|
日時:平成19年8月28日(
火)15:00〜17:00
場所:日本学術会議6階 6−C(1)会議室
出席者(五十音順、敬称略):井上一、井上允、河野、佐々木、関井、永原、西田、日比谷、牧島、松尾
議題1.COSPARの現状
|
○ |
資料3および4(学術会議へ提出した調査票)に基づいて、佐々木委員長から説明があった。主な内容は次の通りである |
|
|
☆国際地球観測年の際の国際協力のために創設された国際学術団体
☆2年ごとの総会に、日本から200人規模の参加(1998年の名古屋総会の際は約800人)
☆現在のScientific
Structureについて(Sub-Comissions、Panels)
☆途上国支援のためのCapacity Building WSなども開催
☆COSPARへの日本の参加料は学術会議を通じて支払われる(2007年は約17,000EUR?)
|
議題2.COSPAR Awardへの推薦
|
○ |
資料6に基づいて、佐々木委員長から説明があった。主な内容は次の通りである |
|
|
☆COSPARには種々のawardがあり、特に若手賞のZeldovich
medal(Russian Academy of
Scienceと共同で授与)は日本人の受賞者も多い。小委員会から推薦を
☆中村正人委員(欠席)から、宇宙プラズマ関係で前回推薦した候補がまだeligibleなので推薦してはどうかという意見が佐々木委員長まで伝えられた
|
|
○ |
上記に関して、以下の質疑応答・意見交換があった |
|
|
☆手続き上、この小委員会で決定できる事項なのか
→推薦母体は様々だが、この小委員会は"Representative of COSPAR
National Members"として推薦できる
☆推薦はもっと活発でよい。小委員会で誰がいいかを議論するのでなく、各分野から一人ずつ出して構わない
☆学協会等への呼びかけ・コミュニティへの情報提供が必要である
☆格の高いawardに関しては、戦略的な推薦も考える必要がある
|
|
○ |
以下に連絡・周知をすることを決定した。文面は佐々木委員長が作成 |
|
|
☆宇宙理学委員会・宇宙工学委員会・宇宙利用委員会
☆関係学協会の研究者メーリングリスト
|
議題3.Space Research in
Japan(COSPARへの英文報告書)の発行について
|
○ |
資料5に基づいて佐々木委員長から説明があった。主な内容は次の通りである |
|
|
☆COSPARへの報告書を各国が2年おきに出している
☆ESAはミッション主体でかなりしっかりしたものを出版
☆米国はAeronautics and Space Report of the
Presidentで代用
☆ロシア(CDROM)・ウクライナ・フィンランドなども発行
☆日本でも2000年までは"Space Research in Japan"を出版していた
| |
●発行は宇宙研、編集は宇宙空間研連(COSPAR小委員会の前身)
●Satellite Observations、Rocket
Observations、Baloon Observation、Other
Scientific
Activitiesなどの他、海外への協力などについても記述 |
☆Space Research in
Japanの発行を再開すべきなのではないか。その場合、そろそろ始動しないと来年のCOSPAR総会に間に合わない
|
|
○ |
上記に関して、以下の質疑応答・意見交換があった |
|
|
☆Space Research in
Japanが発行されていた頃のことをよく知っている委員から事情を聞きたい
→かつては情報源としての価値があった。現在ではかつてよりも重要度は落ちたはずだが、印刷物として出す、記録として残すことの意義はある
☆発行が途絶えた経緯は
→プライオリティが落ちたという認識だったのでは
☆事実上はJAXA/ISASの活動内容でほぼすべてカバーするのだとすると、記録という点では外部評価資料などが残る
☆IUGGの例:かつては重厚な出版物を発行していたが、現在は廃れつつある
☆ウェブ媒体と紙媒体とでは、本来の用途が違うことは認識すべきである。紙媒体も必要
