★:International Session |
地球生命科学セッション (B) |
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B101 |
生命-水-鉱物相互作用 |
地球表層環境と地球史・生命進化のなかで,鉱物・水・微生物の相互作用・反応の重要性には高い関心が持たれている.水-岩石相互作用,生命の起源,地球規模での物質移動・循環,鉱床生成,大気進化等枚挙にいとまがない.これらの「プロセス」や「場」の実態について,様々な専門分野から参加する形で横断的,総合的に討論する. |
高井 研 (海洋研究開発機構極限環境生物圏研究センター) |
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B102 |
地球生命史 |
46億年間におよぶ地球史の中で,生命は誕生し,進化してきた。地球上の生物は,動的に変動するプリュームやプレートなどの地球内部活動によって絶滅
・進化が引き起こされることがある一方で,進化することによって逆に地球に様々な影響を与えてきた。本セッションでは,生命の歴史・進化と表層から内部に至る全地球環境の変遷に関して,様々な専門分野の視点から総合的に議論
したい。 |
本山 功 (筑波大学大学院生命環境科学研究科地球進化科学専攻) |
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B103 |
アストロバイオロジー:宇宙における生命起源・進化・分布と未来 |
20世紀末に宇宙における生命の起源・進化・分布・未来を扱う新しい学問分野「アストロバイオロジー」が提唱され,物理学・天文学・惑星科学・化学・地質学・生物学を含む幅広い研究者により活発な研究がなされている。本セッションでは,宇宙における化学進化,原始惑星環境と生命の起源,生命と地球との共進化,極限環境生物,地球外生命の探査など幅広いトピックスに対して学際的な議論を行う。 |
小林 憲正 (横浜国立大学大学院工学研究院) |
地球化学セッション (C) |
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C104 |
固体地球化学・惑星化学 |
地球物質や隕石等の天然試料や実験生成物の化学組成や形態、同位体組成を用い、地球で起こる諸現象、地球・惑星の進化、太陽系の形成等、過去46億年間で起こった地球科学的な現象について多角的に議論する。地球化学に限らず広い範囲からの講演者を募集する。 |
下田 玄 (産業技術総合研究所地質調査総合センター) |
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C105 |
断層帯の化学 |
地殻に蓄えられた歪みエネルギーは断層運動によって物理的に開放される。その後、断層運動によって化学的に活性化された物質群が、反応を起こすことによって時間とともに安定化する。その結果、物理学的にも化学的にも安定となった断層岩が断層運動の痕跡として地質学的に観察される。本セッションでは、これまで認識が十分でなかった地球物理学的現象と地質学的観察との間にある化学的過程にスポットライトをあてた議論を行う。 |
村上 雅紀 (東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻) |
測地学セッション (D) |
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D106 |
重力・ジオイド |
重力とジオイドに関する測地学的な理論・観測および地球物理学的な解釈に関する発表を広く受け付ける。衛星重力観測とその解析手法に関する発表も歓迎する。 |
孫 文科 (東京大学地震研究所) |
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D107 |
測地学一般 |
測地学に関する理論、観測、実験についての発表。計測技術や地球潮汐に関する発表もここに含まれる。 |
宗包 浩志 (国土地理院) |
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D108 |
地殻変動 |
地殻変動は,地震・火山活動・プレート運動など,幅広いスケールでの地球のダイナミクスを研究するための重要な情報である.ここでは,地殻変動を観測するための機器開発から,様々な現象に関連して観測された地殻変動の研究を募集する.また,解析手法やシミュレーションによる地殻変動の解釈など理論的な問題についても議論する. |
水藤 尚 (国土交通省国土地理院) |
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D109 |
合成開口レーダー |
地球観測衛星「だいち(ALOS)」に搭載された合成開口レーダー(SAR)による成果が次々と報告され,その有効性が示されたことから,SARに対する
