メールニュース

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└■ 日本地球惑星科学連合メールニュース 6月号 No.393 2024/06/14
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≪ 目次 ≫
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┃1.巻頭言 会長 サイモン ウォリス
┃2.会長退任にあたって 前会長 高橋幸弘
┃3.2024年大会報告
┃ ・大会開催速報
┃ ・大会終了後アンケートご協力のお願い
┃ ・大会終了後のお知らせ
┃ ・クイズラリーにご参加いただいた方へ
┃ ・証明書発行について
┃ ・忘れ物について
┃ ・ユニオンセッションからのお知らせとお願い
┃4.委員会等から
┃ ・教育検討委員会
┃ ・ダイバーシティー推進委員会
┃5.PEPSからのお知らせ
┃ ・2024年度PEPS Award発表
┃ ・PEPSの最新出版論文
┃6.日本学術会議から
┃7.新着情報
┃ ・イベント(学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)
┃ ・募集
┃ ・公募/求人
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└■ 1.巻頭言

公益社団法人日本地球惑星科学連合 第10期会長 サイモン ウォリス

日本地球惑星科学連合(JpGU)の新会長に選出されましたウォリス サイモンです.どうぞよろしくお願いいたします.JpGUは国際的に活動を行い,日本における地球惑星科学のコミュニティーを代表しております.この組織のトップに選出されたことを,大変光栄に思いますと同時に責任も大きいと感じております.
高橋前会長やJpGU活動をサポートをする皆様のおかげをもちまして,JpGUの活動が大変盛んなうちに後を引き継ぐことになりました.世界中からアクセス可能な,完全なハイブリッド大会の開催形式が定着したことは,この数年間の大きな成果だと考えています.大会の参加者数がコロナ禍前の水準近くまで回復していることに加え,新しい活動も複数導入してきました.例えば,日本各地へのフィールドトリップなどのイベントも開催しています.また,JpGUは組織としても発展を続けています.これまでの会長は理事会の合議によって決定していましたが,今年は初めて候補者が所信表明を行い,理事による投票を実施しました.
JpGUは数多くの活動に携わっていますが,JpGUの特長を生かして貢献できるものとして「横断型研究推進」と「国際交流推進」が挙げられます.人類が直面している地球温暖化による環境問題やその対策として重要視される低炭素社会の実現に向けて,地球惑星科学者の専門知識,また,複数の分野の協力が必要不可欠です.JpGUは地球惑星科学の全ての研究分野をカバーする国内唯一の組織として,このような横断型研究を推進できる優れた場と考えています.
JpGUは長年に渡り築き上げた海外組織との関係を生かして国際的な交流に力を入れてきました.しかしながら国際交流に関する限り―これは日本国内全体に言えることですが―コロナ禍の前の状態まで回復していません.私は所信表明の中で,国際的なつながりの重要性を強調しました.特にearly career研究者にとっては,世界中の同分野の研究者と交流することは貴重な経験です.それによりネットワークが広がり,研究成果発信に大きく貢献できます.
JpGUの国際交流の一環として,2026年5月に地球惑星科学学会として最大であるAmerican Geophysical Unionとの共催大会を開催する運びとなりました.是非とも会員の皆様と力を合わせて,知的な刺激の多い,楽しいイベントとしたいと考えております.2024年の大会は盛況のうちに終了したところですが,助走をつけて2025年をどのように盛り上げるかすぐ取り掛かりたいと思います.みなさんから積極的なご意見やご協力をいただけますようお願いいたします.

