大気水圏科学(A)
セッション小記号 海洋科学・海洋環境(OS)
セッションID A-OS16
タイトル 和文 沿岸域の海洋循環と物質循環
英文 Coastal ocean circulation and material cycle
タイトル短縮名 和文 沿岸海洋
英文 Coastal ocean
代表コンビーナ 氏名 和文 増永 英治
英文 Eiji Masunaga
所属 和文 Ibaraki University
英文 Ibaraki University
共同コンビーナ 1 氏名 和文 日髙 弥子
英文 Mitsuko Hidaka
所属 和文 国立研究開発法人 海洋研究開発機構
英文 Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology
共同コンビーナ 2 氏名 和文 高橋 杏
英文 Anne Takahashi
所属 和文 東京大学 大気海洋研究所
英文 Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo
共同コンビーナ 3 氏名 和文 中島 壽視
英文 Toshimi Nakajima
所属 和文 東京大学大気海洋研究所
英文 Atmosphere and Ocean Research Institute, The University of Tokyo
発表言語 J
スコープ 和文
沿岸域は人間生活の多くが営まれる陸域に隣接しており、人間生活の影響を受けて劇的にその環境は変化しつつある。沿岸域の諸現象は極めて複雑であり、その海洋循環や物質循環の基礎原理の理解と、環境変動への対策の両面が極めて重要な課題である。例えば、黒潮などの外洋循環や乱流混合、非線形内部波などの多様な物理過程が海洋・物質循環に重要な役割を果たし、富栄養化や赤潮、貧酸素水塊の発生などの特有の現象が沿岸海洋環境に大きく影響することが知られている。さらに近年では、全球規模の気候変動が沿岸域に及ぼす影響にも注目が集まっている。本セッションでは、物理、生物、化学といった分野の垣根を超え、多様な研究トピックの発表を歓迎する。
英文
Coastal seas are adjacent area to land with human lives, and anthropogenic stresses have recently altered their environments. Since oceanographic settings and processes are highly diverse in coastal areas, both basic and applied approaches are required. For example, coastal circulation would be controlled by various physical processes such as large-scale ocean circulations (e.g., the Kuroshio current), turbulent mixing, eddies and non-linear internal waves. Shift toward degraded status of coastal ecosystems would be attributed to wide variety of regional environmental issues (e.g., eutrophication, red tide and hypoxia). In addition, effects of global-scale climate change on coastal processes have received a surge of recent attention. Here, we propose an interdisciplinary session on coastal circulation and material cycle.
発表方法 口頭および(または)ポスターセッション
時間 講演番号 タイトル 発表者
口頭発表 5月27日 PM1
13:45 - 14:00 AOS16-01 地先と外洋のpH変動パターンはどこで切り替わるか? 小埜 恒夫
14:00 - 14:15 AOS16-02 生態系モデルへの衛星データ同化による東京湾における炭素の河川流入過程の改善 中山 大雅
14:15 - 14:30 AOS16-03 シャドウグラフカメラと深層学習を用いた動物プランクトン検出モデルの構築 明見 知樹
14:30 - 14:45 AOS16-04 瀬戸内海播磨灘における植物プランクトンのサイズ組成の変遷について 岩佐 真杜
14:45 - 15:00 AOS16-05 ラグランジュ確率密度とマルコフ連鎖モデルを用いた瀬戸内海アマモ場の多世代コネクティビティの数値解析 内山 雄介
口頭発表 5月27日 PM2
15:30 - 15:45 AOS16-06 黒潮と沿岸地形に影響を受ける物質輸送過程の粒子追跡実験 佐近 淳平
15:45 - 16:00 AOS16-07 九州周辺の海域における海洋熱波の発生状況 古賀 大基
16:00 - 16:15 AOS16-08 絶対塩分アノマリーから見た日本周辺表層海水の河川水の影響 内田 裕
16:15 - 16:30 AOS16-09 豊後水道における乱流混合の観測とその流れと成層との関係 堤 英輔
16:30 - 16:45 AOS16-10 2023年の豊後水道を西岸から進入した急潮に関する研究 吉江 直樹
講演番号 タイトル 発表者
ポスター発表 5月27日 PM3
AOS16-P01 沿岸域における植物プランクトンの色素組成変化及び銅毒性との関連性 石﨑 泉
AOS16-P02 ブルーカーボン生態系モデルに基づく海洋酸性化による生物変化モデルの検討 折田 まりな
AOS16-P03 瀬戸内海における年間のpCO2推定 藤田 眞大
AOS16-P04 Marine ecosystem model of seaweed growth stimulated by aquaculture wastewater effect 鈴木 彩
AOS16-P05 GUIを用いた流動生態系シミュレーション実行ツールEcoPARIの開発 井上 徹教
AOS16-P06 夏季の相模湾表層への水平的窒素供給 三野 義尚
AOS16-P07 利根川沖陸棚域への地下水・間隙水起源物質の輸送 中島 壽視
AOS16-P08 東シナ海陸棚斜面域を例としたマルチビーム測深機を用いた内部波の3次元音響イメージング 長澤 亮佑
AOS16-P09 Laboratory investigation on baroclinic instability of the river plume over a sloping bottom Yeping Yuan
AOS16-P10 漂流ブイを用いた河川フロント周辺の流速場の推定 梅田 裕生
AOS16-P11 Spatial variability of low frequency waves on a reef platform in the Taiwan Strait CHIA HSUAN SHE
AOS16-P12 Sea surface signature of incoherent semidiurnal internal tides revealed by a tide-resolving OGCM WANG SHUYA
AOS16-P13 波浪に伴う海水輸送と反流応答 (2):回転系における応答 藤原 泰
AOS16-P14 夏季の房総沖陸棚上の黒潮フロントにおける水平微細構造と鉛直混合 高橋 杏
AOS16-P15 霞ヶ浦における流況のモニタリングと数値計算を用いた再現 吉田 壮汰
AOS16-P16 霞ヶ浦におけるトレーサー拡散モデルに基づく水平拡散と水滞留時間の評価 増永 英治