く捉えて
いきたいと考えております.今回のまとめには,吉見俊哉先生の「大学とは
何か」を参考にしましたが,とても充実した内容の本なので,皆さまにもお
勧めしたいと思います.

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└■2.2018年大会に関するお知らせ

(1) プログラム確認のお願い

発表者の方は必ずご自分の発表日時(時間,会場)を採択メールおよび大会
プログラムにてご確認ください.
https://confit.atlas.jp/guide/event/jpgu2018/top

※スマートフォン用アプリはPDFの公開(5月11日予定)以降のリリースとな
ります.

(2) 参加登録のお願い

大会への参加には参加登録が必要となります.5月8日(火)までは早期割引料
金が適用されますので,ぜひご活用ください.
★投稿料は参加登録料とは異なります.投稿だけでは大会に参加することが
できませんのでご注意ください.

※早期参加締切:2018年5月8日(火) 23:59

参加費についてはこちら↓↓
https://www.jpgu.org/meeting_2018/information.php#fee

★パブリック(一般公開)セッションのみの参加は無料です.
★大学学部生以下及びシニア正会員(70歳以上)の方はすべてのセッションに
参加無料です.

(3) 発表のキャンセル等について

発表予定の方で,やむをえず大会への参加が難しくなってしまった場合には
コンビーナへのコンタクトフォームから状況をお知らせください.

コンタクトフォームは 4月20日オープンの予定のため,今しばらくお待ちく
ださい.事務局へメール等でご連絡いただいても受理できませんのでご了承
ください.コンタクトフォームの詳細は,オープンの際に大会NEWSとしてメ
ールでお知らせします.

(4) 保育ルームの設置と補助のお知らせ

大会期間中,保育ルームの設置と利用者向け補助をしております.お申込み
方法,お申込み期間等詳細は下記ウェブページをご確認ください.

【保育室利用についての詳細】
https://www.jpgu.org/meeting_2018/childcare.html

(5) 会合受付のお知らせ

連合大会会場では空いている会場を,「会合」として小集会や夜間集会にご
利用いただけます.

詳細・お申込みはこちら
https://www.jpgu.org/meeting_2018/meetings.html

数に限りがありますので先着順に受付し,定数になり次第締め切らせていた
だきます.

(6) VISA申請のための補助書類

日本来日に伴うVISA申請書類の発行を行っています.詳しくは大会ホームペ
ージをご確認ください.
https://www.jpgu.org/meeting_e2018/for_international.php

申請手続きの申込締切は4月24日(火)23:59です.

※中国からのメールが受け取り難いことがあります.申請をした方でまだお
手元にInvitation LetterおよびAcceptance Letterが届いていらっしゃらな
い場合は,参加登録および決済をお済ませの上,再度下記お問合せフォーム
からご連絡ください.
https://business.form-mailer.jp/fms/b581b9ba73995

(7) ポスタープリントサービスのご紹介

事前にデータをご登録いただくことで,大会会場で印刷したポスターを受け
取れる,ポスタープリントサービスをご用意しています.詳細は下記URL で
ご確認ください.
https://www.jpgu.org/meeting_2018/print_service.php

(8) 大会アルバイト募集開始

大会中に運営をお手伝いいただく学生アルバイトの募集を4月13日17:00より
開始します.皆様のご協力をお願いいたします.詳細および申し込み方法は
下記URLをご覧ください.
https://www.jpgu.org/meeting_2018/parttime.html

(9) 宿泊情報

大会ホームページにて宿泊情報及び予約サイトをご紹介しています.
https://www.jpgu.org/meeting_2018/access.php#housing
日本旅行社予約サイト
https://v3.apollon.nta.co.jp/jpgu2018/
※料金については,ご自身でウェブから手配された方が安い場合もあります.

(10) 今後の日程

5/8(火) 23:59 早期参加登録締切
5/11(金)    予稿(PDF)公開
5/20(日)-24(木) 日本地球惑星科学連合2018年大会

★学協会長会議 5/22(火) ランチタイム
★社員総会   5/22(火) PM2 コンベンションホールB
★表彰式    5/22(火) PM3終了後
★懇親会    5/22(火) 表彰式終了後

(11) 展示出展者紹介

下記ホームページにて,多彩な出展者による充実したブースをご紹介中です.
是非,展示会場におこしいただき,多彩な情報をご覧ください.

