大会委員長・大会プログラム委員長挨拶

2013年大会委員長・学協会長会議議長   石渡 明(東北大学東北アジア研究センター)

 新任の学協会長会議議長として2013年大会の委員長を務めることになりました。私は日本地質学会の会長で、本連合をはじめ日本鉱物科学会(評議員)、日本火山学会、東京地学協会、地学教育学会、地学団体研究会、また米国地球物理連合(AGU)、米国地質学会(GSA)にも加入しております。どうぞよろしくお願いいたします。私の手許に本連合の前身の1991年のプログラムがありますが、当時は地震学会、地球電磁気・地球惑星圏学会、日本火山学会、日本測地学会、日本地球化学会の5団体の合同大会でした。1993年には12団体(シンポジウム共催を含む)になり、今年は48団体となって、連合自体も2008年に一般社団法人、2011年末には公益社団法人になりました。2012年大会では国際セッション42本を含む177本のセッションが行われ、約7318名(金環日食観測会の約1500名を含む)が参加して3876件の発表が行われました。そして、この大会から「学生優秀発表賞」が設けられ、38件の発表に賞が授与されました(私も審査員でした)。本連合は毎年着実に発展しており、今後は近隣諸国からの参加者誘致、海外の地球科学関連の連合組織との連携が一層重要になるでしょう。私は2011年の東日本大震災で被災し、大学の建物の耐震補強工事のために、今年の10月から半年以上、また避難先での仕事を余儀なくされます。日本はまだ大震災からの復興途上です。2013年大会は例年通り幕張メッセ国際会議場で5月19日(日)から24日(金)に行われます。皆様には、地球科学への国民の期待に応えるべく研究に励んでいただき、2013年大会にすばらしい研究成果を持ち寄っていただくよう、期待しております。2013年大会への積極的なご参加・ご協力をお願いいたします。

2013年大会プログラム委員長   河宮 未知生(海洋研究開発機構)

 2013年度の連合大会のプログラム委員長を務めます河宮と申します。普段は海洋研究開発機構で、生物・化学過程を含んだ気候モデル「地球システムモデル」による温暖化予測の研究に携わっています。連合が推進する「分野間連携」が重要となる課題に取り組んでいることもあり、連合の発展に少しでも貢献したいという思いからプログラム委員長をお引き受けしました。中本前委員長や濱野大会運営委員長による前年までの方針を継承して、特にポスター講演を重視した大会運営に努める所存です。また今回からプログラム局とセクション選出プログラム委員からなる「拡大プログラム局」を設置することで、セッションの配置等に関する大局的な検討が進み、大会の活性化につながることが期待されます。皆様の意欲的なセッション提案をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
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