3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9)は国内観測史上最大の地震であり、地震が引き起こした大津波により、東日本の太平洋沿岸は甚大な被害を被りました。犠牲になられた方々に対し衷心より哀悼の意を表し、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 この地震津波災害の甚大さに鑑み、(社)日本地球惑星科学連合は東北地方太平洋沖地震に関する特別一般講演会を開催します。何がどこまでわかったのかについて、地震・津波研究者が最新の結果をお伝えします。

場所:国際会議室(IC)

日時:5月22日(日) 14:15〜17:15
(中継 14:15-16:05 203   16:20-17:15 303)



※ご来場の皆さまへ
当日は、1階専用受付にお越しいただき講演リーフレットをお受け取りください。
会場へは14:10までにご入場ください。


司会:平原 和朗 (京都大学大学院理学研究科教授)
14:15 - 15:10長谷川 昭 (東北大学名誉教授)
「東北地方太平洋沖地震の発生メカニズム」
15:10 - 16:05古村 孝志 (東京大学地震研究所 教授)
「東北地方太平洋沖地震の強い揺れと大津波そして被害の成因を探る」
16:05 - 16:20休憩
16:20 - 17:15岡村 行信
(産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター センター長)
「地層に残された巨大津波の警告を解読する」






1969年東北大学大学院理学研究科修士過程修了。東北大学理学部助手、助教授を経て、1989年東北大学理学部教授。2008年AGUフェロー。2008年東北大学名誉教授。
2011年3月11日、我が国では観測史上最大となるM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、未曾有の大災害をもたらしました。何故このように巨大な地震が東北日本に起こったのか、その原因は必ずしも明らかにされたわけではありません。本講演では、東北地方太平洋沖地震の発生メカニズムについて、これまでにわかったことを紹介します。






1992年北海道大学大学院博士課程修了。その後北海道教育大学、東京大学地震研究所を経て、現在東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター教授、地震研究所教授を兼務。
東日本大震災の強い揺れと大津波、そして被害の原因と数々の謎を、地震と津波の観測データとスパコンを用いたシミュレーションをもとに考えます。近い将来起きる可能性の高い東海・東南海・南海地震や首都直下地震の発生予測と災害軽減に向けた最新の地震研究の取り組みも紹介します。






名古屋大学にて地質学を学ぶ。
1980年に通商産業省工業技術院地質調査所海洋地質部。
2004年に産業技術総合研究所活断層研究センター。
2009年から産業技術総合研究所活断層・地震研究センター長。
想定外と言われる東北地方太平洋沖地震ですが、過去にも同じような規模の巨大津波が発生していました。西暦869年の貞観地震と呼ばれる地震がそれですが、そのような歴史上の記録だけでなく、仙台平野や石巻平野の地層の中に繰り返し発生した巨大津波の証拠が残されています。わずか数センチあるいはそれ以下の厚さの砂層が自然からの巨大津波の警告です。その砂層から過去の巨大津波を再現する取り組みを紹介します。