
セッション概要
| 領域外・複数領域 (M) | ||||
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| セッション小記号 | 応用地球科学 (AG) | |||
| セッション ID | M-AG42 | |||
| タイトル | 環境放射能動態 -福島第一原子力発電所事故後の課題- | |||
| タイトル短縮名 | 環境放射能動態 | |||
| 代表コンビーナ | 氏名 | 津旨 大輔 | ||
| 所属 | 筑波大学 | |||
| 共同コンビーナ 1 | 氏名 | 乙坂 重嘉 | ||
| 所属 | 東京大学大気海洋研究所 | |||
| 共同コンビーナ 2 | 氏名 | 赤田 尚史 | ||
| 所属 | 弘前大学 | |||
| 共同コンビーナ 3 | 氏名 | 加藤 弘亮 | ||
| 所属 | 筑波大学アイソトープ環境動態研究センター | |||
| 共同コンビーナ 4 | 氏名 | 辻 英樹 | ||
| 所属 | 国立環境研究所 | |||
| セッション言語 | J | |||
| スコープ | 福島第一原子力発電所(F1NPS)事故から14年以上が経過した。事故によって環境中に放出された大量の放射性核種の環境動態は明らかになりつつあるが、大気―森林―都市部―耕作地―河川―地下―海洋といった異なるスフェアを結ぶ移行過程など、解明すべき課題が残されている。環境放射能動態研究は、将来の原子力施設の過酷事故への備えに資するだけでなく、環境動態を理解するためのトレーサとしても重要な役割を果たす。
F1NPS事故に関連する研究をさらに発展させるためには、移行過程における化学反応の理解が欠かせない。また、これまで主に研究対象とされてきた放射性セシウムに加え、微量で希少な長半減期核種や天然放射性核種の動態を把握し、それらを持続的に利用可能な放射性同位体トレーサとして整理することも求められる。さらに、F1NPSの廃炉作業の一環として進められているALPS処理水の海洋放出は、今後30年以上継続する予定であり、国際社会に向けた日本からの継続的かつ透明性の高い情報発信が不可欠である。
本セッションでは、F1NPS事故後の環境放射能動態研究の新たな課題について、分野横断的な議論を深めたい。 |
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| セッション形式 | 口頭およびポスターセッション | |||