日本学術会議  第14回地球惑星科学委員会 議事録
    

1.日時 平成19年5月16日(水)10:00〜12:00

2.場所  日本学術会議  6-A(1) 室

3.出席 入倉、碓井、大谷、岡部,木村、河野、平、永原、氷見山
     (事務局)成瀬、佐野、生形、増田
(配付資料)
1. 第13回地球惑星科学委員会議事録(案)
2. G8課題別委員会の提案
3. G8課題別委員会の提案に対する意見
4. G8課題別委員会参加希望者リスト
5. 地球惑星科学推進分科会拡大役員会(第20期第2回)議事録(案)
  追加資料: G8-UNESCO World Forum

4.議題

(0)

第13回地球惑星科学委員会議事録の了承
    第13回委員会回議事録(資料1)を了承した.
(1) 学術会議全体の動向(河野)
   

・課題別委員会のありかたについて
依然検討中で、改革の方向が確定していない。現時点では新規受け付けおこなっていない。地球惑星科学委員会からの地球環境に関する委員会設立の提案は提出したほうがよかろう。
・国際的問題の取り組み
G8、太平洋学術会議—アジア学術会議6月沖縄、持続的社会の会議9月など。
 

(2) 2007年地球惑星科学連合ユニオンセッション(永原)
   

・準備会を開催し、内容の統一性につき議論した。
・Extended abstract 作成、400部。
・学術会議—連合懇談会において、今後において全体としての方向性をもつことの重要性が指摘された

・懇談会についての補足意見
入倉:連合はまだ独自の活動をしにくい。学術会議がアカデミックな方向を示す必要がある。
岡部:来年はもっと早くから準備をすべきである。
永原:コミュニティー全体として方向性をもつ必要がある。
大谷:連合大会におけるセッションは継続的にやるべきである。
木村:連合は独自ミッションをはっきりもっておらず、学術会議と連携するのが望ましい。
 

(3) 課題別委員会「G8に向けた科学者の提言」提案
   

説明(入倉):地球惑星科学のグローバルな視点を広めたい。

 

・河野:来年3月には各国アカデミーのまとめの提言を作成、すなわち年内にほぼまとめができている必要がある。G8分科会は学術会議会長、土居副委員長、唐木第2部長の3人である。話題は、感染症(唐木)、水問題(大垣)気候変動(地球惑星科学委員会)、情報(ユビキタス分科会?)などがあげられている。新委員会では委員長、幹事の役割が大となるであろう。
・ 入倉:課題別委員会活動のため、調査員雇用が可能である(助手以上、フルタイムのポストにあるものである必要があり、学術会議に出勤しなくてはならない)。特認連携会員として活動してもらうことも可能であり、こちらは旅費の支給が可能となる。
・ 岡部:人間圏分科会では課題別委員会を組織的にサポートすることを検討している。1部、2部の人選も考慮しなくてはならない。
・ 永原:地球惑星科学分野として、連合の中でコミュニティーの総力を結集するよう、努力すべきである。
・ 平:課題別委員会内部でIPCC関連のことをじっくり議論している時間的余裕はない。連合の力を借りなくてはならない。
・ 氷見山:課題別委員会のタスクは何か?全体のことはどこでやるのか?
・ 入倉:それがG8分科会である
・ 氷見山:今年6月にドイツで開かれるG8に向け、G8-UNESCO World Forum on Education, Research and Innovationという会議が先日開かれた(追加資料)。来年のG8への対応を考える際、この会議を含め、G8をめぐる情勢を広く捉える必要がある。
・ 河野:課題別委員を立ち上げ、中身を用意することが重要である。学術会議が全体として長期的展望をもってやってきたわけではない。G8はサイエンス資料にもとづき、開催国のアカデミーが協力して提案を準備するのが恒例となっている。
・ 木村:日本がサイエンスにおいてリーダーシップをいかに示せるかが重要である。IPCC報告を超えた情報、提案を示すことが必要である。関連コミュニティーの総力を結集しなくてはいけない。サイエンスのフロントを集め、課題別委員会が公式組織として活動するのだろう。日本のコミュニティーをまとめるチャンスである。
・ 大谷:連合に対し正式提案が必要である。
・ 岡部:時間が限られているので、コアについてはトップダウンで作らなくてはならないだろう。とにかく課題別委員会を早く立ち上げるべきである。G8ではアウトリーチも大事ではないか。
・ 氷見山:学術会議においても人文社会系と自然系のギャップが大きいと感ずる。これを打破しないと環境の課題に適切に対応できない。自然科学者も、人を避けてばかりいるのはよくない。
・ 入倉:連合大会の間に提案書作る必要がある
提案書について
・テーマ:気候変動
・入倉の文章をたたき台とする
・提案者:中島を中心、入倉、岡部、碓井、を含める
・人数:20 名くらい
・提案書の中に、分野として必要な人数を明記する
・月曜に提出
・連携会員候補者:三上、安成、若土、岡田尚武ほか
・入倉が中島と相談し、骨格を作る
進め方について
・連合に正式要請:協力要請 (課題別委員会の学術的基礎のため協力を)、22日の協議会で提案(課題別委員会提案書をふくめ)
・課題別委員会の下に分科会またはワーキンググループを作る(連合と一緒に)、希望者はそこで活動してもらう
・アウトリーチ活動についても考えてゆく要あり。これを素材に地球惑星科学委員会のシンポジウムを開催してはどうか。
・環境教育リテラシー作成の要 −—>社会貢献分科会で検討する。
 

(4) 分科会活動
    a. 推進分科会
・推進分科会のミッションは問題の提案。実際の活動は各分科会でおこなう。

・5月21日第2回推進分科会議題
幹事会(河野)、地球惑星科学委員会(入倉)、分科会(各委員長)、IYPE (松本)、IPY (河野)、地学オリンピック(浜野)、地理オリンピック(滝沢)、連合(木村)、G8(入倉)、ユニオンセッション(永原)

b. 惑星圏分科会
・アンケート、情報収集、環境問題への取り組みの意義
・今後、研究所、法人組織などの実態調査を予定
・次回6月23日

c. 人間圏分科会
・共通認識の形成がほぼ完了した。今後3つくらいの分野(環境、自然災害、情報)にわけ議論し、提言素案を作成する予定である。アウトリーチ活動の一環として、サイエンスカフェへの登録とサイエンスアゴラへの参加を委員に呼びかけている。
・次回5月21日

d. 社会貢献分科会
・活動内容を理科教育問題にしぼることとした。今後アクションアイテムを作成の予定である。
・次回7月を予定している。

e. 国際対応分科会
・新しい小委員会の提案3つ(地質関連) ---- やや問題あり

小委員会の設置要件に関し、以下の意見が出された。
・ 今後、加入団体レベルまでとし、コミッション対応組織は認めないこととすべきではないか
・ 国際組織からの要求のない国内委員会は認めないこととすべきではないか。
・ 小委員会は国際対応分科会の下にあるが、本来は親組織となる分科会の下におくべきか? 
・ 地球惑星科学委員会の方針と無関係な活動をやられるのは困る。

学術会議国際委員会の動向(河野)
・国際委員会の下に戦略検討分科会が発足した。
・この分科会は、各国際組織の活動内容を調査している。今後、結果にもとづき、学術会議として支援すべきかどうかを検討してゆく予定である。

次回地球惑星科学委員会:6月
課題別委員会のスタートのための準備会を中心に開催する。