☆3機関統合もあった。JAXA全体としてやって貰うのがよいのでは
→JAXA/ISASとして責任をもってやるべき部分はあるが困難もある。2年おきでなく5年おきでよければ、中期計画と関係した評価とのタイミングがあって好都合
☆11月にISASは外部評価を受けるため、報告書を準備中である。これに旧NASDAなどの部分を加えて作成することを検討
☆JAXAが実働、COSPAR小委員会は監修という形
|
|
○ |
佐々木委員長から、更に以下の問題提起があった |
|
|
☆構成はミッション単位が依頼しやすいが、科学目的などについても記述が必要
☆2000年以後の部分をどうするか
→ISASに残された報告書等を統合して書くことは可能
☆未承認ミッション、とくにWG以上の段階のものはどうするか
→ISASの報告書には将来計画に関するものも含まれるので、その内容を掲載することはできる
☆JAXAの活動に含まれない活動はどう扱うべきか
→天文学宇宙物理学分科会では広く将来計画をまとめようとしているので、そこから吸い上げることは可能
→網羅的である必要はなく、JAXAだけでもよいのでは
☆国内への宣伝もかねて、英語・日本語両方で、かつCDも作成してはどうか
→JAXAの報告書として、日本語でも作成することは検討する
CDよりもウェブに掲載してそのアドレスを周知した方がよいのでは
☆出版経費・配布リストに関してはJAXAで取扱い
|
|
○ |
以下の事項について確認した |
|
|
☆現在ISASが行なっている外部評価向けの報告書を基本的に流用
☆地球観測など、ISAS以外のJAXAの活動に関しては補足
☆冊子は作成。電子媒体はウェブに置く。CDを作成するかどうかは未定
☆最低限英語版は作成。日本語版に関しては配布対象をもう少し明確化することが必要
|
議題4.COSPAR小委員会のメンバー・活動について
|
○ |
資料2に基づいて佐々木委員長から説明があった。主な内容は次の通りである |
|
|
☆JAXAの現役の方、若手がもっと多くてよいのではないか
☆小委員会なので、連携会員でないといけないことはない
☆COSPARについての宣伝をすべきか。例えばCOSPARの日本語版HPなどの検討をこれからして行きたい
|
|
○ |
上記に関して、以下の質疑応答・意見交換があった |
|
|
☆Sub-commissionsの代表者に入っている日本人はすべて網羅しているのか
→把握していない
☆Committeeに送り込める人をメンバーに
☆候補者に関しては佐々木委員長まで連絡
☆会合で地方委員の参加に旅費が必要な場合はISASと協議
|
議題5.学術会議の中での宇宙科学
|
○ |
佐々木委員長から、上記に関して宇宙科学の推進の観点から議論を行ないたい旨説明があり、先ず河野委員に学術会議の現状に関して説明していただいた |
|
|
☆国際対応は19期までは研連が行なっていた
☆20期へ以降の際、200近くあった研連はなくなって30程度の分科会になり、分科会単位で国際対応も行なうことに
☆COSPARに関しては、他の国際対応組織とともに、地球惑星科学委員会に設けられた国際対応分科会の下の小委員会で対応することになった
☆地球惑星分科会は加盟学会の数も多く、国際対応の国内組織も多い。
整理のためunion関係は分科会に昇格、残りは小委員会のまま。
(物理委員会の下には、IUPAC, IAUの2つの国際対応分科会しかない)
|
|
○ |
上記に関して、以下の質疑応答・意見交換があった |
|
|
☆小委員会からの対外的な意見の発信は
→上部組織を通じた間接的なものになる。分科会のステータスが必要
☆学際的な検討を必要とする事項は国際対応に限らないはずだが
→特定の検討事項に関して時限つきの組織で行なっている
☆組織論以上に、学術会議の性格が変わったことにどう対応するかを議論すべきでは。宇宙科学に閉じずに、大規模な予算を必要とする基礎科学の振興を考えることが必要
→単なるCOSPAR対応でなく、宇宙科学に関する組織が必要? 来期にその種の分科会の設置を目指すか
→明確なミッションを持った時限つきの分科会(=提言するための委員会)の設置を検討すべきか
|
次回予定はTBD
宇宙科学シンポジウムの間に議論の時間を設ける可能性もあり。
|