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└■ 2.会長退任にあたって

       公益社団法人日本地球惑星科学連合 前・第9期会長 高橋幸弘

最初の巻頭言を書かせていただいてから,早くも2年が経ちました.5月30日を持ちまして会長の規定の任期を全うし,退任いたしました.これまで支えてくださった,理事,委員会,会員のみなさま,そして事務局にこの場を借りて深く,お礼申しげます.私にとってかけがえのない時間をいただいたことに感謝しています.この間,約90回の会長・副会長会議,約40回の業務執行理事会,10回余りの理事会の座長をやらせていただき,大会や雑誌の継続発展に加え,当初掲げた優先目標,すなわち,事務局の拡充・発展,ダイバーシティ及びジオエシックスの推進,財政の安定化,開発途上国を含めた国際的な協力関係の構築に取り組み,また新たに発生した諸課題に対応してまいりました.具体的には,事務局の人員増・待遇見直し,ダイバーシティ関連活動の支援とその国際的アピール,企業からの財務サポートの仕組みの構築,開発途上国の学会とのパートナーシップ協定の締結などを,担当副会長・理事・委員会幹部の皆さんと共に推進しました.どの活動もある程度の種まきまではできたような気がしていますが,芽吹きやその後の成長はまだまだこれからです.今後は,Wallis新会長のリーダーシップを支えながら,成長を見守り,役に立てる場面があれば理事の一人として貢献していきたいと思います.
私が修士学生のときにJpGUの前身である合同大会が始まり,それから34年が経ちました.その頃日本はバブル経済の絶頂にあり,地球惑星科学分野もAGUのような連携=合同大会が始まることに大きな希望を感じました.しかしその後2000年前後をピークに,経済も学術も,多少の起伏はあるものの目減りを続けて今に至ります.その中にあって,JpGUは緩やかながら発展を続けてこられたこと自体は嬉しいのですが,しかし参画する学会の多くは会員減が進み将来が見通しにくい状況になっています.これまでの30年とこれからの30年は全く異なるものになり,JpGUにとっても平坦ではなく,激動の世界情勢の中でより難しい時代に突入していくのではないかと想像します.いまの私たちは5年先のことさえゆっくり考えられず,目先の予算と課題のことで毎日追われていますが,少なくとも今の大学院生が私たちの年代になる頃に世界と学術がどうなっているのか,想像を働かせて大きな絵を描くことが大事だと思います.多くの開発途上国・新興国が先進国の経済規模に達し,AIが言語の壁を壊し,学問分野の形や関係,学会や論文のあり方も大きく変わるでしょう.学会は「入れ物」でありフレームですが,大切なのは組織としての存続ではなく,個々の研究者が生き生きと学術活動を行い,広い意味でのコミュニティが活性化することだと思います.その中で,JpGUという道具をどう活かしていくのか,これからも考え続けていきたいと思います.

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└■ 3.2024年大会報告

(1) 大会開催速報

大会にご参加いただきました皆様,誠にありがとうございました.
以下に,大会概要等を簡単に報告いたします.

会期:2024年5月26日(日)~31日(金) ※緊急パブリックセッションを5/25(土)に実施
大会形式:ハイブリッド(現地+オンライン)
現地会場:幕張メッセ国際会議場,国際展示場ホール6
大会委員長:多々納 裕一(京都大学)/ 日本自然災害学会 会長
プログラム委員長:齋藤 仁(名古屋大学 環境学研究科)
主催:日本地球惑星科学連合(JpGU)
後援:30団体
協賛団体:
公益社団法人日本天文学会,公益社団法人土木学会,公益社団法人日本地震工学会,公益社団法人地盤工学会,公益社団法人砂防学会,日本高圧力学会,一般社団法人日本サンゴ礁学会
賛助会員:
地方都市コンベンション関連団体事務局,株式会社フォルテ,阿蘇ジオパーク推進協議会,クリムゾン・インタラクティブ,株式会社ワールドクリエーション,日本ジオパークネットワーク,American Journal Experts,カクタス・コミュニケーションズ株式会社,ちば国際コンベンションビューロー,株式会社Reseablic,テックオーシャン,株式会社エダンズ