関心が高まっている.本セッションでは,SAR干渉法を核とした解析・モデリング・理論・応用例に関する講演を募集し,地球表面の諸現象(地震,火山活動,地盤沈下,地すべり,洪水,津波,波浪,環境変化,水蒸気分布等)やSAR解析における諸問題に関して議論する. |
小澤 拓 (防災科学技術研究所) |
地球電磁気学セッション (E) |
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E110 |
太陽圏・惑星間空間 |
太陽活動に起因して、太陽圏で生起する様々なプラズマおよび高エネルギー粒子現象や、地球環境への影響についての理解を深めるため、太陽面現象、太陽風、惑星間空間プラズマ・磁場構造、宇宙線、太陽活動と地球環境の関連等についての研究発表を行う。 |
徳丸 宗利 (名古屋大学太陽地球環境研究所) |
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E111 |
宇宙プラズマ理論・シミュレーション |
磁気圏・惑星圏・太陽圏のみならず,広く天体現象に及ぶ天体宇宙プラズマ環境に生起する様々な物理現象に関する理論・シミュレーション・モデリング研究の議論の場を提供。宇宙プラズマシミュレーションに関する新手法,計算機技術,プロジェクト等に関するトピック,観測データ紹介,新しい現象の発見等の講演を歓迎する。また,宇宙飛翔体環境,宇宙環境計測・利用に関する理工学的な理論・シミュレーション研究についても扱う。 |
杉山 徹 (海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター) |
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E112 |
電気伝導度・地殻活動電磁気学 |
地殻活動(地震および火山活動)に伴う電磁気現象、地震活動域および火山地域の電磁気的地下構造、地球深部の電磁気的構造などを研究対象とした「新しい発見」「新しい解析手法の開発」「新しい観測装置の開発」などについての発表と議論を行う。 |
馬場 聖至 (東京大学地震研究所) |
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E113 |
地磁気・古地磁気 |
現在および過去の地球・惑星・月磁場,岩石磁気・古地磁気とそれらの地球惑星科学への応用に関する最新の研究の発表と議論のための場を提供する.地球・惑星磁場の観測・解析・数値シミュレーション,過去の地球磁場変動の復元,岩石・鉱物の磁気特性の測定と理論,磁気的方法を用いた気候変動やテクトニクス,などについての研究発表を歓迎する. |
松島 政貴 (東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻) |
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E114 |
磁気圏−電離圏結合 |
磁気圏と電離圏の相互作用の結果生じる様々な現象の理解を目指し、オーロラ、沿磁力線電流、サブストーム、電離層イオンの流出入過程、中性大気風と電磁圏プラズマとの相互作用等の研究発表を行う。特に、Schematic
Physicsからの脱却、複合系としての電磁圏プロセスの理解、自己無撞着化の追求、
素過程物理から見た結合の実体の解明、それらを実現するための革新的観測技術・データ解析手法の提案等を希求した発表を歓迎する。 |
吉川 顕正 (九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門) |
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E115 |
宇宙天気 |
太陽表面から超高層大気にいたる宇宙空間諸現象を、領域間結合(複合系)とスケー
ル間結合の視点から、地上・衛星観測とシミュレーションにもとづいて、探究する。
特に、太陽フレア、磁気嵐、サブストームの理解とそのメカニズムの解明に関する成果発表をおこなう。また、宇宙天気的視点から、宇宙空間諸現象が衛星や地上のインフラストラクチャーに及ぼす影響と、擾乱の発生予測について、分野横断的な角度から議論を行う。 |
菊池 崇 (名古屋大学太陽地球環境研究所) |
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E116 |
電離圏・熱圏 |
大気上端の領域である電離圏・熱圏における中性大気及び電離大気のエネルギー収支、力学、化学過程を議論する。電離圏・熱圏の上下に位置する磁気圏あるいは中層大気との上下結合に関する話題も広く歓迎する。中性大気・電離大気の相互作用によって生じる各種の現象に関して、衛星・ロケット観測や地上のレーダー・光学観測等に基づく研究成果と、数値シミュレーションや理論研究成果を組合せて、総合的な議論を深める。 |
坂野井 健 (東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センター) |
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E117 |
