固体地球科学(S)
セッション小記号 固体地球科学複合領域・一般(CG)
セッションID S-CG49
タイトル 和文 固体地球科学と材料科学の融合が切り拓く新展開
英文 Innovation through the Integration of Solid Earth Science and Materials Science
タイトル短縮名 和文 地球・材料科学の融合
英文 Earth and Materials Science
代表コンビーナ 氏名 和文 河合 研志
英文 Kenji Kawai
所属 和文 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
英文 Department of Earth and Planetary Science, School of Science, University of Tokyo
共同コンビーナ 1 氏名 和文 土屋 旬
英文 Jun Tsuchiya
所属 和文 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
英文 Geodynamics Research Center, Ehime University
共同コンビーナ 2 氏名 和文 大村 訓史
英文 Satoshi Ohmura
所属 和文 広島工業大学
英文 Hiroshima Institute of Technology
共同コンビーナ 3 氏名 和文 辻野 典秀
英文 Noriyoshi Tsujino
所属 和文 公益財団法人 高輝度光科学研究センター
英文 Japan Synchrotron Radiation Research Institute
発表言語 J
スコープ 和文
固体地球科学の新しい展開には、新しい観測・分析手法あるいは新しい解析手法・機器の利活用・開発が、その都度大きな役割を果たしてきた。特に近年は、マントルから核までの地球内部の物理・化学的性質、形成・進化についての地球科学の複数の融合的・学際的な研究の推進によって、核・マントルの相互作用・共進化といった新たな地球深部の物質像が明らかになってきた。

一方で、近年の材料科学の進展は目覚ましく、電子顕微鏡の高分解能化と高速化、計算機の進化と物質シミュレーション技法の大規模化および高精度化などにより、原子スケールからの材料開発が可能となってきた。それら新技術は、これまで地球科学が主な対象としてきた物質、温度・圧力条件、および時間・空間スケールと異なるものの、地球深部科学に革新をもたらす可能性を秘めている。

そこで、本セッションは、地球科学と材料科学の最先端の手法の開発に携わっている研究者が一同に会し、分野融合新技術の開発のための学際的情報交換を行うことを目的とし、地球深部科学のみならず固体地球科学に新たな分野を切り拓く端緒としたい。
英文
In recent years, collaborative studies on the physical and chemical properties of the Earth's interior, at depths from the mantle to the Earth's core, and on the formation and evolution of the Earth, have led to the elucidation of the dynamic behavior of deep Earth materials, such as core-mantle interaction and coevolution. This session will bring together researchers in Earth science and materials science to exchange information on the development of new technologies, which have the potential to revolutionize studies of the deep Earth's interior. These technologies include high-resolution electron microscopy, large-scale multi-scale computation, and machine-learning methods that allow us to design materials at an atomic scale.
発表方法 口頭および(または)ポスターセッション
招待講演 小林 亮 (名古屋工業大学)
東 真太郎 (東京工業大学 理学院 地球惑星科学系)
時間 講演番号 タイトル 発表者
口頭発表 5月29日 AM2
10:45 - 11:00 SCG49-01 材料科学における機械学習ポテンシャル 小林 亮
11:00 - 11:15 SCG49-02 第一原理分子動力学と機械学習による超臨界CO2流体と水の界面モデリング 森下 徹也
11:15 - 11:30 SCG49-03 CO2-水-粘土鉱物界面系の接触角と水膜に関する分子動力学シミュレーション 志賀 正茂
11:30 - 11:45 SCG49-04 高温における石英の弾性定数:分子動力学シミュレーションによる導出 杉本 理空
11:45 - 12:00 SCG49-05 固体地球科学と材料科学の融合における回転式ダイヤモンドアンビルセルが担える役割 東 真太郎
講演番号 タイトル 発表者
ポスター発表 5月29日 PM3
SCG49-P01 Vibrational property of ice VII from the path integral and Brownian chain molecular dynamics 出倉 春彦
SCG49-P02 Bonding properties of hydrated minerals with layered structure under compression : ab initio molecular-dynamics simulations 金舛 育実
SCG49-P03 Ab initio molecular-dynamics study of silicate melts under high pressures 大村 訓史
SCG49-P04 第一原理経路積分分子動力学計算によるNaCl含有氷の状態方程式と弾性特性 土屋 旬
SCG49-P05 高エネルギー・高フラックスX線を用いた大容量プレスでの高速その場測定 辻野 典秀
SCG49-P06 Waveform inversion for the 3-D S-wave velocity structure inside the LLSVPs in D″ 河合 研志