地球惑星圏分科会議事録(案)(第20期、第10回)

 

1.日時: 2008511日 1300-1700

2.場所: 東大理学部1号館 337号室 

3.出席:大谷、斉藤、高橋、津田、鶴田、富樫、永原、長谷川、浜野、松井、北里、佐藤、木村、河野、ゆり本、西田、花輪、奥村、入倉、佐竹: 欠席:久城、上出、佐々木、中村 

 

4.議事:

 

(1) 報告:連合大会ユニオンセッションについて

 連合大会時に行う二つのユニオンセッションの準備の現状が報告された。「地球環境問題と地球惑星科学の果たす役割」について、ゆり本委員から概要が紹介された。「地球惑星科学の進むべき道(2)については、永原会員から概要の説明がなされた。

2)審議:第9回地球惑星圏分科会の議事録(案)の確認を行った。

永原会員から「現状と課題」の取りまとめ状況の紹介が行われた。それに引き続いて、「現状と課題」の「地球惑星科学の社会貢献」「地球惑星科学における国際対応の現状と将来」「大学および大学院における地学系教育の現状と課題」「地球惑星科学の大型計画における基礎科学のあり方」「地球・人間圏科学の現状と課題」に関して、内容の検討を行った。

1)      「地球惑星科学の社会貢献」に関しては、住委員と佐竹委員による原案が佐竹委員によって紹介された。原案の内容に対して、地球惑星科学の貢献をできるだけ肯定的な記述を行うこと、資源・エネルギー問題を含めた地球情報を含めることが重要であるとの指摘がなされた。社会貢献の現状について様々な意見交換が行われた。その結果内容に関しては、a) 基礎的なサイエンスの振興が基礎になっていること、b)社会の認識と科学の現状の“ギャップ”をいかに社会にアウトリーチするのか、ギャップを埋めるにはサイエンスを振興すべきこと、政策や報道など社会に貢献する人材を輩出すべきことなどを記述する、c)長期的・政策的に人材育成を続けること、およびそのための制度整備、d)我が国の津波情報、気象情報、地震情報などに関する国際的な貢献、社会貢献を効果的に行うための専門家の育成と配置の問題に留意して、改訂を行うこととなった。改訂は佐竹委員が行い、富樫委員が資源エネルギーを含む地球情報の記述を追加することになった。

2)      「地球惑星科学における国際対応の現状と将来」に関して、河野委員から原案の紹介があった。惑星科学における国際対応の分科会、小委員会の現状と学術会議の役割と現状の限界が紹介された。学術会議はNational Center としての役割を果たすが、AGU, EGU, AOGSICSU傘下ではない組織に対応できず、サイエンスの推進のためには学術会議だけの対応では不十分であることが指摘された。

議論の結果、国際対応の仕組みについて踏み込むこと、連合との役割分担について触れること、国際戦略、今後の人材育成にかかわるAOGSに対する戦略などについて記述することとなった。

3)      「大学および大学院における地学系教育の現状と課題」については、高橋委員から原案の紹介があった。連合内部に教育問題連絡会を作ったこと、またその委員に資料を配付して意見を求めたことが報告された。議論の結果博士課程大学院の定員割れが主要大学でも深刻であることが示された。

これらにもとづき、社会貢献分科会の議論の結果(担当浜野)、研究者育成問題(担当佐藤・永原)、PD問題(担当木村)を加筆を依頼することになった。

4)      「地球惑星科学の大型計画における基礎科学のあり方」については、長谷川委員から原案の紹介があった。今後の課題について加筆し最終版にむけて仕上げてゆくことで了承された。

「地球・人間圏科学の現状と課題」について、奥村委員から原案の紹介があった。「近未来予測」をキーワードにまとめてゆくという方針が示され了承された。

 

それぞれの章を日の議論にもとづき523日までに改訂し、531日の推進分科会に案を提示することとした。