領域外・複数領域 (M)
セッション小記号ジョイント (IS)
セッション IDM-IS08
タイトル ダスト
タイトル短縮名 ダスト
代表コンビーナ 氏名 石塚 正秀
所属 香川大学
共同コンビーナ 1 氏名 長島 佳菜
所属 海洋研究開発機構 ​地球環境部門
共同コンビーナ 2 氏名 黒崎 泰典
所属 鳥取大学乾燥地研究センター
共同コンビーナ 3 氏名 大西 一成
所属 聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科環境保健学分野
共同コンビーナ 4 氏名 永塚 尚子
所属 海洋研究開発機構
共同コンビーナ 5 氏名 江 仰賢
所属 国立環境研究所
セッション言語 E
スコープ 鉱物性ダストは強風により、地表面から発生し、地球内を長距離輸送する。その過程で、雲の形成や太陽放射の吸収・散乱により気象・気候変化をもたらす。また、海洋に沈着すると、植物プランクトンに栄養塩を供給し光合成を促進させ、雪氷に沈着するとアルベドの変化をもたらす。日本など東アジア地域では、黄砂現象として知られている。この黄砂現象を理解するためには、幅広い分野の融合が必要である。  発生過程では、乾燥域の地表面条件によってダスト発生量が大きく変化し、その条件を決めるためには、土壌や地形、植生、降水、砂漠、土壌劣化といった分野を扱う。輸送過程では、気象や大気エアロゾル、放射といった分野を扱う。沈着過程では、海洋、雪氷、人や家畜への健康といった分野を扱う。乾燥化や植生の変化は、国の政策や家畜の管理、人口増加といった社会科学的側面も有する。また、ダストや砂丘は地球だけでなく、火星・土星などの他の惑星にも共通する現象である。このように、一つ分野だけでは、ダスト現象を理解することはできず、幅広い分野の研究者が議論し、情報共有を行うことが重要であり、研究者の交流を進める。
セッション形式 口頭およびポスターセッション