大気圏・熱圏下部 |
本セッションでは、対流圏から熱圏にいたる地球大気中における種々の物理・化学過程に関する広い話題を歓迎します。実験的・理論的、地上・航空機・ロケット・衛星観測、シミュレーションなどさまざまなアプローチの研究についての議論を行いたいと思います。 |
坂野井 和代 (駒澤大学) |
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E118 |
磁気圏構造とダイナミクス |
ダイナミックに変動する地球及び惑星の磁気圏における諸現象の解明を目指し、衛星観測・地上観測やシミュレーションの解析結果について議論する。サブストーム、ストーム、磁気圏尾部、プラズマシート、内部磁気圏などで起きる諸現象の解析結果の発表はもちろんのこと、次期衛星計画などの提案・議論も含め、既存の問題の本質を明確にし、問題解決へ導くカギを与えるような発表を歓迎する。 |
白井 仁人 (一関工業高等専門学校) |
大気・海洋学セッション (F) |
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F119 |
大気化学 |
対流圏および成層圏の化学・輸送・物質循環に関する研究発表を中心に募集する。バックグラウンド大気〜都市大気、モデリング・観測・実験室的研究、ガス・エアロゾル研究全てを対象とする。大気化学研究会を中心として開催するが、共同開催の各学会において従来行われていた大気化学関連の発表や分野の境界領域に位置する発表も大いに歓迎し、広い視野から大気化学を議論したい。 |
谷本 浩志 (国立環境研究所) |
地質学セッション (G) |
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G120 |
地域地質と構造発達史 |
日本列島及び関連する地域の地質学的研究を核に、地球物理を初めとする様々な研究成果と議論し、その地域の地質構造などの地球科学的実体を明らかにする.そこから日本列島、東アジアにおける地質構造の検討や構造発達史を明らかにすることを目指す。 |
束田 和弘 (名古屋大学博物館) |
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G121 |
堆積物・堆積岩から読みとる地球表層環境情報 |
堆積物・堆積岩からその形成過程を読み取り,地球表層環境を復元する。陸成から深海成まで,現世から先カンブリア時代まで,砕屑岩から炭酸塩岩・有機質岩まで,あらゆる堆積物・堆積岩を研究対象とする。また堆積盆の形成プロセス,堆積物の続成作用,実験的研究なども積極的に取り上げる。これらの議論に関して,地形学的,生物学的,海洋地質学的,地球物理学的,地球化学的観点からの切り込みを大歓迎する。 |
後藤 和久 (東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター) |
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G122 |
放射性廃棄物処分と地球科学 |
地層処分の技術的信頼性の一層の向上を図るためには,地球科学に関連する幅広い分野を通じて,地下深部の地質環境についての理解を深めるとともに,数〜数十万年オーダの地質環境の将来予測といった課題等にも取り組んでいく必要がある。本セッションでは,地質学のみならず,地球物理学,地球化学,地球工学等,地層処分に関連する様々な分野の最新の研究成果を歓迎する。 |
梅田 浩司 (独立行政法人 日本原子力研究開発機構 地層処分研究開発部門 東濃地科学研究ユニット) |
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G123 |
変形岩・変成岩とテクトニクス |
プレート境界における地殻・マントルのダイナミクスを理解するための多くの分野からの研究成果を募集します.岩石学的,構造地質学的貢献のみならず,流体を含んだ地殻マントルのレオロジー,熱や物質輸送の力学など,様々な手法,対象の成果を総合的に議論します. |
石井 和彦 (大阪府立大学大学院理学系研究科物理科学専攻) |
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G124 |
地球年代学・年代層序学 |
地球史の時間軸を定める放射年代や安定同位体、化石、古地磁気層序等の手法の改良・開発に関する研究や、それら手法間の比較・統合によってより精密な地球年代史の構築をめざす研究、さらにこれらの年代決定結果がもたらす地質学的意義に関する研究発表の場. |
板谷 徹丸 (岡山理科大学自然科学研究所・神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻) |
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G125 |
西太平洋のガスハイドレートとメタン湧水 |