<2018年大会 展示出展者紹介ページ>
https://www.jpgu.org/meeting_2018/exhibition.htm

また,国際展示場に設置したミニステージでは,出展者の皆様によるショー
トセミナーが開催されます.新プロジェクト,新商品の紹介,学生の皆様へ
の情報など盛りだくさんです.最新の情報に触れてください.
<ショートセミナー>
https://www.jpgu.org/meeting_2018/exhibition_ministage.htm

(12) 展示出展者募集

2018年大会では,ひきつづき展示出展者を募集しております.地球惑星科学
関連分野において日本最大の規模をもつ連合大会では,年々各種ブースの出
展数が増えており,出展者からも参加者からもご好評をいただいています.
すでに多数のお申込みをいただき,残りブース数も限られてきましたのでお
申込みはぜひお早めにお願いいたします.

詳細・申込方法は下記大会公式ホームページをご確認ください.
<2018年大会 展示企画ホームページ>
https://www.jpgu.org/meeting_2018/exhibitors.htm
<展示マップとお申込み状況>
https://www.jpgu.org/meeting_2018/exhibition_floor.htm

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└■ 3.大会イベントのお知らせ

大会で行われるイベントの情報は,ホームページにて随時情報更新をいたし
ます.
https://www.jpgu.org/meeting_2018/event.php

(1)ランチタイムスペシャルレクチャー

ワールドクラスの研究者が研究分野を越えて学生・若手研究者におくる地球
惑星科学の特別講義シリーズ『スペシャルレクチャー』を連合大会期間中の
昼休み(12:30~13:40)に開催します.今年は西田賞受賞者スペシャルです.
お楽しみに!

日時:2018年5月20日(日)~24日(木) 12:30~13:40
場所:国際会議場1F 103

講演予定者(第2回西田賞受賞者)はこちら
https://www.jpgu.org/awards/nishidaprize.html
講演日は決まり次第お知らせいたします.

(2) 懇親会

日時:2018年5月22日(火) 受付18:45,開始19:00
場所:幕張ホール A05~A07
オンライン申込:2018年5月19日 17:00締切(事前割引価格)
参加費:
・事前:一般4500円(税込)/ 学生1980円(税込)
-> 会員ログイン画面からお申込みください
https://www.member-jpgu.org/jpgu/ja/
・現地:一般5000円(税込)/ 学生2500円(税込)
-> 大会会場にて現金でお支払いください

(3) インターナショナルミキサーランチョン

これまで日本地球惑星科学連合の国際化推進の一環として実施してきました
International Mixer Luncheonを,今年も開催いたします.国内外の学生・
若手研究者の交流の場として,また第一線で活躍する研究者との懇談の場と
してご活用ください.国内外からの学生・若手研究者のご参加をお待ちして
います.

日時:2018年5月21日(月) 12:30~13:30
会場:東京ベイ幕張ホール A06
定員:100名
対象:学生及び若手研究者
申込方法:オンライン申込 (4月中旬の予定)
締切:定員に達し次第

(4) おしゃべり広(BAR)場

おしゃべり広(BAR)場は, 学生および35歳以下の若手研究者が研究や将来
について等,普段思っていることを5分間の‘おしゃべり’にまとめ,観客
と交流をする場です.‘おしゃべり’の参加者にはオリジナル記念Tシャツ
をプレゼント!

開催日:2018年5月21日(月),23日(水)
時間:17:15~17:45
場所:ミニステージ(国際展示場ホール7内)
申込方法:申込フォームより(近日中に公開)

お問合せ等は,bar@jpgu.orgまでご連絡ください.

(5) フィールドトリップ

大会翌日の5月25日(金)に, 開催地千葉県にてフィールドトリップを開催い
たします.ただいま参加者募集中です.募集締切りは5月8日(火)です.定員
(各30名)に達し次第お申込みを締め切らせていただきます.ご興味をお持
ちの方は,お早目にお申込みください.

