| 日本学術会議地球惑星科学委員会国際対応分科会 平成19年度活動報告 | |
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[委員長] 奥村晃史 (広島大学大学院文学研究科) 739-8522 東広島市鏡山1─2─3 kojiok@hiroshima-u.ac.jp | |
[委員] 碓井照子 (奈良大学文学部) 渡邊眞紀子 (東京工業大学環境理工学研究科) 田村俊和 (立正大学地球環境科学部) 三上岳彦 (首都大学東京都市環境学部) 鈴木毅彦 (首都大学東京都市環境学部) | |
[分科会・小委員会目的] 新しい学術会議の理念に則ったINQUAとそれに関する事業への国際対応活動を一層発展させて、グローバルな視点から第四紀環境変動の理解の促進に貢献することと、日本・アジア地域の第四紀研究を推進して研究成果の交流と発信を活性化する.INQUAと連携した国際的および国内的な第四紀学の振興、普及および社会貢献. | |
[分科会・小委員会平成19年度成果] 平成19年7月28日から8月3日にオーストラリア・ケアンズで開催された第17回INQUA大会には3名が代表として派遣され、50名余りの日本からの参加者と共に研究成果の発信、国際評議会・研究委員会における次回大会までの4年間の研究計画の策定に努めた。また,奥村晃史が2007〜2011年度 (平成19〜23年度) INQUA執行部副会長に選出された. | |
[分科会・小委員会平成20年度活動計画] (1) 平成20年4月にINQUA執行委員会を東京で開催し,その前後に日本の第四紀研究者との交流のための研究集会と第四紀見学旅行を実施する. (2) 平成20年8月にノルウェー・オスロで開催される第33回万国地質学会議において第四紀学関連セッションに参加するとともに第四紀定義問題についての討議に加わる. (3) アジア諸国の第四紀研究者との交流を深め,INQUAへの参加を勧める. (4) 環境変動と人類に関する国際研究集会を開催する. | |
[対応団体名称 (和文)] 国際第四紀学連合 | |
[対応団体名称 (英文)] International Union for Quaternary Research | |
[対応団体略称] INQUA (インクア) | |
[対応団体目的] INQUA の主要な目的は,(1) 260 万年間から現在に至る第四紀に起こった諸現象の学際的解明を国際的に推進すること,(2) 国際学術研究集会を組織するとともに研究委員会等の活動を支援して,第四紀研究の国際的な協調と協力を実現することにある.第四紀は地球の歴史の中でも特別な重要性をもつ.人類は第四紀に出現し,繰り返し発生した激しい世界規模の気候変動の中で進化してきた.この気候変動は,現在の環境とは全くことなる氷期と間氷期の繰り返しとして継続し,陸域の地理的条件,大気と海洋の大循環,生物群集に大きな変化を与えてきた.多数の要素が複雑に関連する気候・環境変動をよりよく理解するために,多様な研究者のグループが共同して最も新しい地質時代の気候条件や,物理的・生物的環境の変動の解明を進めている.第四紀研究は最も新しい地質時代を研究対象とするために,一年,十年,という高い時間分解能で実証的に地球環境の変動を解明することができる.これは,より古い地質時代の研究では得難い貴重な情報である.近年急速に増大した人間活動の自然への影響を理解するためにも,第四紀研究は最も重要な情報を提供している. | |
[対応団体2007年成果] 第17回 INQUA 大会:2007年7月27日から8月3日まで,オーストラリア・ケアンズで第17会 INQUA 大会が開催された.約1000人の参加者による活発な研究発表と交流が行われた.また,5つの研究委員会およびそれらに所属するフォーカスグループの体制を刷新して,活動を高めるための検討がそれぞれの委員会・グループで進められ,2011年退化までの活動の基本プランが練り上げられた. ICSU での活動: INQUA は ICSU国際学術連合の一つとして,ICSUの地球関連学術団体の活動を一層高めるこ活動を進めた.INQUAの人間と自然に関わる実証的な研究の積み重ねと,研究実行の潜在力は,気候変動,環境変化,自然災害,生物環境などの面で独自である.この分野からのICSUへの貢献を積極的に進めた.特に,国際惑星地球年 (IYPE) 実行委員会では,前INQUA会長J. Clague が指導てきな役割を果たした.また,国際極年についても同様に,INQUAからの参加者が大きな貢献をした. ベネズエラ,イタリア,ドイツなどで,2003--2007年の研究プロジェクトの成果をとりまとめる研究集会が INQUA の後援によって開催された.約15件の研究プロジェクトは成果を公表するとともに,INQUA大会で最終的な評価を受けた. | |
[対応団体2008年計画] 2008年執行委員会を日本で開催する. 2007--2011年研究プロジェクトの募集・選考を行い,研究を推進する. 第33回国際地質学会において,INQUA および INQUA 研究委員会主催の複数のシンポジウムを開催する.特に地質年代尺度の再検討の中で第四紀の定義の問題について解決を試みる. 国際地球惑星年,国際極年等の事業の推進に参加する. | |