西太平洋の縁海域では、海底直下に塊状密集型ガスハイドレートが発達し、これらはしばしば海底下のガスチムニー、ポックマークやマウンドなど特異な海底地形、水中のガスプルーム、多様な化学合成生物に特徴付けられる。本セッションでは、縁海型―塊状ガスハイドレートの起源とその進化を支配する要因を、縁海のテクトニクス、第四紀環境変動など様々な側面から検討し、資源ポテンシャルと環境インパクトについて議論する。 |
松本 良 (東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻) |
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G126 |
地球掘削科学 |
IODP体制による掘削研究航海が始まって5年が経過した現在、初期航海を通じたこれまでの研究成果から、現在行われているデータ、サンプルの解析/分析結果など、広く研究成果を紹介することを目的として、本セッションを提案する。幅広い分野の研究者が集う連合大会において本セッションをより充実させるため、掘削航海/陸上掘削の成果紹介のみならず、関連する技術開発、システム製作などの報告についても幅広く歓迎する。 |
井上 麻夕里 (東京大学海洋研究所) |
水文・陸水・地下水学セッション (H) |
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H127 |
水循環・水環境 |
水は地球・惑星の構成要素の一つであると同時にその構造を決定する重要な因子でもある。本セッションは、主に地球科学の立場から水循環、水環境を扱う総合的なセッションであり、地下水・湖沼・地表水・蒸発や熱水系といった水循環のプロセス研究、流域や地球規模の環境問題を扱う水環境の研究、水に係わる生態環境科学的な研究、地球化学的視野に立つ研究や、利水・水理学的研究や水資源の問題などが含まれる。 |
長尾 誠也 (北海道大学大学院地球環境科学研究科院) |
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H128 |
同位体水文学2009 |
水循環プロセスの解明を目的とした同位体的研究は,現在多様な自然科学分野にまたがって学際的に行われている.本セッション
では,それぞれの分野の最新の研究成果を持ち寄ることによって,日本の同位体水文学研究の現状の整理と将来の方向性を見いだすことを目的とする.一般水質や微量成分等に基づく研究でも,同位体を用いた水・物質循環研究に貢献あるいは発展する可能性のあるものであれば,これを歓迎する. |
安原 正也 (独立行政法人 産業技術総合研究所) |
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H129 |
都市域の地下水・環境地質 |
都市域の地下水ならびに水に関連した環境地質問題についての最近の知見を総合的・学際的に取り上げ,そのさらなる理解と研究の進展を図ることを目的とする.テーマは,水収支,水循環,地下水利用,水文地質構造,地質・地下水汚染,地下水障害,地盤災害,地下空間利用など多岐にわたる.海外での研究事例を含め,都市域の地下水・環境地質に関係する諸現象について広範な分野からの発表を募集する. |
安原 正也 (独立行政法人 産業技術総合研究所) |
地球内部科学セッション (I) |
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I130 |
地球構成物質のレオロジーと物質移動 |
地殻・マントルでの変形や物質移動について,フィールド観察・実験および計算機シミュレーション・理論・観測など様々な角度からの研究成果を集約し,地球内部ダイナミクスについての理解を深めたい。ミクロな素過程の研究から、地震、マグマ活動やテクトニクスへの応用まで、レオロジーまたは物質移動に絡む幅広い話題を歓迎する。 |
平賀 岳彦 (東京大学地震研究所) |
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I131 |
地球深部ダイナミクス:プレート・マントル・核の相互作用 |
近年、地球深部においてプレート、マントル、核がダイナミックに相互作用していることが明らかになりつつある。本セッションではこれらの地球深部のダイナミクスを解き明かすことを目的として、高圧実験および計算機実験による超高圧物質科学、地震学的観測、またマントル対流シミレーションなど幅広い分野からの講演を募集し、それらの成果を総合的に議論していく。 |
中川 貴司 (九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門) |
岩石・鉱物学セッション (K) |
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K132 |
オフィオライトと海洋リソスフェア |
現在の海洋地殻-マントルの研究成果とオフィオライトに関する研究成果を突き合わせ,海洋リソスフェアの構成や形成過程の解明ならびにオフィオライト問題の解決をめざす.現在の海洋底研究や21世紀モホールを始めとするIODP掘削など幅広い関連分野からの参加を歓迎します. |
