領域外・複数領域(M)
セッション小記号 応用地球科学(AG)
セッションID M-AG33
タイトル 和文 原爆による「黒い雨」領域の推定に関する基礎的研究
英文 Basic study on the estimation of the "Black Rain" area caused by the atomic bomb
タイトル短縮名 和文 黒い雨の基礎的研究
英文 Basic study on the "Black Rain"
代表コンビーナ 氏名 和文 五十嵐 康人
英文 Yasuhito Igarashi
所属 和文 京都大学複合原子力科学研究所
英文 Institute for Integrated Radiation and Nuclear Science, Kyoto University
共同コンビーナ 1 氏名 和文 遠藤 暁
英文 Satoru Endo
所属 和文 広島大学大学院先進理工系科学研究科
英文 Graduate School of Advanced Science and Engineering, Hiroshima University
共同コンビーナ 2 氏名 和文 横山 須美
英文 Sumi Yokoyama
所属 和文 長崎大学
英文 Nagasaki University
共同コンビーナ 3 氏名 和文 石川 裕彦
英文 Hirohiko Ishikawa
所属 和文 京都大学複合原子力科学研究所
英文 Institute for Integrated Radiation and Nuclear Science, Kyoto University
発表言語 J
スコープ 和文
1945年の広島・長崎への原爆投下による放射性降下物の沈着地域、いわゆる「黒い雨」の領域がどの程度の範囲であったかの社会的な議論が続いてきた。本セッションでは、この領域のより正確な推定に向け、2021年1月から実施されてきた科学的調査研究の概要と得られた成果の紹介を行う。この調査研究は、(1)シミュレーションモデルの構築と計算、および(2)その検証データを得るための土壌調査を主体とした、放射性物質や微量物質の測定の2本柱で進められている。
英文
The social debate on the extent of the area of deposition of radioactive fallout from the 1945 atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki, the so-called "Black Rain" area, has been continuing. In this session, we will present an overview of the research study that has been conducted since January 2021 toward more accurate estimation of the area, as well as the results obtained. This research has been conducted in two main parts: (1) construction and calculation of simulation models, and (2) measurement of radioactive and trace materials, which is mainly soil survey to obtain the validation data.
発表方法 口頭および(または)ポスターセッション
招待講演 Mathew Paris Johansen (Australian Nuclear Science and Technology Organisation)
時間 講演番号 タイトル 発表者
口頭発表 5月31日 PM1
13:45 - 14:00 MAG33-01 広島・長崎への原爆による「黒い雨」領域推定の基礎的研究 五十嵐 康人
14:00 - 14:15 MAG33-02 放射性核種の土壌中深度分布とインベントリーを用いた土壌試料の改変評価 八島 浩
14:15 - 14:30 MAG33-03 黒い雨降雨域土壌の微粒炭分析(予察) 井上 淳
14:30 - 14:45 MAG33-04 広島熔融粒子断面の微小領域同位体イメージング手法の開発 坂本 哲夫
口頭発表 5月31日 PM2
15:30 - 15:45 MAG33-05 Characteristics of radioactive particles from 1950s nuclear testing legacy sites in Australia Mathew Paris Johansen
15:45 - 16:00 MAG33-06 広島原爆時に発生した「黒い雨」の数値的再現 石川 裕彦
16:00 - 16:15 MAG33-07 「黒い雨」再現計算のための数値計算モデルの構築 高橋 邦生
16:15 - 16:30 MAG33-08 広島原爆時の大気・降水環境の評価
– 当時の気象観測データの整備を踏まえてー
谷田貝 亜紀代
16:30 - 16:45 MAG33-09 広島原爆後の街区火災由来のエアロゾルが降雨分布に与える影響について 滝川 雅之
講演番号 タイトル 発表者
ポスター発表 5月31日 PM3
MAG33-P01 元宇品海岸海砂から抽出した球状溶融粒子分析 遠藤 暁
MAG33-P02 広島原爆降下物としてのウラン含有粒子の探索 高宮 幸一
MAG33-P03 放射性物質の同位体比分析および局所イメージング手法の開発 森田 真人
MAG33-P04 「黒い雨」領域推定のための土壌調査結果一覧(放射性核種の鉛直プロファイル) 福谷 哲
MAG33-P05 「黒い雨」再現計算のための爆発モデル開発 中森 一郎
MAG33-P06 広島地方における放射性降下物の分布と拡散に関する研究 猪股 弥生
MAG33-P07 長崎原爆による放射性物質降下地域土壌のアーカイブ構築 福田 直子
MAG33-P08 土壌中における水銀の鉛直分布特性 池上 麻衣子
MAG33-P09 超微細粒子および大気イオンの観測に基づく能登半島における新粒子生成過程の解明 小松 正基
MAG33-P10 金屏風(洋金箔)は広島の原爆で発生した「黒い雨」で溶解した 向井 中