人類はいま,この世界の「限界」から得られるデータに手を伸ばしつ つあります.それはたとえば,深海のそのまた下の海底や,宇宙の果てなど 人類が手を伸ばす先端にある新たな情報です.そこからわかる地球や宇宙の 新たな知見を皆様と共有できれば幸いです.
中学高校生,大学生・大学院生,研究者,一般の方々のご参加も歓迎いたしたます.

◆ご参加予定の皆様へ
座席は先着順でご案内いたします.
十分なお席はご用意しておりますが,状況によっては別室でのテレビ中継をご案内させていただく可能性がございます.
ご了承ください.


日時 2013年11月2日(土) 14:00~17:00(13:30開場)
場所 東京大学本郷キャンパス 小柴ホール
参加費 無料
対象 主として教員及び中高校生
(大学生・大学院生や一般の方も歓迎いたします)
申込方法 こちらのフォームから必要事項を送信してください
先着170名様(申し込み人数が定員に達した時点で締め切ります)
※定員に達したため締切ました
主催 日本地球惑星科学連合
113-0032 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル4F
TEL:03-6914-2080
mail:
内容 渡部 雅浩(東京大学大気海洋研究所)

「地球温暖化と近年の異常気象」


ジェームズ モリ(京都大学防災研究所)

「深海を掘削して地震を解析する」


田村 元秀(東京大学/国立天文台)

「第二の木星を写し、第二の地球を捉えよ!」


総合討論

講演会リーフレット (PDFファイル)



今年の夏は高知県四万十市で観測史上最高気温を更新するなど、日本各地で猛暑となりました。また、山口や秋田など一部地域では、これまでに経験したことのない大雨が発生しました。この異常気象の原因は? 地球温暖化や都市化の影響は? こういった疑問を持たれた方も多いと思います。
異常気象は元来、30年に一回程度経験する気象の大きな乱れです。今年猛暑でも来年はそうとは限りませんし、日本が平年より暑くても世界の別の地域は寒いこともあり得ます。しかし、世界全体の地表気温は20世紀後半から上昇を続けており、特に2000年以降は「高止まり」の傾向にあります。これが世界各地で暑い夏をもたらしやすい背景となっていることはほぼ確実であると言えます。地球の気候の変化はどうなっているのか、また近年の異常気象の出現に対してどのように影響しているのか、最近の我々の研究から明らかになりつつあることをわかりやすくご紹介します。

東日本大震災の時に地震断層の巨大なずれがなぜ、どのように起こるのか。東北地方太平洋沖地震調査掘削プロジェクト(JFAST)のおもな研究課題はこの点にあった。
JFASTでは、地球深部探査船「ちきゅう」によって、水深約7000m、海底から約820m掘り進み、仙台の沖合220kmの深海で、地震断層に達する科学掘削によって地震に関する研究を行なった。
このプロジェクトの目的の一つは、断層付近の温度測定で、地震のさいの断層における摩擦について研究することであった。温度は地震で発生した摩擦熱の量を示し、ひいては摩擦のレベルも教えてくれる。もう一つの目的は、プレート境界面の断層のサンプルを採取することであった。50mもずれた断層を見たことのある人は誰もいないので、岩石を調べて、この断層に関する貴重な情報を読みとることができれば、壊滅的津波を引き起こした断層のずれをより深く理解することが出来るであろう。

生命を宿す惑星、地球。このようなハビタブルプラネットは、広い宇宙にどれくらいあるのか? 太陽以外の恒星の周りに、既に900個以上もの系外惑星が発見されている。その研究は、わずか20年足らずで天文学の最重要テーマのひとつとなった。 系外惑星は遠方にあるため、写真のように画像に写す「直接観測」は困難である。そこで、まず「間接観測」が成功し、今もっとも活躍している。 いっぽう、巨大系外惑星の直接観測も遂に実現した。さらに、NASAのケプラー衛星は宇宙からの間接観測を実現し、地球型惑星を開拓してきた。 すばる望遠鏡でも赤外線を活かして、太陽より軽い恒星を狙う装置開発も進んでいる。次のステップとして、将来の地上30メートル望遠鏡と スペース望遠鏡における高コントラスト装置の検討も行われている。このような多彩な天文観測手法により、多様な恒星のまわりの第二の地球を発見し、 そこに生命の兆候を探ることも可能になるだろう。