海野 進 (金沢大学大学院自然科学研究科) |
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K133 |
岩石・鉱物・資源 |
岩石,鉱物,資源に関する発表を広く募集します.フィールド調査,高温高圧実験などの室内実験,新しい分析方法や探査技術,鉱物,火山岩,深成岩,変成岩,堆積岩,鉱床の形成プロセスの解明やモデル化などが主なテーマとしてあげられます.3学会の共催セッションとして多
くの発表が集まり,単一学会ではできない議論や意見交換の場となることを期待します. |
長瀬 敏郎 (東北大学総合学術博物館) |
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K134 |
鉱物の物理・化学 |
本セッションでは、地球や惑星を構成する物質について、物理・化学的な視点から議論を行う。ミクロな原子・分子スケールからマクロな組織スケールにわたる各種実験、理論および計算機シミュレーションによる研究を募集する。研究対象は鉱物結晶のみならず、融解物やガラス、およびそれらの共存系も含む。また、アナログ物質やモデル物質を用いた研究も歓迎する。 |
糀谷 浩 (学習院大学理学部化学科) |
地球環境・気候変動学セッション (L) |
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L135 |
古気候・古海洋変動 |
気候・古海洋変動(特に東アジアや太平洋、インド洋を中心としたモンスーン変動)やイベントを、海洋・氷床コア・陸上堆積物や生物・化学化石を用いて精緻に編年かつ復元して、そのメカニズムを解明すること、変動記録を現世の海洋・気象観測データに基づいてキャリブレートすることなどがセッションの目的である.チベット高原の隆起上昇などの変動トリガーや大気ー海洋ー陸域相互作用をシュミレートするモデル提案も歓迎する. |
北村 晃寿 (静岡大学理学部地球科学教室) |
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L136 |
海と陸の気候-過去から現代までの変動解明へのアプローチ |
本セッションは、海洋と陸域の視点を統合することで、様々な時間スケールの気候・環境変動の原因やその伝播過程を明らかにすることを目指し、双方からの観測結果やモデル研究を互いに発表して、活発に交流・議論する場として提案する。合わせて、気候変動メカニズムの解明へ向けた多分野横断型のセッションとして、関連する諸研究分野の交流・発展を図る。 |
原田 尚美 ((独)海洋研究開発機構 地球環境観測研究センター) |
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L137 |
北極域の科学 |
近年の地球温暖化に伴う気候変動が自然界のフィードバックを介して最も顕著に現れるのが、北極圏およびその周極地域である。2007/2008年の国際極年(IPY)に端を発した国際的な枠組みの中で、気圏―水圏―陸圏の総合的・学際的な研究が進行中である。本セッション「北極域の科学」では、北極域の温暖化、水循環、生態系など、北極域で起こっている諸現象を包括的に探求し、先端研究の最新情報を共有し、総合的議論を深める。 |
神田 啓史 (国立極地研究所) |
地球惑星圏学セッション (M) |
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M138 |
惑星大気圏・電磁圏 |
日本独自技術と国際協力によって、水星・金星・火星、そして木星探査への期待が高まる中、地上遠隔観測、数値計算を含めた現在の研究の重要性も年々増しています。
本セッションでは惑星の大気圏・電磁圏の科学に重点を置き、理論・観測を含む最新の研究成果について議論すると共に、直接探査・遠隔観測による新しい観測手段や、理論・観測のタイアップなど、将来の展望と研究戦略を考える場を提供します。 |
土屋 史紀 (東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センター) |
計測・探査技術セッション (O) |
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O139 |
物理探査のフロンティア |
地球科学の諸問題の解明では扱う現象の発生の場や現象を伝達する媒質が未知であることが多い.問題解明に,個々の問題に応じた未知部分を推定する手続きが必要である.物理探査は,この未知部分推定に必要不可欠な手段として認識される.本セッションでは,この物理探査の手法に関し各種の理論・実験・調査がどのように今後発展していくのか,また諸問題解明にこの物理探査結果がどのように解釈されて行くべきかについて議論する. |
三ケ田 均 (京都大学工学研究科) |
惑星科学セッション (P) |
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P140 |
惑星科学 |
惑星科学に関する研究発表 |