■セッション関係
開催セッション数 227 (2023年228,2022年224,2021年220,2020年275)
U: ユニオンセッション 15 (E: 8,J: 7)
O: パブリック      9 (E: 0,J: 9)
P: 宇宙惑星科学    21 (E:14,J: 7)
A: 大気水圏科学    46 (E:24,J:22)
H: 地球人間圏科学   26 (E: 5,J:21)
S: 固体地球科学    54 (E:14,J:40)
B: 地球生命科学     7 (E: 4,J: 3)
G: 教育アウトリーチ   4 (E: 0,J: 4)
M: 学際・広領域    45 (E:14,J:31)

発表件数:4665件 (2023年4395件,2022年3808件,2021年3679件,2020年5419件)
口頭発表  2169件 (2023年2060件,2022年2083件,2021年2009件,2020年2742件)
ポスター発表 2496件 (2023年2335件,2022年1725件,2021年1670件,2020年2677件)
※ポスターは高校生セッションの107件を含む

■参加者数

[参加登録者数:8372名]

内訳:一般 3779,小中高教員 59,大学院生 1719,
   シニア 121,学部生以下 1202,
   パブリックセッション(高校生セッション関係者を含む) 976,
   プレス 110,ゲスト・出展者・スタッフ 406

※うち,現地来場者数:7095名
内訳:一般 3346,小中高教員 45,大学院生 1612,
   シニア 87,学部生以下 775,
   パブリックセッション(高校生セッション関係者を含む)794,
   プレス 70,ゲスト・出展者 ・スタッフ 366

(2) 大会終了後アンケートご協力のお願い

次年度以降の大会をよりよいものにするために,ご意見をお聞かせください.
大会に参加されなかった方からのご意見も頂戴したく存じます.
6月17日(月)23時59分(JST)までにお願いいたします.

【アンケート】
https://forms.gle/4Yo89HH6tAH6mCFd8

(3) 大会終了後のお知らせ

■大会参加サイト(Confit)について

大会終了後から2025年3月31日までの期間はConfitにログインし,Confit内に掲示した発表資料(予稿,e-poster, 追加資料)を閲覧出来ます.Confitの各機能(コメント,プライベートメッセージ,追加資料修正・追加など)も有効です.オンデマンド動画は,9月1日まで視聴が可能です.

なお,2025年4月1日にConfitのセキュリティが解除されて以降は,Confit内の発表資料は予稿を除いて削除されます.

■ オンデマンド配信

期間限定で,大会参加サイト(Confit)内で下記セッションのオンデマンド配信を行います.オンデマンド配信は準備が整ったセッションから順次公開いたします.詳細はConfit内の「オンデマンド配信」ページをご確認ください.

【配信中のコンテンツ】
★ランチタイムスペシャルレクチャー
★三宅賞レクチャー
★表彰式
★ユニオンセッション:
 ・U-01 [E] Geosciences helping to work towards a carbon neutral society
 ・U-08 [E] 知の創造の価値とは何か:社会と科学・協働と業績評価

(4) クイズラリーにご参加いただいた方へ

多数のご応募ありがとうございました.採点と抽選の後,当選された方には後日景品が届きますのでお楽しみにお待ちください!

(5) 証明書発行について

お申し出いただいた方に参加証明書と発表証明書をご用意できます.
証明書をご希望の方は,下記ウェブサイトをご確認の上,専用フォームよりお申込みください.
https://www.jpgu.org/meeting_j2024/for_researcher.php#about_certificates

申請締切日:8月31日(土)

(6) 忘れ物について

会期中の落し物・忘れ物を事務局にてお預かりしています.お心当たりのある方は,品名や色,メーカー等の特徴,紛失日時,紛失場所(会場,展示場ホール)等,詳しい情報を日本地球惑星科学連合事務局(office@jpgu.org)までご連絡ください.確認がとれましたら着払いにてお送りいたします.
なお,7月31日(水)の時点でご連絡のなかったものについては,処分させていただきますのでご了承ください.

