メールニュース

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└■ 日本地球惑星科学連合メールニュース 臨時号 No.105  2011/03/22
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≪ 目次 ≫
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┃1.連合2011年大会開催に関する基本方針
┃2.東北地方太平洋沖地震被災に対する義援金募金のお願い
┃3.東北地方太平洋沖地震特設ページへの協力のお願い
┃4.地球惑星科学関連被災学生受け入れの情報提供のお願い
┃5.最新ニュース
┃  ・2011年東北地方太平洋沖地震に関するEPS特集号の論文募集
┃  ・第7回アレクサンダー・フォン・フンボルト国際会議 投稿締切延長
┃   のお知らせ(締切3/28)
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└■ 1.日本地球惑星科学連合2011年大会開催に関する基本方針

                  日本地球惑星科学連合会長 木村学

東北地方太平洋沖地震と津波の被害,福島原子力発電所の被害のため,一部
では諸外国の入国制限・帰国指示も出され,連合2011年大会の開催はどうな
るのかという質問が多く寄せられています.理事会で開催問題について検討
した結果,新たな切迫した事態が発生しない限り,基本的に開催の方針で臨
むことを確認いたしました.理由は以下の通りです.

日本地球惑星科学連合大会は,今回の地震も含め,地震や津波に関わる基礎
科学,自然災害と防災に関わる科学・技術,それらの情報システムの構築,
原子力発電所立地や廃棄物処理場立地に関わるハザードリスク評価,放射性
物質飛散に関わる気象・水理事象,海陸境界域の土地利用など,今回の震災
と直接関わる分野を多面的に包括しており,その開催の科学的・社会的意義
は極めて大きいといえます.したがいまして,交通障害の継続や,被災者・
被災関係者・外国からの参加者などにおいて一定数のキャンセルの発生及び
計画停電の継続など多くの困難が予想されるにもかかわらず,開催すること
は社会的責務であると考えます.

ただし,電力事情や原子力発電所の事故の影響拡大,行政当局からの中止勧
告が発生した場合には,やむを得ず開催を中止する可能性もあります.その
際には,できる限り早期にアナウンスいたします.

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└■ 2.東北地方太平洋沖地震被災に対する義損金募金のお願い

                 日本地球惑星科学連合会長 木村 学

2011年 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震および津波で甚大な被害に
あわれた方々に,改めて心からお見舞いを申し上げます.(社)日本地球惑星
科学連合では今回の災害の被害がかつてなく甚大であり,この分野の科学の
復興には,コミュニティあげての全面的支援が必要であると認識するに至り
ました.今般の東北関東大震災で被害を受けた方々ならびに関係者に心を寄
せて,日本地球惑星科学連合(JpGU)では下記の要領で義捐金を募ることにし
ました.この義捐金は「JpGUの教育研究活動に関係する被災者に対する支援」
に限定して寄附することを予定しております.皆様にはこの趣旨にご賛同い
ただき,暖かいご支援を賜りますようお願い申し上げます.

                記

1. 義捐金の名称:東北関東大震災JpGU義捐金
2. 実施主体:一般社団法人日本地球惑星科学連合
(https://www.jpgu.org/)
3. 義捐金の募集方法
・下記の受付口座への振込みにより受付いたします.
(※恐れ入りますが、送金手数料等は各自ご負担下さい)
   みずほ銀行 本郷支店
   普通預金
   口座番号:2739714
   口座名義:一般社団法人日本地球惑星科学連合

・また,5月22~27日に幕張メッセで開催される連合大会期間中には,現金
 による寄付も受け付ける予定です。

4. 受付期間:平成23年5月27日まで
5. 義捐金の支援対象:地球惑星科学に関係する教職員・学生,および教育
  研究機関等を対象とし,理事会で具体的な支援内容・額を決定します.
  また,寄付者および使途については,支障のない限り公開致します.
6. 問合わせ先:日本地球惑星科学連合事務局
  e-mail: office@jpgu.or.jp

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└■ 3.東北地方太平洋沖地震特設ページへの協力のお願い

日本地球惑星科学連合では,地震発生翌日から東北地方太平洋沖地震特設ペ
ージ
(
https://www.jpgu.org/whatsnew/110312EQ/report.html
)
を設置し,
関連研究機関・グループ・個人の情報リンク,被災状況と復興状況報告,海
外からの激励メッセージなどを掲載してまいりました.引き続き,掲載希望
を受け付けておりますので,下記宛てに積極的な投稿をお願いいたします.