小林 浩 (北海道大学低温科学研究科) |
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P141 |
宇宙惑星における固体物質の形成と進化 |
近年の天文衛星や地上望遠鏡による観測、室内実験、理論的研究の進展は、太陽系における固体物質の進化を、星の進化の一般的な問題として理解することを可能としている。特に、太陽系の原物質と、初期太陽系における固体物質の進化の関係を、探査計画をも見据えて理解することが必要となりつつある。本セッションにおいてはこれらの最新の成果をもちより、あらたなサイエンスの展開を議論する。 |
岡本 美子 (茨城大学 理学部) |
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P142 |
火星 |
最新の火星探査データや理論研究の発展により、火星に関する興味は非常に高
くなっている。内部、大気、周辺プラズマ環境を通して、火星には様々な現象が存在して、しかも現在も活動的であることが判明しつつある。例えば、大気
散逸、水循環、火山活動は現在も続いている現象である。現在進行中の科学の
成果を発表・議論するとともに、日本が将来どのような探査をして火星の科学に貢献すべきか、活発な議論を行いたい。 |
佐々木 晶 (国立天文台RISE推進室) |
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P143 |
太陽系小天体の科学 |
太陽系小天体(衛星、小惑星、彗星、惑星間塵)について、現在観測や探査が精力的に進められている。近年明らかにされた多くの科学的新事実は、太陽系小天体が太陽系の起源や進化を解き明かすために重要な天体であるとともに、有機物や水など、生命に関連した重要な手がかりをもたらす事を強く示唆している。本セッションでは、太陽系小天体に関連した、観測、探査、実験、理論など様々な分野の最新の研究成果をふまえて議論する。 |
吉川 真 (宇宙航空研究開発機構 ) |
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P144 |
月の科学 |
月周回衛星「かぐや(SELENE)」は一年の定常観測を終え、その観測データの解析によって新たな発見がなされつつある。「かぐや」の成果は今後数年に渡って月の科学大きな進展をもたらすであろう。
さらに「かぐや」後継機やLUNA-GLOBなどの取り組みも始まりつつある。
本セッションでは、「かぐや」のデータの解析速報、あるいは今後の観測、解析について議論するほか、関連する理論や室内実験の結果なども広く受け入れる。 |
平田 成 (会津大学 コンピュータ理工学部) |
第四紀学セッション (Q) |
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Q145 |
第四紀 |
本セッションは第四紀に関するすべての研究に対して発表の機会を与え,境界領域の議論を深めながら第四紀学の進展を図るものである.このため講演発表のテーマは多岐にわたり,活断層,地盤災害,火山噴火史,テフラ,地形発達,年代測定法、レス、堆積物による環境変動復元、海面変化史、古生物や人類考古などの多くの分野に及ぶ。第四紀の諸現象についての新知見を含む研究発表を歓迎する。 |
三浦 英樹 (国立極地研究所) |
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Q146 |
沖積層研究の新展開 |
近年、各種公共工事の増加を受けて平野下の地盤情報が増加している。さらに、地震災害予防の観点から都市地盤の詳細な情報が求められている。これまでのセッションで従来の層序では不十分であることが指摘され、さらに沖積層形成時の古地理・古環境に関する新たな問題点も指摘されている。本セッションでは、層序問題に限らず沖積層を巡る最近の知見を総合的・学際的に取り上げ、討論する。 |
木村 克己 (産業技術総合研究所 地質情報研究部門) |
鉱床・資源地質学セッション (R) |
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地震学セッション (S) |
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S147 |
活断層と古地震 |
内陸活断層やプレート境界断層の活動履歴およびその地震像は、被害地震の長期予測にとって基本的なデータであり、各地で調査・研究が行われている.本セッションでは、活断層の現在の動き、活断層の歴史的な活動履歴、活断層の浅部構造、活断層・歴史地震の調査手法、アクティブテクトニクス、地震発生の長期予測モデル、歴史文書から推定される古地震像についてなど、広範な発表を歓迎する. |
奥村 晃史 (広島大学大学院文学研究科) |
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S148 |
地震発生の物理・震源過程 |
地震の発生に関わる諸問題を理論,実験,観測など多様な観点から討論する.
