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日本学術会議ニュース・メール

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** 日本学術会議ニュース・メール **   No.64 ** 2007/01/26 **
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◇ テレビ番組等における「科学的」実験についての会長談話

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本日、標記談話を以下のとおり発表しましたので、お知らせします。
なお、日本学術会議ホームページにも掲載しましたので、ご参照ください。
(http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-d4.pdf)


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    テレビ番組等における「科学的」実験についての会長談話

食品の影響を取り扱うテレビ番組等において、体重、血圧、脳波、血液成分、
各種の生理学的因子等に対する食品の影響を測定する実験が行われることが多
くなった。このような傾向は、科学的事実に基づいた情報発信を行うという点
では望ましいものである。

しかし、その実験計画の中には、適切な対照群の設定、統計的な有意差を得
るために必要な実験例数の設定、実験データの検証と解釈などの点で、科学研
究の基礎的な要件を必ずしも満たしていないものが見受けられる。このような
不十分な実験計画からは、誤った結論が導かれることが多い。したがって、科
学に精通した人材による実験計画の策定と実施を心がけることが極めて重要で
ある。

これに加えて、最近、実験データの捏造などの、科学の倫理に反する行為が
行われたことが報道された。いうまでもなく、テレビ番組は国民に与える影響
が極めて大きく、そこに捏造等の不正行為があれば、テレビなどによる情報発
信、ひいては科学そのものに対する信頼を著しく傷つけかねない。

残念ながら、科学者の研究活動にも、間違いや不正行為が起こりうる。日本
学術会議は、わが国の科学者コミュニティを代表する立場から、科学者の不正
行為の防止に向けて検討を重ね、平成18年10月には「科学者の行動規範につい
て」(声明)を発表した。この声明の内容は、テレビ番組等における科学実験の
計画・実施に関わる者も、当然、守るべきものであると考える。

関係者におかれては、この声明を参照して、不正行為の防止を自らの課題と
とらえて十分な対応を行い、社会の信頼を得られる番組の制作などに心がけて
いただきたい。

平成19年1月26日
日本学術会議会長
金 澤 一 郎

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誌等への転載や関係団体の構成員への転送等をしていただき、より多く
の方にお読みいただけるようにお取り計らいください。
  また、メールアドレスの変更等がありましたら、事務局
(p228@scj.go.jp)まで御一報いただければ幸いです。
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