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概要

日本地球惑星科学連合の概要

 地球惑星科学は,地球物理学,地質学,鉱物学,地理学などの学問分野から構成されており,さらにそれぞれの分野が気象学,地震学,火山学,岩石学,堆積学,古生物学,陸水学,地形学・・・などに細分化されている.こうした背景から,わが国における地球惑星科学関連学協会は50以上も存在している.

 日本地球惑星科学連合(以下,旧連合)は,2005年秋の日本学術会議の改革に対応して地球惑星科学関連学協会を束ねる窓口組織として発足したが,2008年12月1日から一般社団法人日本地球惑星科学連合を経て,2011年12月1日に公益社団法人日本地球惑星科学連合(以下,新連合)として新たなスタートを切った.新連合は,我が国の地球惑星科学コミュニティーを代表し,国際連携,社会への情報発信,関連分野の研究活動と情報交換の促進等を通じて,地球惑星科学全体の振興と普及に寄与することを目的とした組織である.

連合の目指すもの
地球は複雑であり,そこで生起する現象は多様である.従って,地球の現在の姿を理解し,過去の歴史を解明し,未来の変動を予測するためには,多面的な研究が必要とされるのは言うまでもないが,同時に,それぞれの専門分野で展開している多面的な研究を結びつけ,より高い次元の理解へと発展させていかなければならない.新連合は,自律的機能を持つ5つのセクションが学術活動の主体となり,加盟各学協会と連携しながら,我が国の地球惑星科学を活性化し,将来的にはアジア・オセアニアを拠点とする世界の中の一つの基軸となることを目指す.

連合の組織・運営形態
新連合の最高議決機関は社員総会であり,社員総会で選出された理事が構成する理事会が連合の運営に当たる(組織図参照).社員は代議員(個人)と団体会員(加盟学協会)から成り,代議員は定められた区分に従って登録した正会員の中から区分ごとに選出される.社員総会で代議員の中から選出された理事が理事会を構成し,互選により代表理事(会長)を選出する.理事会は連合運営のための各種委員会及び学協会長会議等を組織する.正会員登録を行う際の区分(登録区分)は,宇宙惑星科学,大気水圏科学,地球人間圏科学,固体地球科学,地球生命科学,及び地球惑星科学総合の6つである.

活動主体としての連合
新連合は地球惑星科学の発展に向けた学術活動を積極的に展開していく。学術活動の主体となるのは,地球惑星科学全体をサイエンスの視点で大まかに区分した自律的機能を持つ,宇宙惑星科学,大気水圏科学,地球人間圏科学,固体地球科学,及び地球生命科学の5つのセクションである(詳細はセクションの項参照)。

セクションの構成と役割
連合の正会員は,登録時に選択したセクション(複数可)の中から,主たる学術活動の場としての主セクションを指定する.正会員は,指定した主セクションの代表(セクションプレジデント)を,代議員の中から選出する.選出された各セクションプレジデントは,サイエンスボードを組織して,長期的サイエンスビジョンを提示し,それに沿ったフォーカスグループの立ち上げ,大会セッション提案,大会プログラム編成,セクション学術誌の企画・編集等,そのセクションの学術活動全般を積極的に推進する.

ユニオンサイエンスボード
各学術セクションの活動は,その内部だけで閉じているわけではない.各セクションの長期的サイエンスビジョンは,5つのセクションのプレジデント,地球惑星科学全体を俯瞰できる有識者,及び理事会執行部メンバーで構成されるユニオンサイエンスボードで討議され,連合の長期的サイエンスビジョンに昇華される.また,地球環境問題のような個別セクションを超えた地球惑星科学全体に関わるテーマに対しては,ユニオンサイエンスボードがフォーカスグループを立ち上げ,長期的ビジョンの下に学術活動を推進していく.