地震の準備過程,断層運動などの震源とその周辺における現象の記述,岩石実験・室内実験などによる地震素過程の検討,摩擦構成則などに基づく地震プロセスのモデル,地殻応力推定などによる地震が発生する場の理解など,地震発生とそのサイクルに関連する話題を広く募集する. |
山中 佳子 (名古屋大学大学院環境学研究科) |
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S149 |
地震活動 |
地震を集団として扱う視点から,その活動について討論する.各地域での活動の記述や個々の余震活動などの解析に加え,地震活動を支配するプロセスの理解を目指し,さまざまな時空間スケールでの相互作用についても議論する.あわせて,地震活動の境界条件となるテクトニクス・地質構造・温度構造や地震活動に付随する諸現象についての発表も歓迎する. |
中川 茂樹 (東京大学地震研究所) |
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S150 |
地震観測・処理システム |
'自然地震・人工地震を観測するための地球計測法やデータ処理システムについて討論する.地震観測網の構築や改良、観測・計測の技術革新,物理探査に関するデータ処理システムの革新,防災情報の発信などの話題を募集する.関連する地球物理学的な観測についての講演も広く募集する. |
功刀 卓 (防災科学技術研究所) |
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S151 |
地震予知 |
将来の地震発生を予知・予測することをめざす,直接的な研究について討論する.長期・短期,あるいは,決定論的・確率的といった時定数や手法を問わず,理論・観測・シミュレーションなどに基づく,検証可能性を備えた科学的な研究発表を広く募集する. |
堀 高峰 (独立行政法人海洋研究開発機構・地球内部変動研究センター) |
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S152 |
強震動・地震災害 |
地震災害に直結する強震動に関して討論する.強震動をもたらす震源特性,地盤構造,波動伝播,揺れの特徴を支配する表層構造の理解など,理論や観測に基づく,現象の理解を目的とする研究発表を募集する.これに加え,強震動予測や地震防災的の研究など将来の地震災害を軽減するための研究・提言も歓迎する. |
永野 正行 (東京理科大学) |
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S153 |
地殻構造 |
固体地球の第一層を構成する地殻の構造について検討する.観測に基づく構造の記述やその進化の解明に加え,地震や火山など地殻内における諸現象の理解,地殻内物質の地質学的研究など,地殻に関わる多様な視点からの講演を歓迎する.また,これらの理解の基礎となる観測手法やデータ処理手法などについての発表も歓迎する. |
加藤 護 (京都大学大学院人間・環境学研究科地球環境動態論分野) |
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S154 |
津波 |
固体圏地球と流体圏地球とのカップリング現象の1つである津波に関する討論を行う.その現象を理解するために広く地球科学的な立場から検討する.これに加え、津波災害や津波防災に関する研究を歓迎する. |
丸山 正 (独立行政法人産業技術総合研究所活断層研究センター) |
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S155 |
陸域震源断層の深部すべり過程のモデル化 |
陸域に発生する大地震の物理的な発生予測手法を開発するためには,その発生過程を明らかにする必要がある.本セッションでは,断層の深部すべりなど下部地殻内に局在する不均質構造が陸域の大地震の主因であるという作業仮説に基づき,観測・野外調査・実験・シミュレーション等,地球物理・地質学の手法を総合してその発生過程に迫る.幅広い立場からの講演により,これまでに得られた知見を整理し,今後の課題・展望を議論する. |
飯尾 能久 (京都大学防災研究所) |
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S156 |
火山活動や沈み込み過程に伴う低周波振動現象 |
火山活動や沈み込み過程と関連する低周波振動現象(微動や低周波・超低周波地震など)は、多くの研究分野が関わる現象であり、その理解には異分野間での連携・交流が不可欠である。本セッションでは、研究分野を問わず観測・実験・理論など幅広いアプローチからの研究成果の交換を行い、分野の枠を超えた議論を通じて、低周波振動現象の理解の現状整理をし、具体的な物理プロセスにまで踏み込んだ議論を行うことを目的とする。 |
熊谷 博之 (防災科学技術研究所) |
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S157 |
地震波伝播:理論と応用 |
