
プレスリリース
2005/05/25
日本地球惑星科学連合設立について
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発表日時 2005年5月25日(水)14:00〜15:00 |
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発表場所 幕張メッセ国際会議場2階204号室 |
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発表タイトル 「日本地球惑星科学連合の設立について」
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発表者
連合評議会議長 廣田 勇(日本気象学会理事長)
運営会議議長 浜野洋三 (東京大学教授)
運営会議副議長 木村 学 (東京大学教授)
総務委員会委員長 中村正人 (JAXA/宇宙科学研究本部教授)
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発表概要
これまで,我が国における地球惑星科学分野は
多数(30以上)の学会に分かれて個別に活動を行
ってきたため,他分野(日本物理学会や日本化学
会など)のように国や社会に対する発言や情報発
信,理科教育や科学技術政策に対する提言等が
効果的にできないという,大変不幸な状況におか
れてきました.このことが,我が国の中等教育に
おける地学離れが加速した要因のひとつでもあり
,科学技術政策において地球惑星科学が強力に
推進される妨げになっている可能性も指摘されて
います. |
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一方で,1990年から,いくつかの地球物理学系の学会が集まり,毎年春の研究発表集
会を合同で行う"地球惑星科学関連学会合同大会"を開催してきました.現在では,地質
学・鉱物学・地理学分野まで含め,20学会を越える学会が参加するような大きな大会に
発展してきました.学会間の連携をはかる基盤が築かれたともいえます.
そこで,この度,「日本地球惑星科学連合」という,地球惑星科学関連のほとんどの
学会(発足時は24学会)が加盟する連合組織を設立することになりました.これは,地球
物理学,地質学,鉱物学,地理学等に関する学会を網羅する,世界でも類を見ないよう
な,地球や惑星を研究対象とする学会の総合的な連合組織です.
本組織は,我が国における地球惑星科学分野の意見集約や合意形成をはかると同時に
,対外的な窓口組織として国や一般社会に対して提言や情報発信を行っていくことを意
図しています.とくに,日本学術会議との連携や国際プロジェクト等への対応,我が国
の科学技術政策への提言,初等・中等教育における地学教育や理科教育問題への対応,
報道機関を通じた研究成果等の情報発信,一般市民を対象とした教育・啓蒙・アウトリ
ーチ活動等を積極的に行っていきたいと考えています.
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発表内容
i) 正式名称
日本語名:日本地球惑星科学連合
英語名: Japanese Union of Earth and Planetary Sciences (略称:JUEPS)
ii) 日本地球惑星科学連合設立の経緯
日本学術会議がこの秋に改革されます.その改革に合わせ,これまで多数の分野に分
かれていた地球惑星科学関連の学会をひとつに束ねた対外的窓口組織をつくるべきであ
るということが,地球物理学関連学会学会長等懇談会で議論され,「地球惑星科学分野
の窓口組織としてのユニオンを緊急に設立するべきである」ということが提言されまし
た.
これを受け,地球物理学関連学会及び地質学・鉱物学関連学会が集まり,地球惑星科
学分野の"連携の在り方に関する検討ワーキンググループ"が2004年6月に立ち上げられ,
10月まで3回にわたって議論・検討が行われました.その結果,「地球惑星科学の総合
的発展を目的とし,関連加盟学会の総意の下に創設される地球惑星科学の連携組織」(
本組織の機能は下記項目 iii) 参照)を設立することで関連20学会の合意が得られまし
た.
その後,"地球惑星科学連合設立準備会"が立ち上げられ,2004年10月から2005年5月
まで5回にわたって連合の詳細に関する議論・検討が行われ,地理学分野までを含む24学
会(会員数合計約37,000名)の合意のもとに,今回の連合設立に至りました.
連合は,2005年5月25日に行われた,学会長等の集まりである"拡大評議会"において
承認され,正式に発足しました.
iii) 日本地球惑星科学連合の目的と機能
連合設立の目的は,「我が国の地球惑星科学コミュニティーを代表し、国際連携及び
社会への情報発信・教育、関連分野の研究発表、情報交換を通じて、学術の発展に寄与
すること」(規約第2条)です.この目的を達成するために,連合は次のような「機能」
(規約第3条)を持ちます.