(7) ユニオンセッションからのお知らせとお願い

JpGU2024 U-08 コンビーナよりセッション開催報告とアンケート協力についてのお願い

ユニオンセッションU-08『知の創造の価値とは何か:社会と科学・協働と業績評価』(コンビーナ:島村道代・大西有子・末広潔・Mark Mocettini Shimamoto)では,5月29日(水)に口頭及びポスターセッションを予定通り開催致しました.御参加くださった皆様に御礼申し上げます.

なお当セッションではConfit上で口頭セッションの録画動画公開を行っております.
見逃された方・関心をお持ちで御都合が付かなかった方等,是非ご覧下さい.

なお動画公開に伴い,当セッションで実施致しました「知の創造」に関するアンケートの〆切を以下の通り延長致しました.こちらも合わせて宜しくお願い致します.

背景・目的・回答方法は以下のとおりです.ぜひご協力ください.
(回答時間:10-15分程度)

背景:研究には「社会の負託に応える研究」から「人類の知的好奇心に応える研究」まで幅広い研究が存在するが,近年,「社会の負託に応える研究」への期待が高まっている.
JpGU2022大会U-04セッションのアンケートで本コミュニティーのメンバーは,科学と社会を繋ぐことが必要であり,その主体は研究者であるが,実行するための時間・資金不足と科学業績上の評価の欠如を課題と捉えていることが分かった.
このためJpGU2023大会 U-07セッションでは『「科学と社会」を繋ぐ際に重要となるステークホルダーとの体制構築,リソース不足・科学業績評価の欠如』について議論し,アンケート調査を実施した.その結果,①サイエンスコミュニケーターや大学・研究機関,小中高校が主要なステークホルダーであり,②「科学と社会を繋ぐ」活動に限定した経費支援や支援組織の設置,③活動評価の明確化(指標化・定量化)が課題を解消すると考えていることが分かった.
本アンケートでは,これまでの議論やアンケート調査結果をもとに,研究のタイプ別に「科学と社会を繋ぐ」ための効果的な連携のあり方と,社会的連携を推進するための業績評価に関する具体案について調べることを目的としています.

また本アンケートの結果は,後日御協力いただいた皆様と情報共有することを検討しています.是非,ご協力ください.

回答〆切延長: 2023年8月2日(金)

U08日本語アンケート:
https://forms.office.com/r/iuVeDprEKm
U08 questionnaire in English:
https://forms.office.com/r/jHcCrzm0PE

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└■ 4.委員会等から

(1) 教育検討委員会

教育検討委員会は,2019年度から全国の受講対象教員が大幅に増加することに対応して,教員免許状更新講習(教科指導に関する内容等とする選択領域,1講習6時間)を開設してきましたが,教員免許更新制は2022年7月1日付けで廃止となりました.教育検討委員会としては,それまでの更新講習が現場教員への地球惑星科学に関する最新の研究成果の紹介などを通して,地球惑星科学の普及に大きな役割を果たしてきたことに鑑み,2023年度に,これまでと同様のレベルの講習を「小中高教員のための地球惑星科学教育研修」として5件の研修講習を実施し,受講者から高い評価を得ました.この結果を受け,2024年度も「小中高教員のための地球惑星科学教育研修」を実施します.
対面式は,主に東京地区に在住する教員が対象ですが,全国各地で開催することも可能です.また,オンライン開催も可能です.地学教育の普及促進活動の一環として,多くの会員の皆様にご参加いただきたく,宜しくお願い申し上げます.
なお,申込先着順に逐次,確認・調整をおこないますが,事務処理の制約から,希望者が多い場合には,予告なしに募集を停止しますことを予め,ご了承ください.本研修の講師を希望される会員は,以下のウェブサイトの解説資料をご覧の上,お申し込みください.