海コース:南極観測船SHIRASEと千葉工大惑星探査研究センター見学ツアー
山コース:「チバニアン」見学ツアー
     ―日本初のGSSP候補地「千葉セクション」とその周辺地層―

詳細及びお申込みはこちら
https://www.jpgu.org/meeting_2018/event.php#fieldtrip

(6) GEOFUT18

5月20日(日)の夜にフットサル大会を開催します. すでに参加希望は定員と
なり締切ましたが,観戦希望は引き続き歓迎です.ご興味をお持ちの方は,
当日直接現地までお越しください.

日時:2018年5月20日(日)19:00~22:00
会場:ZOZOPARK(当日幕張メッセから現地まで誘導もあります)

参加チームはこちら
https://www.jpgu.org/meeting_2018/downloads/geofut18.pdf

(7) セミナー

大会期間中,大会参加者のみ聴講可能なセミナーを開催いたします.大会参
加者の方は無料で参加できます.ぜひご参加ください!

●『より良い査読者になるには?ピアレビューの有効性を高める洞察力』
開催日時:2018年5月21(月) 12:30~13:30
協力:株式会社フォルテ

●『論文投稿ワークショップ (タイトル未定)』
開催日時:2018年5月22日(火) 12:30~13:30
協力:ワイリー・ジャパン株式会社

●『Convince readers by appropriately qualifying assertions:
an essential skill for successful research writing』
開催日時:2018年5月23日(水) 12:30~13:30
協力:株式会社ELSS

各セミナーの詳細はこちら
https://www.jpgu.org/meeting_2018/seminar.html

(8) フォトコンテスト

昨年のAGUとのジョイント大会よりスタートしたフォトコンテストを今年
も開催します.引き続き,参加者の皆様が撮影された地球惑星科学に関する
写真の募集を行います.優秀作品は2019年大会のポスターへの採用などの副
賞も用意されています.入賞作品は,皆様の投票により選出します.作品の
募集は4月下旬を予定しています.ぜひご参加ください.

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└■ 4.連合フェローと三宅賞受賞者のお知らせ

本年度の連合フェローおよび三宅賞受賞者が決定いたしました.詳細は連合
HPをご覧下さい.贈賞式・授賞式は大会期間中5月22日に連合大会会場にて
行います.皆様の参加をお待ちしております.

・2018年度日本地球惑星科学連合フェロー(50音順,敬称略)

赤荻 正樹, Sushil K. Atreya, 柏谷 健二, 佐藤 春夫, 鈴木 隆介,
瀬野 徹三, 高橋 栄一, 永原 裕子, 平澤 威男, 福西 浩, 光易 恒, 宮崎 毅

https://www.jpgu.org/awards/jpgufellow.html
https://www.jpgu.org/en/awards/jpgufellow.html

・2018年度日本地球惑星科学連合学術賞(三宅賞)受賞者

大谷栄治氏

https://www.jpgu.org/awards/miyakeprize.html
https://www.jpgu.org/en/awards/miyakeprize.html

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└■ 5.委員会等から

(1) グローバル戦略委員会

現在開催中のEGU General Assembly 2018(4月8日~13日)にて,JpGUは
Hall X2 Brown Level-2 (basement) の#X209ブースにて出展をしています.
ご参加の方は,ぜひお立ち寄りください.

(2) ダイバーシティ推進委員会

ハラスメントアンケート回答のお願い

JpGUでは会員のハラスメントに関する現状を把握するとともに防止活動に活
かすためアンケートを実施することにいたしました.ご自身に経験がない方
でもご回答いただける設問になっています.以下にアクセスしご回答をお願
いいたします.回答に要する時間は5-10分程度です.

https://goo.gl/forms/ftmSTZFGiMLRR32P2

(3) NPO法人地学オリンピック日本委員会

3月11~13日に, 茨城県つくば市にて日本地学オリンピック本選を開催しま
した.中学2年~高校2年の生徒59名とチャレンジ参加の中学1年・2年の生徒
3名が参加し,金賞10名,銀賞10名,銅賞10名を決定しました.その他,茨
城県知事賞(1位),つくば市長賞(2位),つくば科学万博記念財団理事
長賞(中学1位),産業技術総合研究所地質調査総合センター特別賞(鑑定
1位),日本地球惑星科学連合賞(女性1位)の受賞があり,JpGU理事会か
らは中村副会長が出席しました.

