日本地球惑星科学連合

HOME > 関連情報 >日本学術会議ニュース・メール

関連情報

日本学術会議の動向

新着情報  会議だより  ニュースメール  組織図  名簿  会議  議事録

--------------------------------------------------------------------------------------

 

日本学術会議ニュース・メール

 ================================================================== 
** 日本学術会議ニュース・メール **   No.85 ** 2007/05/16 **
==================================================================

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

◇ 「G8ドイツサミットに向けた各国学術会議の共同声明」に対する日本学術
会議会長コメントの公表(ご報告)

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 日本学術会議は、6月にドイツ・ハイリゲンダムで開催されるG8サミットに向け、
G8サミット各国及び関係5カ国(ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカ)の
アカデミーと共同で、サミット参加国指導者に対する提言を取りまとめ、5月16日夕
刻、金澤会長から安倍総理に「エネルギー効率及び気候保全」及び「イノベーション」
についての声明を手交しました。
 これに対する金澤会長のコメントを次のとおり発表しましたので、お知らせします。
なお、共同声明の仮訳及び本文は別途、日本学術会議ホームページに掲載する
予定です。

  【問い合わせ先】日本学術会議事務局参事官室(国際業務担当)
            (Tel:03-3403-1949、i252@scj.go.jp)



     日本学術会議会長コメント

          平成19年5月16日

日本学術会議は、本年6月6日から8日にドイツ・ハイリゲンダムで開催されるG8サ
ミットに向け、G8主要先進各国及び関係5カ国(ブラジル、中国、インド、メキシコ、
南アフリカ)のアカデミーと共同で、サミット参加国指導者に対し科学者の視点から提言
をとりまとめ、本日、安倍総理に2つの声明「成長と責務−持続可能性、エネルギー効率
及び気候保全」及び「成長と責務−イノベーションの推進と保護」を手交した。
 ドイツでは、本日15時(現地時間)に、ドイツ連邦首相官邸において、本年のG8サミ
ット議長であるメルケル首相と各国アカデミー代表者との会合が開催され、これらの共同
声明について討議される。この会合には、日本学術会議からは土居副会長が出席する。
 これらの声明で、我々主要国のアカデミーは、G8各国首脳をはじめ世界の指導者に対
して次のように訴えている。

「成長と責務−持続可能性、エネルギー効率及び気候保全」
・エネルギー効率化、低・無炭素エネルギー源等の仕組を達成するために、大規模な投
 資及び技術・制度上のイノベーションが必要
・G8諸国は気候変動について特別の責任を有する。新興工業国は、将来、その責任を
 G8諸国とともに共有することになる
・エネルギー効率の向上が問題解決の重要な最初の一歩であり、基準の策定、経済的
 手法による誘導、科学技術への投資を行うべき
・世界的な森林伐採を抑制する方策の検討と実施
・エネルギー分野に着目した研究開発を大幅に拡充する必要。このため、G8+5諸国
 は、明確な研究アジェンダ、イノベーションのための国内ロードマップを策定し、こ
 れらについて密に国際対話を行うべき

「成長と責務−イノベーションの推進と保護」
・広範な基礎研究に強力な投資を行うこと、長期的な国際的研究課題の開発が重要
・途上国支援が重要(イノベーションに取り組む人材の育成、世界的な金融機関による
 大胆なイニシアティブ、インフラや法規の整備など)
・知的財産権制度による権利の保護と自由なアクセスのバランス。特許を研究目的で利
 用する場合の制約を排除すべき
・知識及びイノベーションの移転(特に、大学−産業間)の促進、起業精神を活性化す
 るための手段の確立

 今回の声明は、本年のG8サミットの重要な議題となる地球環境問題とイノベーション
について、科学者の視点から課題解決のための政策提案を行うものとして極めて重要なも
のである。
 日本学術会議は、今後とも各国アカデミーと連携し、国内外の科学者や学術研究団体と
協力しながら、地球的規模の諸課題の解決に積極的に貢献してまいりたい。特に、来年は
日本でG8サミットが開催される予定であり、日本学術会議としては、各国アカデミーに
対し、より一層のイニシアティブを発揮してまいりたい。

                              日本学術会議会長 金澤 一郎



********************************************************************
      学術情報誌『学術の動向』最新号はこちらから
  http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/2007-04.html
********************************************************************


==================================================================== 
  日本学術会議ニュースメールは転載は自由ですので、関係団体の学術
誌等への転載や関係団体の構成員への転送等をしていただき、より多く
の方にお読みいただけるようにお取り計らいください。
  また、メールアドレスの変更等がありましたら、事務局
(p228@scj.go.jp)まで御一報いただければ幸いです。
====================================================================
 発行:日本学術会議事務局 http://www.scj.go.jp/
    〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34  
 
 

back