とくに国際的なメッセージは被災者とコミュニティへの励ましになりますの
で,海外のお知り合いの方々には,義援金の呼びかけとともにメッセージも
お願いしていただけますようお願いします.

★災害情報に関する特設メールアドレス(情報提供専用):

2011tohokueq@jpgu.org

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└■ 4.地球惑星科学関連被災学生受け入れの情報提供のお願い

これまでいくつかの大学において,今回の災害で被災された学生を受け入れ
ることが検討・決定されています.日本地球惑星科学連合では,地球惑星科
学関連の学生受け入れ情報を連合の特設ウェブページに集約したいと思いま
す.関係者の皆さまから,下記宛てに情報提供をお願いします.その際,で
きましたら詳細情報は各大学のウェブに掲示しておいていただき,その URL
をご連絡下さい.連合の特設ページには,必要情報を掲載してリンクをはら
せていただきたいと思います.それが無理な場合には情報をすべてお送り下
さい.

★大学受け入れ情報に関する特設メールアドレス(情報提供専用):

2011tohokueq@jpgu.org

※大量のメールがくるため,メールのsubject は「学生受け入れ情報」とし
て下さい

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└■ 5.最新ニュース

(1) 2011年東北地方太平洋沖地震に関するEPS特集号 “Special Issue of
Earth, Planets and Space (EPS)” First Results of the 2011 Off
the Pacific Coast of Tohoku Earthquake の論文募集について

         Earth, Planets and Space(EPS) 編集委員長 蓬田 清

このたびの東北地方太平洋沖地震において罹災された多くの方々に,心より
お見舞い申し上げるとともに,多くの犠牲者の方々に心より哀悼の意を表し
ます.

今般,日本地震学会欧文誌運営委員会とEPS編集委員会では,EPSにおいて,
東北地方太平洋沖地震に関するSpecial Issue を企画いたしました.以下の
Call for Papers の文面にも記載されておりますが,今回の特集号は最大4
ページの速報であり,締め切りを4月7日に早め,5月の発行を予定してお
ります.また,より詳しい研究成果については,今年中に2つ目の特集号を
予定しております.

被害の全容すら明確でない現状で,このような企画を行うことの是非に関す
るご意見があるであろうことは容易に拝察されますが,本企画の趣旨をご理
解いただけましたら幸甚に存じます.

なお,EPS にはどなたでも投稿可能です.投稿締め切りまでが非常に短期間
であるため,関心の高い国内外の研究者に本企画を周知いただけますよう,
よろしくお願い申し上げます.

詳細は以下のURLをご覧下さい.


http://www.terrapub.co.jp/journals/EPS/


http://www.terrapub.co.jp/journals/EPS/pdf/announce/CallforPapers_TohokuEq.pdf

※EPSは,地球電磁気・地球惑星圏学会,日本地震学会,日本火山学会,日本
測地学会,日本惑星科学会により,共同刊行されている欧文雑誌です.

(2) 第7回アレクサンダー・フォン・フンボルト国際会議「海洋酸性化:そ
の海洋生態系と社会への影響」投稿締切延長のお知らせ

2011年 6月20日~24日にマレーシアのペナンで開催されます当連合が共催す
る標記の会議について,投稿締切が 3月28日まで延長されました.参加申し
込みの期限は3月31日です. 奮ってご参加下さい.

詳細は以下をご覧下さい.

http://www.meetings.copernicus.org/avh7

※第7回アレクサンダー・フォン・フンボルト国際会議「海洋酸性化:その
海洋生態系と社会への影響」は,マレーシア科学大学,EGU,AOGS, 日本地
球惑星科学連合が共催しています.

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└■  地球惑星科学関係者の皆さまへ

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編集:一般社団法人日本地球惑星科学連合 広報普及委員会
発行:木村 学 (一般社団法人日本地球惑星科学連合 会長)
一般社団法人日本地球惑星科学連合 (https://www.jpgu.org/)
〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル4階

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*毎月10日に定期発行するほか,必要に応じて随時発行します
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