地球惑星科学委員会(第20期・第16回)
日時: 平成18年8月24日(金) 13:00-17:00
場所: 学術会議 5-A(2) 会議室
出席: 入倉、碓井、大谷、岡部、河野、中島、永原、氷見山
(配付資料)
1. 第15回地球惑星科学委員会議事録(案)
2. 課題別委員会“地球温暖化等、人間活動に起因する地球環境問題に関する検討委員会”設置提案書
3. 課題別委員会“地球温暖化等、人間活動に起因する地球環境問題に関する検討委員会”構成員
4. 課題別委員会“地球温暖化等、人間活動に起因する地球環境問題に関する検討委員会”第1回委員会議事録
5. 選考委員会報告“会員候補者・連携会員候補者の推薦について”
6. 教育再生会議第2次報告に関するアンケート
7. 第3部夏期部会における地球惑星科学委員会よりの報告(PDアンケート暫定集計結果)
8. 2007年度日本地球惑星科学連合大会ユニオンセッションにおける“まとめ”
議題
(0) 第15回委員会議事録案の承認
(1) 学術会議の動向
(2) 第3部夏期部会報告
(3) 分科会活動報告
(4) 温暖化問題に関する地球惑星科学分野の取り組みについて
(5) 地球惑星科学委員会の今後の活動について
(6) コミュニティー、日本地球惑星科学連合との関係について
(7) その他
(0)前回議事録の承認
これを承認した
(1)学術会議の動向
(a) 課題別委員会の設置
きわめて厳しい現状、しかし一方で容易に承認された例もある。
(b) 会員候補者・連携下院候補者の推薦について
10月1日より推薦開始。近々に事務局より各会員、連携会員書類送付予定.
・推薦対象は現在の3年任期の会員、現在の連携会員、その他特に推薦に値する者
・一人の会員および連携会員が推薦できるのは2名まで
・他分野、女性、若手をエンカレッジするが、判断の制約にはならない
・10月1日から受け付け開始、11月末日受付終了
・推薦には他1名の賛同が必要
・選考には分野別委員会の意向が反映するようにしたい
議論
・分野別の会員、連携会員の名簿を事務局に要請したほうがよい -> 永原が地球惑星科学の情報整理
・あまり活動をしてこなかった連携会員はどうする?
(2)第3部夏期部会
(a) 目的
・科学の普及(公開講演会) --- 海部(新しい太陽系観)、川野(ナノテク)
・地方の会員、連携会員との親睦
・地方の見学(大阪大学の2施設見学)
・時間をかけた議論(今回は若手人材育成)
(b) 若手人材育成に関する議論
・第3部課題別委員会のまとめ
・学識経験者の講演(北澤、益田、岩澤、内閣府生活統括官)
・各分野別委員会からの報告(地球惑星科学は、惑星圏分科会によるPDアンケートの中間まとめを永原が報告)
議論
・ 気象学会でも調査を検討中、地球惑星のアンケート結果と比較したい。
・ 気象分野では公募をだしても人が来ない、人が足りない状況で、地球惑星科学一般の動向と異なっている。
・ ・工学系では多くの日本人は博士に進学せず、博士修了者は民間が採用したがらない。博士過程が留学生ばかりであることは税金との関係で問題となりうる。外国人留学生をふやすメリットは何か議論の余地がある。
・ PDは社会的地位、社会保障などの点で社会的に差別されているといえる。これではいい人材が集まらない。
(c) 教育再生会議報告への対応について
課題別委員会(若手・人材)によるアンケートへの回答を議論し、地球惑星科学委員会として以下の結論とした。
・学部3年、修士3年、博士2年案 反対
・院試は論文や研究計画重視 反対
・出身大学3割程度 反対
・大学院学生は2割以上 反対
・大学院の性格・機能を明確化 反対
議論
教育再生会議報告自体の背景、意図が不明であり、回答が困難である。
(3)分科会報告
(a) 惑星圏
・大学アンケート、PDアンケートとりまとめ中
・対外報告をまとめる骨子作成中
・環境問題について、人間圏分科会中心に地球惑星科学分野がもっと活動すべきであることを提案。
・国際対応について、小委員会の活動内容を国際対応分科会が評価すべきであることを提案。
国際対応問題についての議論
・一律に分科会、小委員会の評価をするのはむずかしい。国際委員会が活動調査を開始している。ただし分担金を払っていない
ものは対象でない。
・国際発進力のため、国際分科会でセッション提案のよびかけなどが必要である。・年1回の報告を求めてはどうか。
・10月に国際対応分科会を開催し、その場で検討することとする。
(b) 人間圏
・課題別委員会でカバーできない地球環境の問題につき、地球科学的視点での提言を予定。
・7/19、3つのWG設立。地球環境10名(とりまとめ:氷見山)、自然災害16名(田村)、地球情報13名(柴崎)。9/19次会委員会までに情報もちより。
・12月、対外報告を目標とする。
・今後の分科会は前半全体、後半WGとする.
