地球人間圏科学(H)
セッション小記号 地球人間圏科学複合領域・一般(CG)
セッションID H-CG20
タイトル 和文 原子力と地球惑星科学
英文 Nuclear Energy and Geoscience
タイトル短縮名 和文 原子力と地球惑星科学
英文 Nuclear Energy and Geoscience
代表コンビーナ 氏名 和文 竹内 真司
英文 Shinji Takeuchi
所属 和文 日本大学文理学部地球科学科
英文 Department of Earth and Environmental Sciences, College of Humanities & Sciences, Nihon University
共同コンビーナ 1 氏名 和文 濱田 崇臣
英文 Takaomi Hamada
所属 和文 (一財)電力中央研究所
英文 Central Research Institute of Electric Power Industry
共同コンビーナ 2 氏名 和文 笹尾 英嗣
英文 Eiji Sasao
所属 和文 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
英文 Japan Atomic Energy Agency
発表言語 J
スコープ 和文
原子力の平和利用は,エネルギー問題や環境問題等を解決するための一つの糸口になると考えられるが,その一方で,福島第一原子力発電所事故を契機として,原子力施設の耐震安全性,放射性物質の環境動態や放射性廃棄物の処理・処分等の諸問題が顕在化している。さらに,高レベル放射性廃棄物地層処分に係る文献調査が実施されており,原子力に対する地球惑星科学に関わる研究者・技術者の役割が一層重要になるとともに,説明責任も大きくなっていくと予想される。本セッションでは,放射性廃棄物の処分に主軸を置き,地層処分や中深度処分の安全性に大きな影響を与える可能性のある自然現象や地質環境特性,微生物-核種相互作用,鉱物-水相互作用,セメント-地下水相互作用,さらには社会科学などに関する発表を広く募集する。加えて,原子力発電所敷地内の地震ハザード評価やセシウム等の放射性核種の環境動態,汚染除去土壌の減容・再利用など,原子力と地球惑星科学に関連するテーマの発表も歓迎する。これらの発表によって,理学・工学,社会科学といった異分野間の交流や協働を促進することを目指す。
英文
Peaceful use of nuclear power is one of the most promising ways to solve energy as well as environmental problems. However, various new problems are emerging after the nuclear disasters of the Fukushima-Daiichi Nuclear Power Plant. The session provides a forum to deal with various aspects of scientific and engineering research on nuclear power. The session in this year focuses on radioactive waste disposal and covers not only the scientific aspect such as characterization of the geological environment and engineering aspects such as microbe-nuclide, mineral-water, and cement-water interactions but also the social scientific aspects. In addition to this, themes on seismic hazards at nuclear facilities, environmental behavior of radionuclides emitted from nuclear power plants, and volume reduction and reuse of cesium contaminated soils are welcomed. Through these presentations, we promote interdisciplinary communication and collaboration between science, engineering, and social science.
発表方法 口頭および(または)ポスターセッション
招待講演 松岡 俊二 (早稲田大学大学院アジア太平洋研究科)
時間 講演番号 タイトル 発表者
口頭発表 5月26日 AM2
10:45 - 11:00 HCG20-01 水圧変化に応答する小規模断層の弾性的な剪断変位量を示す地質学的証拠:幌延の地下研究施設の例 田村 友識
11:00 - 11:15 HCG20-02 沿岸における地下水流動の地下水年代測定による評価 長谷川 琢磨
11:15 - 11:30 HCG20-03 Migration of radioactive nuclides in the saturated buffer medium of the geological SNF (spent nuclear fuel) repository site: based on laboratory experiments Danu Kim
11:30 - 12:00 HCG20-04 原子力政策に関する対話の場を考える:科学と政治と社会の協働は可能か? 松岡 俊二
講演番号 タイトル 発表者
ポスター発表 5月26日 PM3
HCG20-P01 処分場の性能評価モデル構築のための地形情報の整備
~その1 河川横断面データの整備~
西山 成哲
HCG20-P02 処分場の性能評価モデル構築のための地形情報の整備~その2 流域形状による流出指標データの整備~ 川村 淳
HCG20-P03 花崗岩の割れ目頻度と岩相の関係に関する検討-中部日本、土岐花崗岩の事例- 笹尾 英嗣
HCG20-P04 広域地下水理モデリングのためのプローブ・パーミアメーター測定とボーリング検層データの統合解析 久保 大樹
HCG20-P05 水文地質情報と地球化学データのGIS解析による上北平野の広域地下水流動評価 戸崎 裕貴
HCG20-P06 コンクリーション化剤を用いた高透水性帯水層のシーリング実証試験 竹内 真司
HCG20-P07 Gas migration model in the engineering barrier of the deep SNF (spent nuclear fuel) disposal site according to its geodynamic sequential evolution Minhee Lee
HCG20-P08 画像解析に基づくセメンテーションによるベントナイトの膨潤圧低下の要因の定量的検証 石渡 翔丸
HCG20-P09 幌延URLにおける泥岩とセメントの原位置での相互作用と変質挙動:普通ポルトランドセメントと低アルカリセメントの比較 出井 俊太郎
HCG20-P10 Influence of Heterogeneity on Ions and HDO Diffusion in Pre-Neogene Sedimentary Rocks 侯 林怡