2020年05月07日 | 日本地球惑星科学連合編『地球・惑星・生命』刊行のお知らせ |
JpGU30周年記念事業のひとつとして,このたび日本地球惑星科学連合編集の書籍『地球・惑星・生命』が刊行されることになりました.
本書ではこれまでに JpGU ニュースレター誌 Japan Geoscience Letters (JGL) で取り上げてきたトピックスに関連して,地球惑星科学を広くカバーするいくつかの話題を取り上げ,地球惑星科学の現在地とこれからを示すものとして,各分野の第一人者の方々に,21編のトピックスと8編のコラムを新たに書き下ろしていただきました.
地球惑星科学に興味をお持ちの一般の方や,これから地球惑星科学を学ぼうとする高校生・大学生の方だけでなく,専門家や大学院生の方にも,自身の研究テーマから少し離れた分野の最前線を理解し,改めて地球惑星科学を包括的に考える機会としていただければと思います.
書籍情報
地球・惑星・生命
日本地球惑星科学連合 編(東京大学出版会)
ISBN978-4-13-063715-2
発売日:2020年05月29日
税込2,530円 本体2,300円
目次
はじめに(川幡穂高)
序章 地球・惑星・生命の成り立ちを理解すること(田近英一・橘 省吾・東宮昭彦)
I 宇宙のなかの地球
1 銀河のなかの惑星たち(井田 茂)
2 太陽系小天体探査と「はやぶさ2」(渡邊誠一郎)
3 地球型惑星からの大気流出とハビタブル環境(関 華奈子)
4 宇宙天気予報とは何か(草野完也)
コラム1 地球の超高層大気で起こっていること(坂野井 健)
コラム2 アストロバイオロジー――地球人として未来を解くための鍵(薮田ひかる)
1 銀河のなかの惑星たち(井田 茂)
2 太陽系小天体探査と「はやぶさ2」(渡邊誠一郎)
3 地球型惑星からの大気流出とハビタブル環境(関 華奈子)
4 宇宙天気予報とは何か(草野完也)
コラム1 地球の超高層大気で起こっていること(坂野井 健)
コラム2 アストロバイオロジー――地球人として未来を解くための鍵(薮田ひかる)
II 生命を生んだ惑星地球
5 なぜ地球に生命が生まれたのか(小林憲正)
6 深海の極限環境に生命の起源を探る(高井 研)
7 最古の生命の痕跡を探る(小宮 剛)
8 恐竜研究の今,そして未来(小林快次)
コラム3 微化石から探る天体衝突と大量絶滅(尾上哲治)
5 なぜ地球に生命が生まれたのか(小林憲正)
6 深海の極限環境に生命の起源を探る(高井 研)
7 最古の生命の痕跡を探る(小宮 剛)
8 恐竜研究の今,そして未来(小林快次)
コラム3 微化石から探る天体衝突と大量絶滅(尾上哲治)
III 岩石惑星地球の営み
9 大きい地震と小さい地震,速い地震と遅い地震(井出 哲)
10 破局噴火(高橋正樹)
11 まだ謎だらけのプレートテクトニクス(是永 淳)
12 地球の中心はどこまでわかったか(廣瀬 敬)
13 「ちきゅう」で地球を掘る――南海トラフ地震発生帯掘削(木下正高)
コラム4 計算機で地球や惑星の内部を探る(土屋卓久)
9 大きい地震と小さい地震,速い地震と遅い地震(井出 哲)
10 破局噴火(高橋正樹)
11 まだ謎だらけのプレートテクトニクス(是永 淳)
12 地球の中心はどこまでわかったか(廣瀬 敬)
13 「ちきゅう」で地球を掘る――南海トラフ地震発生帯掘削(木下正高)
コラム4 計算機で地球や惑星の内部を探る(土屋卓久)
IV 地球環境の現在,過去,そして未来
14 地球温暖化を正しく理解するには(江守正多)
15 気候変化が海洋生態系にもたらすもの(原田尚美)
16 過去の気候変動を解明する(横山祐典)
17 激しく変化してきた地球環境の進化史(田近英一)
コラム5 気象・気候・地球システムの数値シミュレーション(渡部雅浩)
コラム6 日本初の地質時代名称「チバニアン」(岡田 誠)
14 地球温暖化を正しく理解するには(江守正多)
15 気候変化が海洋生態系にもたらすもの(原田尚美)
16 過去の気候変動を解明する(横山祐典)
17 激しく変化してきた地球環境の進化史(田近英一)
コラム5 気象・気候・地球システムの数値シミュレーション(渡部雅浩)
コラム6 日本初の地質時代名称「チバニアン」(岡田 誠)
V 人間が住む地球
18 「想定外」の巨大地震・津波とその災害(佐竹健治)
19 環境汚染と地球人間圏科学――福島の原発事故を通して(近藤昭彦)
20 防災社会をデザインする地球科学の伝え方(大木聖子)
21 地球をめぐる水と水をめぐる人々(沖 大幹)
コラム7 深層崩壊と防災(千木良雅弘)
コラム8 地球惑星科学とブラタモリ(尾方隆幸)
18 「想定外」の巨大地震・津波とその災害(佐竹健治)
19 環境汚染と地球人間圏科学――福島の原発事故を通して(近藤昭彦)
20 防災社会をデザインする地球科学の伝え方(大木聖子)
21 地球をめぐる水と水をめぐる人々(沖 大幹)
コラム7 深層崩壊と防災(千木良雅弘)
コラム8 地球惑星科学とブラタモリ(尾方隆幸)
おわりに これからの地球惑星科学に向けて(田近英一・橘 省吾・東宮昭彦)
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