・地球惑星科学コミュニティーに対する国及び社会一般からの諸要請への対応
・地球惑星科学コミュニティーの意見集約、対外的情報発信、教育及びアウトリーチ
・地球惑星科学に関わる国際学協会との連携及び国際プロジェクトへの対応
・地球惑星科学に関わる年次研究発表集会の開催及び国際会議等の企画・開催
・地球惑星科学コミュニティーに共通する諸問題についての検討と提言
・その他、地球惑星科学の総合的発展を図るために必要な諸活動
iv) 日本地球惑星科学連合の構成
*評議会:加盟学会の長(学会長や理事長等)及び運営会議の議長及び副議長からなり,
連合の運営方針について審議し,事業内容について監査する.
*運営会議:連合の事業を推進し,運営を統括する.運営会議の下に,運営の実務を
行う常置委員会として,総務委員会,財務委員会,企画委員会,広報・アウトリーチ
委員会,大会運営委員会,教育問題検討委員会,国際委員会の7つを置く.
*事務局:連合の運営全般に関わる事務を行う.
v) 日本地球惑星科学連合の具体的活動
連合では,今後,以下のような活動を行っていくことを検討しています.
*地球惑星科学コミュニティーにおける活動
- 地球惑星科学コミュニティーにおける諸問題の検討,意見調整・集約を行う
- 国際学協会との連携及び国際プロジェクトへの対応を行う
- 年次研究発表集会(連合大会)を実施する
- シンポジウム,その他の研究発表集会を企画し運営する
- ニュースレター誌等の発行を行う
*国や一般社会に対する活動
- 日本学術会議や総合科学技術会議に対する発言や提言を行う
- 初等・中等教育における地学教育や理科教育に関する発言や提言を行う
- 報道機関に対する広報活動を行う
- インターネットを用いた地球惑星科学の啓蒙普及活動を行う
- 一般向けの公開講演会を企画し実施する
- 出前授業やマルチメディア授業などの教育活動を行う
- その他,地球惑星科学に関する情報発信及びアウトリーチ活動を行う
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7. 参考資料
・連合発足時における加盟学会リスト
・連合メンバー及び事務局連絡先
・連合組織図
日本地球惑星科学連合発足時における加盟学会リスト
日本応用地質学会
日本海洋学会
日本火山学会
日本岩石鉱物鉱床学会
日本気象学会
日本鉱物学会
日本古生物学会
資源地質学会
日本情報地質学会
日本地震学会
日本水文科学会
水文・水資源学会
日本雪氷学会
日本測地学会
日本第四紀学会
日本地学教育学会
日本地下水学会
日本地球化学会
地球電磁気・地球惑星圏学会
日本地質学会
日本地理学会
日本粘土学会
日本陸水学会
日本惑星科学会
(「日本」を除く50音順)
*2005年5月25日現在24学会が加盟
日本地球惑星科学連合メンバー及び事務局連絡先
●評議会
議長:廣田 勇 (日本気象学会理事長・京都大学名誉教授)
●運営会議及び委員会責任者
議長:浜野洋三 (東京大学教授)
副議長:木村 学 (東京大学教授)
・総務委員会
委員長:中村正人 (JAXA/宇宙科学研究本部教授)
副委員長:吉田武義(東北大学教授)
・財務委員会
委員長:川幡穂高 (産業技術総合研究所主任研究員)
副委員長:小原隆博 (情報通信研究機構・電磁波計測部門グループ長)
・企画委員会
委員長:大村善治 (京都大学生存圏研究所教授)
副委員長:吉田真吾(東京大学地震研究所助教授)
・広報・アウトリーチ委員会
委員長:田近英一 (東京大学助教授)
副委員長:原 辰彦 (建築研究所主任研究員)
・大会運営委員会
委員長:津田敏隆 (京都大学生存圏研究所教授)
副委員長:高橋幸弘 (東北大学講師)
・地学教育問題検討委員会
<委員長,副委員長は未定>
・国際委員会
<委員長,副委員長は未定>
●連合事務局及び連絡先
事務局長:岩上直幹 (東京大学助教授)
チーフ:谷上美穂子
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学理学部1号館719号室
TEL:03-5841-4291 FAX:03-5800-6839
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