第5回 JGL Vol.14 No.1掲載
「学協会ORCIDコンソ-シアム」立上げに向けて
近年,論文投稿に際して,ORCID入力を義務化するジャ-ナルが増加しています.ジャ-ナル出版に係わる私たちは,投稿される論文の著者が,どこの大学の研究者であるか,どういう研究経歴の方か,等を投稿に際して知ることができたら!と常に考えてきました.しかし,ジャーナル出版において真に有用でシンプルなシステムは,ORCID以前は存在していませんでした.
ORCIDはスタ-ト時より,世界で一意の「研究者レジストリ」(端的に言えば,国際統一名簿)を目指し,その上で業績自動登録機能等を通じた研究者負担の軽減(最終的には負担をゼロにする)を目的としてきました.さらに,大学研究機関,学会,学術出版者等によって,ORCID上の業績情報の信頼性を「保証」できることは,今までの概念になかったことでした.いくつもある研究者用SNS等の機能とは異なる次元での信頼度を,研究者識別と研究情報管理に与えることが可能になります.
JpGUがORCID会員になられたことは,学会としての責任を明確にする点で大変重要なことと考えます.私達は,それに追随することになりますが,「学協会ORCIDコンソ-シアム」設立を目指して昨年,12学会の連名で科研費「国際情報発信強化」への応募申請をしました.ORCID会員になることで,学会出版者としての立場を明確にし,急速に変貌する学術情報流通のあり方を学び,ジャ-ナル出版に役立てようと考えています.コンソ-シアムでは,5つの異なるORCID連携が可能になり,かつ会費が割安になります.なにより情報交換の場の創生も大きな動機です.科研費申請の準備として,各学会を通じたORCIDについてのアンケ-トを行いました.図にその結果の一例を示します.その他詳細についても同じURLからご覧いただけます.
ORCIDはスタ-ト時より,世界で一意の「研究者レジストリ」(端的に言えば,国際統一名簿)を目指し,その上で業績自動登録機能等を通じた研究者負担の軽減(最終的には負担をゼロにする)を目的としてきました.さらに,大学研究機関,学会,学術出版者等によって,ORCID上の業績情報の信頼性を「保証」できることは,今までの概念になかったことでした.いくつもある研究者用SNS等の機能とは異なる次元での信頼度を,研究者識別と研究情報管理に与えることが可能になります.
JpGUがORCID会員になられたことは,学会としての責任を明確にする点で大変重要なことと考えます.私達は,それに追随することになりますが,「学協会ORCIDコンソ-シアム」設立を目指して昨年,12学会の連名で科研費「国際情報発信強化」への応募申請をしました.ORCID会員になることで,学会出版者としての立場を明確にし,急速に変貌する学術情報流通のあり方を学び,ジャ-ナル出版に役立てようと考えています.コンソ-シアムでは,5つの異なるORCID連携が可能になり,かつ会費が割安になります.なにより情報交換の場の創生も大きな動機です.科研費申請の準備として,各学会を通じたORCIDについてのアンケ-トを行いました.図にその結果の一例を示します.その他詳細についても同じURLからご覧いただけます.
