お知らせ

2017年度日本地球惑星科学連合フェローの発表

会長の諮問機関であるフェロー審査委員会での厳正なる審査の結果、 次の先生方を2017年度の日本地球惑星科学連合フェローとして顕彰させていただくこととなりました。

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先生方の経歴、研究業績、主要論文につきましてはお名前をクリックして閲覧できる詳細ページに纏めてあります。こちらも合わせてご覧下さい。


氏名  受賞理由
荒井 章司 先生 マントル起源かんらん岩における詳細な野外調査と岩石記載によるマントル変遷プロセスの理解への顕著な貢献
石橋 克彦 先生 地震学,とくに地震テクトニクス,歴史地震学分野における顕著な貢献と,地震関連災害の予測とその社会への発信による顕著な功績により
入舩 徹男 先生 高圧地球科学、特に超高圧実験を駆使したマントル物質とスラブ関連物質の挙動解明における顕著な業績により
ロバート・ゲラー 先生 地震学の発展への顕著な貢献、特に地球内部3次元構造推定の地震波形インバージョン手法の開発と実用、地震発生メカニズムの理解の進展により
小西 健二 先生 同位体古生物学およびサンゴ礁学への顕著な貢献により
ダニー・サマーズ 先生 宇宙プラズマ中の相対論的プラズマ波動粒子相互作用の理論および数値解析、それに基づく地球放射線帯の理解の深化への顕著な貢献により
島崎 邦彦 先生 プレート境界及び内陸活断層における大地震の発生時期や規模の予測に関する研究について顕著な貢献により
武田 弘 先生 惑星科学、特にアポロ月試料と隕石試料の鉱物結晶学的な研究およびかぐや月探査による固体惑星物質進化の解明への貢献により
鶴田 浩一郎 先生 革新的な発想に基づくVLF帯電波伝搬および地球周辺空間電場計測法の開発とその科学成果による磁気圏物理学・宇宙空間物理学への顕著な貢献により
鳥羽 良明 先生 大気-海洋間の運動量および物質交換過程の研究における先駆的かつ顕著な貢献、および衛星海上風観測技術確立への貢献による功績により
中島 映至 先生 地球観測と数値モデリングを基にした放射・エアロゾル・雲過程の気候影響研究および地球惑星科学の発展・振興への顕著な貢献により
廣瀬 敬 先生 超高圧高温実験の手法による地球の下部マントル及び核の物性の決定とそれに基づく地球深部の構造・ダイナミクス・進化の解明への顕著な功績により
ビヨルン マイセン 先生  実験岩石学、特に高温高圧下におけるマグマと地球流体の構造、物性、元素分配挙動の解明への顕著な貢献とともに日本地球惑星科学連合大会およびその雑誌PEPSの確立と発展への貢献により
松浦 充宏 先生 固体地球物理学,特に内部力源による弾性−粘弾性物体の変形理論,地球物理データの逆解析理論とその応用,地震発生の物理,及びプレート沈み込み帯の地殻ダイナミクスへの顕著な貢献により
水越 允治 先生 11世紀から16世紀に至る600年間にも及ぶ日単位での日本における天候記録の刊行と歴史時代の気候復元・歴史気候学に関する顕著な貢献により
その他のお知らせ
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