3月13~14日に, つくば市にて国際地学オリンピック・タイ大会代表選手選
考がおこなわれ,本選の金賞10名から代表4名,ゲスト生徒1名を選出しま
した.通信研修や合宿研修のうえ,8月8~17日のタイ国カンチャナブリでの
国際大会に参加します.(詳細は,http://jeso.jp/)

(4) 国際地理オリンピック日本委員会

第15回国際地理オリンピック(ケベック)日本代表選手決定

第12回科学地理オリンピック日本選手権の第3次選抜試験(フィールドワー
クテスト)が2018年3月11日に神戸市中央区で実施されました. その結果,
国際地理オリンピック日本委員会は,第1次試験から第3次試験までの結果
を総合的に判断して,次の4名を日本代表候補として選考し, 2018年7月31
日~8月6日,ケベック(カナダ)で行われる世界大会に日本代表選手として
派遣することを決定しました.

佐藤 光駿 君 (早稲田高等学校2年)
中尾 俊介 君 (洛星高等学校1年)
長岡 祐生 君 (ラサール高等学校2年)
武藤 彰宏 君 (都立日比谷高等学校2年)

代表の4名は, 3月21日に公益社団法人日本地理学会総会(於:東京学芸大
学)の場で表彰され,世界大会に向けての抱負を語りました.今後は2回に
わたる国内での研修を経て本選に臨むことになります.

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└■ 6.PEPSからのお知らせ

(1) 新カテゴリ「Paper with full data attached」から初めての論文出版

PEPSに新たに追加されたカテゴリ「Paper with full data attached」から,
初めての論文が出版されました.

High-resolution and high-precision correlation of dark and light layers
in the Quaternary hemipelagic sediments of the Japan Sea recovered
during IODP Expedition 346 Tada et al.
https://doi.org/10.1186/s40645-018-0167-8

(2) 日本地震学会論文賞受賞

PEPSに掲載された以下の論文が,2017年度日本地震学会論文賞を受賞しまし
た.著者の皆さま,おめでとうございます.

Research [Solid earth sciences]
Determination of temporal changes in seismic velocity caused by
volcanic activity in and around Hakone volcano, central Japan, using
ambient seismic noise records
Yohei Yukutake, Tomotake Ueno and Kazuki Miyaoka
https://doi.org/10.1186/s40645-016-0106-5

日本語Abstract:
雑微動を用いた箱根火山活動に伴う地震波速度構造の時間変化の検出
http://progearthplanetsci.org/highlights_j/097.html

(3) 新編集委員

新たに下記3名の方々を編集委員として迎え,編集体制を強化しました.

Till J. J. Hanebuth, Coastal Carolina University, USA
Akira Oka, The University of Tokyo, Japan
Yoshiki Saito, Shimane University, Japan

PEPSの編集委員会の詳細はこちらでご覧いただけます.
http://progearthplanetsci.org/test/editorial_j.html

(4) PEPSの最新情報

新規出版論文のご紹介など,PEPSの最新情報は,下記にて画像付きでご覧い
ただけます.
http://peps-jpgu.bmeurl.co/7B5FFDA

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└■ 7.新着情報

(1) イベント (学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)

女性研究者と共に創る未来
日時:2018年4月14日(土) 13:00-17:00
場所:一橋講堂
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構
内容:女性研究者の活躍を推進することで,未来がどのように拓けていくの
か,議論を深めるためのシンポジウムを開催します.また,昨年12月に実施
したアンケート「研究開発プロジェクトのダイバーシティを進めるために」
の結果を共有し,JSTとして実施可能な施策やアカデミア全体として取り組
むべき問題について,今後の具体的な取り組みを検討します.
http://www.jst.go.jp/diversity/activity/seminar/seminar04.html

