領域外・複数領域(M) | |||
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セッション小記号 | 計測技術・研究手法(TT) | ||
セッションID | M-TT38 | ||
タイトル | 和文 | インフラサウンド及び関連波動が繋ぐ多圏融合地球物理学の新描像 | |
英文 | Brand-new scope of coupling geophysics being established by infrasound and associated waves | ||
タイトル短縮名 | 和文 | 低周波が繋ぐ多圏融合物理 | |
英文 | Coupling geophysics by infrasound waves | ||
代表コンビーナ | 氏名 | 和文 | 山本 真行 |
英文 | Masa-yuki Yamamoto | ||
所属 | 和文 | 高知工科大学 システム工学群 | |
英文 | Department of systems engineering, Kochi University of Technology | ||
共同コンビーナ 1 | 氏名 | 和文 | 西川 泰弘 |
英文 | Yasuhiro Nishikawa | ||
所属 | 和文 | 高知工科大学 システム工学群 | |
英文 | Kochi University of technology. School of System Engineering. | ||
共同コンビーナ 2 | 氏名 | 和文 | 市原 美恵 |
英文 | Mie Ichihara | ||
所属 | 和文 | 東京大学地震研究所 | |
英文 | Earthquake Research Institute, University of Tokyo | ||
共同コンビーナ 3 | 氏名 | 和文 | 乙津 孝之 |
英文 | Takayuki Otsu | ||
所属 | 和文 | 一般財団法人 日本気象協会 | |
英文 | Japan Weather Association | ||
発表言語 | J | ||
スコープ | 和文 |
インフラサウンドおよび音波、大気重力波等の関連波動は、大気中を長距離ならびに上下伝搬できる波として近年着目されている。これら大気波動は、大気‐地表面・海水面カップリング過程を経て、地殻・海洋における弾性波的波動と繋がる一方、超高層大気までの各圏を繋ぎ熱圏大気中での波動現象を励起する役割も果たしている。さらに地球全域では、極域、中緯度、赤道域等の違いや、雪氷域、砂漠域、熱帯雨林、山岳域、海洋域等の状況に応じ地球表層で励起される波動は、それぞれ異なる特徴を有すだけでなく、これら波動は、火山噴火、津波、雷活動等の大規模地球物理現象や、人工的な爆発等により、イベント的にも励起され、遠方まで伝搬されうる。本セッションでは、インフラサウンド及びその関連波動を鍵に、下層・中層大気、気象、火山・地震・津波、雪氷、超高層大気・電離圏まで、多くの圏に分かれ議論されてきた物理学を繋ぎ、多圏融合的な地球物理学として議論することで、多圏に分かれ詳細に研究されてきた惑星地球の描像に新たな視点を持ち込み、地球物理学の新展開を拓くきかけを作りたい。既存セッションに収まらなかった広範な分野からの投稿を期待したい。 |
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英文 |
Infrasound and associated wave studies are recently focused on coupling waves with long-distant and vertical propagation characteristics. Such kinds of waves, having with coupling process between the atmosphere and the surface of ground and ocean, are linked with elastic waves in lithosphere and oceanic sphere, as well as to atmospheric regions up to the upper atmosphere, playing a role of generating many kinds of wavelike turbulence in thermosphere. Moreover, whole on the globe, these waves excited depending on the latitude regions, as well as on the environmental regions, such as snow ice, desert, rainforest, mountain, ocean, etc., have their own characteristics. These waves can be excited by large-scale geophysical events like volcanic eruptions, tsunami, thunderstorms, etc. as well as artificial explosions, propagating with long distance. In this session, we would like to discuss such "coupling geophysics" by using many new or well-known investigated data and simulations of infrasound and associated low frequency waves. It can combine multiple spheres in geophysics and bring a brand-new scope of geophysics. Your contributions from many regions are welcome! |
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発表方法 | 口頭および(または)ポスターセッション | ||
招待講演 |
金尾 政紀 (国立極地研究所) 西村 竜一 (国立研究開発法人 情報通信研究機構) 高原 大地 (産業技術総合研究所) |
時間 | 講演番号 | タイトル | 発表者 |
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口頭発表 5月29日 PM2 | |||
15:30 - 15:45 | MTT38-01 | 能登半島地震後に観測されたインフラサウンドの到来方向および伝搬速度推定 | 西村 竜一 |
15:45 - 16:00 | MTT38-02 | 気圧観測のインバージョンによる津波源域の大気ラム波初期振幅の推定 | 今田 衣美 |
16:00 - 16:15 | MTT38-03 | 低周波音波を用いたインバージョン解析による早期津波検知法:島しょ地域の観測点を利用した展開 | 大久保 寛 |
16:15 - 16:30 | MTT38-04 | インフラサウンド観測利用におけるMEMS大気圧センサの特性評価 | 小島 桃子 |
16:30 - 16:45 | MTT38-05 | インフラサウンド計測による自然事象情報の利用に関する地域住民への意識調査結果 | 山﨑 みどり |
口頭発表 5月30日 AM2 | |||
10:45 - 11:00 | MTT38-06 | レーザ干渉計を用いた大気圧付近の動的圧力計測技術の開発-第2報- | 高原 大地 |
11:00 - 11:15 | MTT38-07 | 津波から励起される各種大気波動の数値シミュレーション: Lamb 波・重力波・音波 | 中島 健介 |
11:15 - 11:30 | MTT38-08 | 超低周波音を用いた津波波源推定法における観測点選定による効果 | 徳田 雅巳 |
11:30 - 11:45 | MTT38-09 | 北海道尻別岳の雪崩から発生した低周波音の検出の試み | 替地 青羅 |
11:45 - 12:00 | MTT38-10 | 大気圏再突入サンプルリターンカプセルが生むインフラサウンドの発生メカニズムの検討(OSIRIS-REx と HAYABUSAシリーズ) | 蓮見 佑太 |
12:00 - 12:15 | MTT38-11 | 投下型貫入装置ペネトレータを用いた南極域での地震インフラサウンド観測 | 西川 泰弘 |
講演番号 | タイトル | 発表者 |
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ポスター発表 5月29日 PM3 | ||
MTT38-P01 | Detection of infrasound sources using three-years array data in 2019-2021 deployed at the Lützow-Holm Bay region, Antarctica | 金尾 政紀 |
MTT38-P02 | 爆発的事象によるインフラサウンドの観測事例 | 武田 裕輝 |
MTT38-P03 | 微気圧変動の超多点集中観測に見られる接地境界層擾乱の特徴 | 平峯 拓実 |
MTT38-P04 | 新型MEMS微気圧計の性能評価 | 大井 拓磨 |
MTT38-P05 | 2023年10月9日の鳥島近海で発生した津波を伴う事象に由来すると思われる微気圧振動 | 乙津 孝之 |
MTT38-P06 | 周辺地域における極端気象や土砂崩れにより発生したと思われる低周波音の検出例 | 山本 真行 |