2024年度小中高教員のための地球惑星科学教育研修

(2) ダイバーシティ推進委員会

大会期間中に会場内保育室または外部保育施設等を利用した方で,利用料の補助をご希望の方は,事務局から申請書様式ファイルをお取り寄せの上,記入した申請書および領収書等の証明書類を事務局にお送りください.
申請に際しては,下記ガイドラインをご参照ください.
https://www.jpgu.org/meeting_j2024/files/childcare_guideline.pdf

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└■ 5.PEPSからのお知らせ

(1) 2024年度PEPS Award発表

2024年度のPEPS Awardが下記の通り決定いたしました.
詳細は下記をご覧ください.
https://progearthplanetsci.org/awards_j.html

★PEPS Most downloaded Paper Award 2024
2021~2023年にPEPSで出版された論文の中から下記3編が受賞しました.

@ 西川友章, 井出 哲, 西村卓也: A review on slow earthquakes in the Japan Trench.
『日本海溝におけるスロー地震に関する総説』
https://doi.org/10.1186/s40645-022-00528-w
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/511.html
https://progearthplanetsci.org/speps_j/015.html
*2023年度日本地震学会論文賞受賞論文
@ 森下 遊: Nationwide urban ground deformation monitoring in Japan using Sentinel-1 LiCSAR products and LiCSBAS.
『Sentinel-1干渉SAR時系列解析による全国都市域地表変動監視』
https://doi.org/10.1186/s40645-020-00402-7
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/381.html
*2023年度PEPS Most Cited Paper Award受賞論文
@ Mohammed Magdy Hamed,Mohamed Salem Nashwan,Shamsuddin Shahid: Climatic zonation of Egypt based on high-resolution dataset using image clustering technique.
https://doi.org/10.1186/s40645-022-00494-3

★The PEPS Most Cited Paper Award 2024
2021~2022年に出版された論文の中から下記2論文が受賞しました.

@ Jie Zhang,Manuela Temmer,Nat Gopalswamy et al.: Earth-affecting Solar Transients: A Review of Progresses in Solar Cycle 24.
『地球に影響を与える太陽トランジェント現象の解明:第24太陽活動周期における進展のレビュー』
https://doi.org/10.1186/s40645-021-00426-7
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/427.html
https://progearthplanetsci.org/speps_j/012.html
@ Chiaki T. Oguchi et al.: A review of theoretical salt weathering studies for stone heritage.
『石造文化財等における塩類風化に関する理論的研究のレビュー』
https://doi.org/10.1186/s40645-021-00414-x
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/405.html
https://progearthplanetsci.org/speps_j/009.html

(2) PEPSの最新出版論文

以下論文が出版されました.

@ 中田 光紀, 後藤 和久, 柳澤 英明: New source model for the 1771 Meiwa tsunami along the southern Ryukyu Trench inferred from high-resolution tsunami calculation.
『高解像度津波計算から推定された琉球海溝南部における1771年明和津波の新たな波源モデル』
https://doi.org/10.1186/s40645-024-00631-0
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/603.html

@ Kaiwen Ye, 相木 秀則: Wind stress curl as a driving force of annual waves in the upper ocean for interpreting energetics at all latitudes.
https://doi.org/10.1186/s40645-024-00630-1

@ Boo-Keun KHIM et al: Climate-induced shift of deep-sea benthic foraminifera at the onset of the mid-Brunhes dissolution interval in the northeast tropical Indian Ocean.
https://doi.org/10.1186/s40645-024-00633-y
https://www.springeropen.com/collections/pvam

また,下記論文の日本語要旨が出版されました.