第9回公開天文台
日時:2018年4月14日(土) 11:00-15:00
場所:茨城大学 理学部・宇宙科学教育研究センター 国立天文台
主催:茨城大学
内容:日立市と高萩市に跨ってある32mパラボラアンテナ2基は,衛星通信
アンテナから電波望遠鏡へのアップグレードがなされ,日本・東アジアVLBI
の主要施設として,国際的にも優れた天文学研究の成果を挙げています.子
どもたちを含め,多くの地域のみなさんに宇宙の科学に親しんでいただきた
いと考えております.
講演会「電波望遠鏡で探る巨大ブラックホール」泰和弘氏(13:30~15:00)
http://www.asec.ibaraki.ac.jp/assets/files/H30-open.pdf

平成29年度 地球シミュレータ利用報告会
日時:2018年4月19日(木) 10:00-17:10
場所:一橋講堂 中会議場
主催:国立研究開発法人海洋研究開発機構
内容:地球シミュレータを用いた研究活動や,シミュレーション科学,計算
科学の重要性について理解を深めていただくとともに,シミュレーションに
より新たな価値を生み出すイノベーションの創造に向けた情報交換の場とし
ていただけます.また,平成29年度に地球シミュレータを利用した全課題の
ポスターが勢揃いするポスター展示も行います.講演とポスター展示にて,
多岐にわたる地球シミュレータの利用成果,社会に役立つ興味深い成果をご
紹介いたします.
http://www.jamstec.go.jp/es/jp/event/h29houkoku/

横浜研究所休日開館 219回公開セミナー 海底観測から「新種の地震」の謎に迫る
日時:2018年4月21日(土) 13:30-15:00
場所:国立研究開発法人海洋研究開発機構 横浜研究所
主催:国立研究開発法人海洋研究開発機構
内容:南海トラフで近い将来に起きると危惧されるプレート境界の巨大地震
について,ちゃんと理解し備えるために,紀伊半島から四国沖の南海トラフ
に沿って,海底観測網を作り,地震やプレートの動きを捉える研究を行って
います.海底観測網による最新のデータから分かってきた,「新種の地震」
の謎を解き明かす研究の最前線,そして将来への期待について紹介いたしま
す.
http://www.jamstec.go.jp/j/pr/esm_sat_open/

理学部キャンパスツアーぶらりがく「地球生命環境史」
日時:2018年4月21日(土) 13:00-14:15
場所:東北大学理学研究科合同C棟2階多目的室
主催:東北大学理学部
内容:約40億年前に地球に生命が誕生してから今日の私たちに至るまで,そ
の進化は決して単調なものではありませんでした.生物を大進化させたり,
大絶滅させたりした地球環境変化とはなんだったのか?私たちは,この疑問
に答えるための研究を,日々行っています.今回はその一端を皆さんに分か
りやすくご紹介します.事前申込制.
http://www.sci.tohoku.ac.jp/campustour/

平成30年度JAXA調布航空宇宙センター 一般公開
日時:2018年4月21日(土) 10:00-16:00
場所:JAXA調布航空宇宙センター
主催:宇宙航空研究開発機構
内容:おもしろ体験コーナー,トークショー,ホシモを探そう!
4研究所合同スタンプラリー,試験設備や装置の一般公開など.
http://www.aero.jaxa.jp/publication/event/event180422.html

研究報告会 JAMSTEC2018
日時:2018年4月26日(木) 13:30-17:30
場所:虎ノ門ヒルズフォーラム5階メインホール
主催:国立研究開発法人海洋研究開発機構
内容:第1部では,地下深部での「常識外れな微生物群」の発見,水中可視
光無線通信の研究開発,海流予測情報の発信,国際プロジェクト「海大陸研
究強化年」(YMC)集中観測と全球雲解像数値シミュレーション,人工知能を
活用した掘削状態把握および異常検知に向けての研究開発等,平成29年度の
研究活動等についてご報告いたします.第2部では,「地球をはかる」と題
し,研究開発の根源である「計測」について議論します.研究者・技術者が
日々行っている様々な「測る」技術,ミクロからマクロまで様々な計測・観
測によって引き起こされるブレイクスルーをご紹介し,意見交換・議論を行
います.隣接会場にてポスターセッションも実施します.事前登録制.
http://www.jamstec.go.jp/j/pr/event/jamstec2018/

