領域外・複数領域(M)
セッション小記号 ジョイント(IS)
セッションID M-IS09
タイトル 和文 地球科学としての海洋プラスチック
英文 Ocean Plastics, an earth science perspective
タイトル短縮名 和文 海洋プラスチック
英文 ocean plastics
代表コンビーナ 氏名 和文 磯辺 篤彦
英文 Atsuhiko Isobe
所属 和文 九州大学応用力学研究所
英文 Kyushu University RIAM
共同コンビーナ 1 氏名 和文 川村 喜一郎
英文 Kiichiro Kawamura
所属 和文 山口大学
英文 Yamaguchi University
共同コンビーナ 2 氏名 和文 岡崎 裕典
英文 Yusuke Okazaki
所属 和文 九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門
英文 Department of Earth and Planetary Sciences, Graduate School of Science, Kyushu University
共同コンビーナ 3 氏名 和文 土屋 正史
英文 Masashi Tsuchiya
所属 和文 国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球環境部門
英文 Research Institute for Global Change, Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology
発表言語 J
スコープ 和文
海洋ゴミの7割を占める廃棄プラスチックは,細かく破砕してマイクロプラスチックになったのちも,分解することなく海洋中を漂います.この地球史の中で初めて出現した人為的な保存物質を,生態系を含めた地球システムはどのように処理しているのか,あるいは処理できないのか.この問いに答える海洋プラスチック研究には,海洋学や地質学あるいは古生物学など,多様な地球科学の方法や考え方が必要でしょう.陸や大気から海に付加されたのち,海洋表層から海底堆積物へ移行するプラスチック循環に関する研究や,「人新世」のプロキシーとしてのマイクロプラスチックに関する研究,あるいはマクロプラスチックやマイクロプラスチックの観測・分析手法の提案を歓迎します.
英文
Mismanaged plastic wastes accounting for 70% of marine debris remain persistently in the marine environment, even if they are degraded and fragmentized to tiny microplastics. To date, it has been unknown how this anthropogenic, buoyant, and persistent matter which was first appeared in the earth history, contaminates (or is incorporated into) the earth system. The ocean plastic study requires the insight and methodology of a variety of earth sciences such as the oceanography, geology, and palaeontology. Studies on the plastic circulation loaded from the land/atmosphere to upper oceans and bottom sediments, studies on microplastics as a proxy of the "Anthropocene", and studies to establish procedures in monitoring and analyzing macro/microplastics are welcomed.
発表方法 口頭および(または)ポスターセッション
時間 講演番号 タイトル 発表者
口頭発表 5月27日 PM1
13:45 - 14:00 MIS09-01 大阪ブルーオーシャンビジョンを達成するための廃棄プラスチック削減量 樋口 千紗
14:00 - 14:15 MIS09-02 北太平洋における浮遊性プラスチックの表層除去速度の見積り 許 浩東
14:15 - 14:30 MIS09-03 北太平洋における微細マイクロプラスチックの鉛直分布:観測と要因の考察 黒田 真央
14:30 - 14:45 MIS09-04 沿岸域におけるマイクロプラスチックの流出過程について 鈴木 ひなた
14:45 - 15:00 MIS09-05 海岸模擬環境における発泡ポリスチレンの時間変化に伴う破壊特性 佐川 奈緒
口頭発表 5月27日 PM2
15:30 - 15:45 MIS09-06 瀬戸内海海底堆積物中のポリエチレンテレフタレートマイクロプラスチック(PET-MPs)の定量 竹田 一彦
15:45 - 16:00 MIS09-07 風圧流を考慮した海洋ごみ予報モデルの構築とその精度検証 福重 大樹
16:00 - 16:15 MIS09-08 微細プラスチックの質量とサイズの幾何学的関係に関する考察 Tomoya Kataoka
16:15 - 16:30 MIS09-09 街中プラスチックごみ定量化の実証実験と3DCGモデルを用いた街ごみ学習用画像データの自動生成 室屋 龍之介
16:30 - 16:45 MIS09-10 海岸漂着ごみ検出モデル構築のためのドローンとゲームエンジンを用いたデジタルツイン 桑田 想大
講演番号 タイトル 発表者
ポスター発表 5月27日 PM3
MIS09-P01 Current state of spatial distribution of microplastics in the Indian Ocean based on observations and a particle tracking model Tahira Irfan
MIS09-P02 A Comprehensive Multilevel Database of Microplastic Abundance in the World’s Upper Oceans Ali Yousefian
MIS09-P03 Visual surveys and numerical modeling on marine debris in the Gulf of Thailand Pontipa Luadnakrob
MIS09-P04 タイランド湾で採取した海底ごみ 中野 知香
MIS09-P05 福岡県博多湾の海底表層堆積物中のマイクロプラスチックの分布と特性 天野 敦子
MIS09-P06 プラスチックキャップに形成された生態系とその由来 土屋 正史
MIS09-P07 東京湾に流出する河川下流・河口域におけるマイクロプラスチックの特徴と堆積環境 小野 好智
MIS09-P08 Transport Pathways of Microplastics in The South Pacific Khadija Al Nabhani
MIS09-P09 別府湾海底堆積物からみたマイクロプラスチック沈積量の経年変動とその支配要因 加 三千宣
MIS09-P10 広島湾における微細マイクロプラスチックの動態ーサイズ分布とポリマータイプの特徴に基づく推察ー 日向 博文
MIS09-P11 Pelagic microplastics in the North Pacific Subtropical Gyre 赵 世燁
MIS09-P12 LESを用いた浮遊物水平輸送の混合層深度による影響評価 福本 剛史
MIS09-P13 Marine plastic debris detection using band selection method from the hyperspectral sensors Ye Min Htay
MIS09-P14 Preliminary Result in Classifying Plastic Marine Debris in Ocean Using Spectral Information Ahmad Shaqeer Mohamed Thaheer