@Timothy Byrne, Michael Chojnacki, Jonathan Lewis et al.:
Tectonic exhumation of a metamorphic core in an arc-continent collision during oblique convergence, Taiwan.
『台湾の斜め収束にともなう島弧−大陸衝突による造山帯中核変成帯の構造的上昇機構』
https://doi.org/10.1186/s40645-024-00627-w
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/599.html

@ 土屋 晴文,日比野 欣也,川田 和正 et al.: Characteristics of temporal variability of long-duration bursts of high-energy radiation associated with thunderclouds on the Tibetan plateau.
『チベット高原の雷雲に由来する高エネルギー放射線バーストの時間変動の特徴』
https://doi.org/10.1186/s40645-024-00625-y
https://progearthplanetsci.org/highlights_j/601.html

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└■ 6.日本学術会議から

日本学術会議ニュース・メールを下記に掲載いたしました.

日本学術会議

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└■ 7.新着情報 ※内容は必ず各機関のHPなどでご確認ください

(1) イベント (学術研究集会・シンポジウム・一般公開等)

★JpGU団体会員主催★
東京地学協会特別講演会2024
「演題:隆起痕跡からわかる能登半島地震の履歴」
日時:2024年6月15日(土)
場所:東京グリーンパレス(麹町)地階「ふじ」
主催:東京地学協会
内容:講師は宍倉正展氏.事前登録不要,非会員も歓迎
http://www.geog.or.jp/lecture/lecturescheduled/514-news240521.html

第9回全球エネルギー水循環プロジェクト国際会議2024@札幌
日時:2024年7月8日(月)~12日(金)
場所:京王プラザホテル札幌
主催:全球エネルギー水循環プロジェクト国際事務局
内容:当該分野で国際的に活躍する世界各国の研究者が集結し,全球スケール及び地域スケールでのエネルギーや水の挙動に関する最新の研究成果を共有し,議論する.※申込締切2月19日.
https://sites.google.com/eis.hokudai.ac.jp/gewex-osc2024/

深田研談話会: 海と陸から鬼界海底カルデラの実像に迫る-最新の探査技術から見えてきた縄文の巨大噴火-
日時:2024年7月12日(金)
場所:深田地質研究所及びZOOMウェビナー
主催:公益財団法人 深田地質研究所
内容:海と陸の調査から海底カルデラの成り立ち,海底下の構造,噴火現象,マグマ溜まりなどから鬼界カルデラの実像に迫る.
https://fukadaken.or.jp/?p=8305

GPM10周年記念シンポジウム 宇宙から雨を読み解く
日時:2024年7月19日(金)
場所:丸ビルホール + WEB同時配信
主催:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
内容:GPM主衛星が打上げ10年目の節目を迎えるにあたり,GPM計画で得られた科学的成果や,社会での活用事例についての講演と,衛星降水観測の意義と社会への貢献についての紹介,衛星による雲降水観測の今後の展望についての紹介などを行う.
https://www.eorc.jaxa.jp/GPM/event/gpm10th/index_j.html

★JpGU団体会員主催★
日本地震学会教員サマースクール2024
日時:2024年8月21日(水)~22日(木)
場所:大阪市内各所
主催:日本地震学会学校教育委員会
内容:1日目:津波・高潮ステーション,尻無川水門,甚兵衛渡船,安政大津波の碑(大地震両川口津浪記)の訪問,上町断層での野外観察/2日目:矢倉緑地公園(震災遺構),および耐震工学最前線の見学/(3日目:オプショナルツアー:野島断層保存館他)
https://www.zisin.jp/event/zisin-school/2024_summer.html

(2) 募集

令和6年度地球シミュレータ機構戦略課題「チャレンジ利用課題」の募集 (締切2024/12/27)
https://www.jamstec.go.jp/es/jp/project/r06challenge-es.html

(3) 公募/求人

国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門 地震津波予測研究開発センター 地震予測研究グループ ポストドクトラル研究員 (締切2024/06/17)
https://www.jamstec.go.jp/recruit/j/details/feat20240617/

国立研究開発法人海洋研究開発機構 地震津波予測研究開発センター 地震津波モニタリング研究グループ 副主任研究員もしくは研究員 (締切2024/06/25)
https://www.jamstec.go.jp/recruit/j/details/feat20240625/

