大気水圏科学 (A)
セッション小記号大気海洋・環境科学複合領域・一般 (CG)
セッション IDA-CG62
タイトル 変わりゆく中緯度大気・海洋・生態系:素過程・結合・将来展望
タイトル短縮名 中緯度大気・海洋・生態系
代表コンビーナ 氏名 杉本 周作
所属 東北大学大学院理学研究科
共同コンビーナ 1 氏名 Lael Wakamatsu
所属 Advanced Institute for Marine Ecosystem Change - Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology
共同コンビーナ 2 氏名 宮本 歩
所属 カリフォルニア大学サンディエゴ校 スクリプス海洋研究所
共同コンビーナ 3 氏名 天野 未空
所属 三重大学大学院 生物資源学研究科
共同コンビーナ 4 氏名 伊藤 大樹
所属 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所
セッション言語 E
スコープ 近年、中緯度海洋は海洋熱波の頻発など顕著な変化を示している。とくに日本近海では海洋温暖化が進み、観測史上最長の黒潮大蛇行や親潮の北退、黒潮続流の異常な北偏など、これまでにない海流の挙動が顕在化し、日本の猛暑や豪雨、漁場の変化にもつながっている。本セッションでは、観測・モデル・理論的手法を用い、日本近海のような中緯度海洋変化の要因を大規模な大気場から探るとともに、海流や表層水温、成層構造などの変化が天気・気候をどう変え、さらには生態系や水産資源に及ぼす影響を議論する。数日から温暖化スケールに至る広範な時空間スケールの大気・海洋・生態系の変動を対象とし、多角的なデータと手法が利用可能となった今こそ、日本近海を一つの切り口に、大気物理・海洋物理・生物地球化学・水産学を統合した新たな中緯度科学の構築を目指した議論を深めたい。本セッションでは、海洋・大気の現象や素過程の理解、気候変化への海洋生態系や水産資源の変化など、多様な視点からの発表を広く歓迎する。加えて、中緯度の大気海洋系は地球規模の気候プロセスからも影響を受け、また影響を及ぼすため、極域・熱帯との相互作用に関する研究も募集する。
セッション形式 口頭およびポスターセッション