第1回 JGL Vol.12 No.4 掲載
JpGU, ORCiDの登録機関に
2016 年より,JpGU はORCID の登録機関になりました.ORCID(オーキッド,Open Researcher and Contributor ID)
は研究者の一意識別子で,16 桁の数字(例えば 0000-0001-8340-6994)で表記されます.いうなれば研究者の国際的な
背番号です.ORCID は同名の非営利団体(http://orcid.org)によって運営されており,2016 年9 月現在,世界で
250 万人以上が登録しています.
ORCID のID は,国際ジャーナルの著者識別(名寄せ)や,学会や大学・研究機関の会員・研究者管理に使われています.
JpGU に近いところでは,AGU(米国地球物理学連合)がジャーナルへの投稿者にORCID の入力を求めるよう
になったほか,会員管理へのORCID の導入も準備しています.連携学会であるAGU とは,2017 年にジョイ
ント大会を開催することとなり,会員システム間の連携が必要となりました.また,今後の学術情報の国際
流通に,ORCID が重要な役割を果たすものと予想されます.そこでJpGU では,国際化推進の一環として,
国内諸学会に先駆けてORCID を導入することとしました.
JpGU では,会員向けソーシャルネットワークサービス「My JpGU」にORCID との連携機能を実装しており, マイプロフィールとORCID データベースの間で業績情報を双方向に同期するサービスを提供しています. 情報システム委員会では, AGU とのジョイント大会に向けたORCID による会員情報の連携方法や,将来的なORCID の 活用方法についても検討を進めています.また,JpGU の会員管理に用いられている既存の会員番号とORCID の番号との 関係についても,今後検討していく予定です.

JpGU では,会員向けソーシャルネットワークサービス「My JpGU」にORCID との連携機能を実装しており, マイプロフィールとORCID データベースの間で業績情報を双方向に同期するサービスを提供しています. 情報システム委員会では, AGU とのジョイント大会に向けたORCID による会員情報の連携方法や,将来的なORCID の 活用方法についても検討を進めています.また,JpGU の会員管理に用いられている既存の会員番号とORCID の番号との 関係についても,今後検討していく予定です.