令和6年能登半島豪雨災害に関する情報

令和6年能登半島豪雨災害の被災者の皆様へ、お見舞いを申し上げます。 9月21~22日にかけて能登半島の北部では記録的な大雨となり、石川県輪島市では最大1時間降水量121mm、3時間降水量220mmなど観測史上1位の記録を更新しました。21日朝を中心とした大雨は、日本海を横切って停滞していた秋雨前線上を東進する低気圧の接近に伴って大気下層の水蒸気流入が強まることでもたらされ、線状降水帯も発生しました。上空500hPaの気温は平年よりも高かったにもかかわらず、梅雨期九州での線状降水帯事例に匹敵する500m高度の相当温位355K以上の暖湿流が流入したことや、平年より海面水温が5℃以上高かった日本海からも大量の水蒸気が供給されていたことが考えられます。また、22日には台風から変わった温帯低気圧の通過に伴って大雨となりました。
作成日時:2024年10月25日


特設ページ

日本地理学会
令和6年(2024年)9月の大雨に関する情報(能登半島)
会員からの情報提供を掲載

国土地理院
令和6年(2024年)9月20日からの大雨に関する情報
斜面崩壊・土石流・堆積分布データ及び斜面崩壊・土石流・堆積分布図などを掲載


被害状況

国土交通省
令和6年9月20日からの大雨による被害状況等について

国土交通省北陸地方整備局
災害対応状況

総務省
9月20日からの大雨に関する被害状況等について

国際航業
令和6年 秋雨前線による豪雨災害(石川県能登地方)

パスコ
2024年9月 低気圧・前線による大雨災害