地球観測センター春の一般公開
日時:2018年5月12日(土) 10:00-16:00
場所:宇宙航空研究開発機構 地球観測センター
主催:宇宙航空研究開発機構
内容:宇宙から見た地球の画像の展示,講演会,CDコマ作りなど,楽しい
内容をご用意しています.お弁当をもって,ハイキング気分でお気軽にお立
ち寄りください.クイズ&スタンプラリー,鳩山町物産展・宇宙グッズ販売
など
http://www.eorc.jaxa.jp/event/2018/koukai/ev180323.html

日本地質学会創立125周年記念式典
日時:2018年5月18日(金) 10:30-18:30
場所:北とぴあ つつじホール(東京都北区王子)
主催:一般社団法人日本地質学会
内容:地質学のルーツを辿りながら,未来に向かって地質学が社会にどのよ
うに関わり,そして発展していくのかを考えたいと思います.記念講演「地
質学はどこで生まれ,どこへ行くのか」矢島道子氏.記念式典(学会のあゆ
み,表彰式等).祝賀会(祝賀会のみ事前予約,会費制).
http://www.geosociety.jp/125th/content0007.html

(2) 募集

独立行政法人日本学術振興会 第15回(平成30年度)日本学術振興会賞
(締切2018/4/11必着)
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/index.html

国立研究開発法人海洋研究開発機構 平成30年度 地球シミュレータ特別推進課題
(成果創出加速第1期) (締切2018/4/17 17時必着)
http://www.jamstec.go.jp/es/jp/project/h30jamstec_sp1.html

公益財団法人国土地理協会 2018年度学術研究助成 (締切2018/4/20必着)
http://www.kokudo.or.jp/grant/index.html

国立研究開発法人海洋研究開発機構
平成30年度 地球シミュレータ特別推進課題(イノベーション推進) (随時受付)
http://www.jamstec.go.jp/es/jp/project/h30inv.html

独立行政法人日本学術振興会 第9回(平成30年度)日本学術振興会 育志賞
(締切2018/6/8 17時)
https://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/index.html

(3) 公募/求人

産業技術総合研究所 地質調査総合センター 研究職(修士卒採用) (締切2018/4/13)
http://www.aist.go.jp/aist_j/humanres/02kenkyu/master.html

東京工業大学 地球生命研究所 (ELSI) Research Scientist (締切2018/4/14)
http://www.elsi.jp/en/about/recruitment/public-offering-positions/2018/01/20180131_recruit.html

神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術研究員 (締切2018/04/23)
http://www.kobe-u.ac.jp/documents/info/public-info/employment/20180307-h2.pdf

島根大学研究・学術情報機構エスチュアリー研究センター 助教 (締切2018/4/27)
https://www.shimane-u.ac.jp/introduction/recruit/recruit_prof/recruit_esrec02.html

国立研究開発法人海洋研究開発機構 研究員 もしくは 技術研究員 (締切2018/5/1)
http://www.jamstec.go.jp/recruit/details/dcop20180501.html

国立研究開発法人海洋研究開発機構 国際ポストドクトラル研究員 4~5名 (締切2018/5/28)
http://www.jamstec.go.jp/recruit/details/jinji20180528.html

東京大学地震研究所 巨大地震津波災害予測研究センター 計算地震科学分野・教授 (締切2018/5/30)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2018/03/4c6d12efd5f12e1633bd6f98150ba12d-3.pdf

東京大学地震研究所 特任研究員 (締切2018/5/31)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2018/02/e41cf4899a6fbd6e7f45471e4816f899-1.pdf

神戸大学 准教授 (締切2018/5/31)
http://www.planet.sci.kobe-u.ac.jp/kobo.html

静岡大学理学部地球科学科 教授 (締切2018/6/1)
http://www.sci.shizuoka.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2018/03/kobo_201803.pdf

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