(4)地球温暖化等課題別委員会
(a) 経過
・会長提案となり、7/26幹事会で承認。
・内容はG8対応を全面削除。気候システムよりの内容を削除。
・ この結果委員構成が当初予定と大幅に変更。1部関係4名、2部関係5名、3部関係10名
・ (b) 第1回打ち合わせ会議
・ ・委員長:入倉、副委員長:中島、幹事:西条、本田
・G8対応としないことを確認。
・ 本委員会成果は学術会議として使用。
・ 中間報告は出さない。
・ ・世話人4名を決定。そのリーダーが原稿を準備
・ ・事前アンケート実施
・ ・20名で議論しなくてはならないところが問題。
・ ・長期的に取り組み
・ ・G8に際しては北大と提携して賢人会議を計画
・ (c) 地球惑星科学としての取り組み
・ ・来年度連合大会ユニオンセッション
・
・ (5)地球惑星科学委員会の今後の活動について
・ ・本委員会は組織化からスタートした。分断化されていたものを統合し、横糸、縦糸の組織を設立。対外報告を念頭にWG設立。
・ 惑星圏分科会においても対外報告を念頭においている。環境問題は項目としてはずすことはできない。人間圏分科会と情報交換して相補的にしたい。
・ 人間圏分科会は G8を念頭にしたい。
・
・ ・対外報告は、最終、来年7月幹事会までに報告提出要。地球惑星科学委員会でのスクリーニングの必要があり、事実上は3月ころまでに原稿提出要。学術会議が過去に出している報告などとの整合性を検討要。
・
・ ・シンポジウムの企画
・ 開催は来年3月21日とする。
・ キーワード:地球惑星科学、社会(含地学教育)
・ 2ヶ月前の幹事会にプログラムを提案。
・ テーマ:温暖化:太陽、氷期—間氷期、地殻、太陽
・ 対象:高校生、大学教養
・ 世話人:平、岡部、永原
・
・ ・地域教育対外報告“現代的課題を切り開く地理教育”からの報告(****)との整合性についての議論をした。社会貢献分科会、地球惑星科学連合教育関係者に確認を依頼することとした。
・
・ (6)コミュニティー、日本地球惑星科学連合との関係について
・ (a) 地学オリンピックについて
・ 大谷による報告
・ 現在では物理、化学、情報、生物、地理等のオリンピックが存在、地球科学もその参加が望まれる。
・ 物理は大規模国内委員会結成、JSTがバックアップ。国内委員会が問題作成、練習などもおこなった。
・ 地学は今年から発足。連合がとりあえず調査委員を派遣。
・ 学術会議としてどう考えるのかを議論してほしい。
・
・ 議論
・ 地理は10年前から開催、20-30カ国参加。国際オリンピックとして定着。日本は今年より参加。去年、IGU分科会で議論し、推進するのがよいということでWGを結成。連携会員以外のメンバーも参加。ボランティアによる活動。WGが国際対応、国内選抜を実施。学会は協賛程度。募金活動。2年で1回。
・ ・オリンピックについては政府は正式に後援を決定。地理は英語が必須。
・ ・2つの側面を考える必要がある(国際対応、国内の母集団)。地学については母集団がないのではないか?母集団に関するデータが欠如している。そのため判断が不能。
・ ・IUGSのどこかが引き受けてきたという経過がある。
・
・ 議論の結果、地球惑星科学委員会としては地学オリンピックは様子を見ることとした。IUGS分科会で調査・検討してもらう。現時点で具体的対応を決定するのはむずかしい。
・ 一般論としてはオリンピック参加は望ましいが、情報が不足している。
次回委員会、10月中旬−後半をめどとする。後日日程調整。