山口大学 理学部地球圏システム科学科/大学院創成科学研究科 (締切2024/06/28)
https://www.yamaguchi-u.ac.jp/sci/news/blog/koubo/7777/

原子力規制委員会原子力規制庁 行政職員(技術系・事務系) (締切2024/06/28)
http://www.nra.go.jp/nra/employ/jitsumukeiken_20240513_00001.html

Cactus Communications Freelance Japanese Translator- Earth sciences (締切2024/06/30)
https://jobs.cactusglobal.com/jobs/1559?lang=en-us

国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球環境部門海洋生物環境影響研究センター 特任研究員,特任准研究員または特任技術主任・特任技術副主任 (締切2024/06/30)
https://www.jamstec.go.jp/recruit/j/details/bioenv20240630/

早稲田大学 理工学術院総合研究所 次席研究員(研究院講師)あるいは研究助手 (締切2024/06/30)
https://www.resource-geology.jp/doc/koubo.pdf

成蹊大学 大学客員教授または大学客員 准教授または大学客員講師(いずれも任期付き) (締切2024/07/07)
https://www.seikei.ac.jp/gakuen/target/recruit/upload/saiyo_20240523.pdf
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124051590

京都大学防災研究所 准教授 (締切2024/07/08)
https://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/news/21010/

京都大学複合原子力科学研究所 教授 (締切2024/07/11)

人事公募

京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設・火山研究センター 准教授 (締切2024/07/12)
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/acceptance_teacher/2024-04/20240425-sci-apro-3f2f392eb85f083f6e2859b5c02754a2.pdf

国立研究開発法人海洋研究開発機構 JAMSTEC リスタート支援公募 研究職・准研究職・技術職のいずれか (締切2024/07/15)
https://www.jamstec.go.jp/recruit/j/details/restart20240715/

国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門 火山・地球内部研究センター 主任研究員,副主任研究員もしくは研究員 (締切2024/07/16)
https://www.jamstec.go.jp/recruit/j/details/verc20240716/

環境省 環境調査研修所 分析実習指導教官(一般職相当) (締切2024/07/19)
https://neti.env.go.jp/news/news_00016.html

九州大学 テニュアトラック助教 1名 (テニュア審査合格後に准教授として採用) (締切2024/07/22)
https://www.sci.kyushu-u.ac.jp/koho/kobo/kobo_240521.html

京都大学大学院理学研究科附属サイエンス連携探索センター 助教(女性限定) (締切2024/07/26)
https://sci.kyoto-u.ac.jp/ja/news-312

島根大学学術研究院環境システム科学系 助教(女性限定) (締切2024/07/31)
https://www.shimane-u.ac.jp/introduction/recruit/recruit_prof/04_recruit_riko_119.html

京都大学大学院理学研究科 地球惑星科学専攻 等助教(女性限定) (締切2024/07/31)
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/acceptance_teacher/2024-05/20240530-sci-pro-04304b3dc82926b36a3801f20dbda8f5.pdf

東京大学大気海洋研究所 教授 (締切2024/08/30)
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/recruit/20240830.html

東北工業大学工学部 情報通信工学課程 講師または准教授 (締切2024/08/30)
https://www.tohtech.ac.jp/corporation/recruit/index.html

北海道大学 助教 (締切2024/09/30)
https://www.hokudai.ac.jp/introduction/recruit/koubo/pdf/2_rigaku_jokyo_R60611_R60930.pdf

サグリ株式会社 研究開発 (締切2024/12/31)
https://hrmos.co/pages/sagri/jobs/0000044

旭川市役所 地域おこし協力隊(ジオパーク専門員) (締切2025/03/31)
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編集:公益社団法人日本地球惑星科学連合 広報普及委員会

発行:サイモン ウォリス(公益社団法人日本地球惑星科学連合 会長)
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