観測される地震波は地下の不均質構造の情報を豊富に含んでいる.そのような豊かな情報を効率よく抽出する方法を明らかにするためには,波動理論に基づく解析的研究,数値計算,岩石試料を用いた物理実験,実際のデータ解析による検証などが一体となって進められなければならない.このセッションでは,地震学,物理探査学の分野を中心に,地震波伝播の理論と応用に関する研究を広く募集し,我々の理解を深めたい. |
中原 恒 (東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻固体地球物理学講座) |
地球惑星テクトニクス・ダイナミクスセッション
(T) |
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T158 |
テクトニクス |
地震学,測地学,地質学など分野を問わず,様々な時間・空間スケールで起こる地球上の造構運動を解明することを目的としたセッションである.野外調査,観測,実験,理論などに基づいた,意欲的な研究発表を歓迎する. |
水藤 尚 (国土交通省国土地理院) |
火山学セッション (V) |
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V159 |
活動的火山 |
活動的火山の噴火や火山活動に伴う諸現象,火山体構造,災害予測やその軽減などについて各種地球物理・地球化学観測・地質学的調査などに基づき学際的立場で議論する.歴史噴火や各種観測技術の開発,モデリングに関する話題も歓迎する.2009年大会では特に,ブルカノ式噴火に関する観測やモデル化について重点的に議論する枠を設ける予定である。 |
青木 陽介 (東京大学地震研究所) |
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V160 |
火山・火成活動とマグマ |
マグマ発生から移動・蓄積、マントルや地殻との相互作用、脱ガス、噴火様式、噴出物の運搬・定置過程など、マグマの挙動の各過程に関する物質科学的話題を議論する.また,短・長期的な火山・火成活動史、火山とテクトニクス、マグマの物性や各種技術の開発に関する話題も対象とする. |
及川 輝樹 (独)産業技術総合研究所 地質情報研究部門) |
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V161 |
火山の熱水系 |
マグマと地表との間には、異なる地学環境の中で、多様な熱水系が生じている。熱水系の理解は地球システムの理解に寄与するとともに、地熱エネルギー利用或いは火山噴火予知においても欠かすことはできない。本セッションでは火山の熱水系に関して、地球物理・地球化学・地質学・貯留層工学的立場からの地下構造及び熱と流体の流れに関する議論を集中的に行う。理論・観測・実験いずれの立場からの研究も歓迎する。 |
藤光 康宏 (九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門) |
雪氷学セッション (W) |
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W162 |
雪氷学 |
降雪粒子、積雪、氷河、氷床、海氷、湖氷などによって構成される雪氷圏は、地球の基本的な構成要素のひとつである。本セッションは、地球のみならず惑星までをも含めた雪氷圏での様々な分野での研究成果を扱う総合的なセッションであり、分野の枠を超えた議論を行うことを目的とする。 |
西村 浩一 (名古屋大学大学院環境学研究科) |
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W163 |
雪氷圏と気候 |
雪氷圏は他の地表面要素と大きく異なる性質を持ち,気候に重大な影響を与えている.本セッションでは雪氷圏を気候システムの一要素と捉える視点からの研究発表(積雪,氷河・氷床,海氷,凍土と大気との相互作用,雪氷圏での水文気象など)を募る.この問題に関心を持つ広い分野の研究者が会して議論する場としたい. |
石川 守 (北海道大学大学院地球環境科学研究院地球圏科学部門) |
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W164 |
コア研究が拓く地球環境変動史 |
極地や山岳域で採取した雪氷コア研究の進展により、数十年から数十万年の時間スケールにおける種々の地球環境変動が復元されてきた。本セッションでは、極域や山岳域で採取された雪氷コア解析の成果を中心として、近い時間スケールや地域性を持つ湖底コアや海底コア、年輪、気候データ、モデル計算による成果なども合わせて議論し、多くのコアから得られてきた地球環境変動史を総合的に議論する。 |
亀田 貴雄 (北見工業大学社会環境工学科) |
地理学セッション (X) |
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X165 |
人間環境と災害リスク |
地表空間に居住し活動する人間がつくり出した多様な環境と、そこに内在する災害リスク及びそれらの相互関係について、主に地理学のアプローチから検討する。人間環境と災害リスクの関連、人間環境の持続性と環境リスクの変容、それらの相互関係と持続可能で安全な人間環境の創出の他、近年頻発する諸災害に関する地理学的調査・分析、災害リスク管理ツールとしてのハザードマップの作成や利活用、などが議論の対象になる。 |
青木 賢人 (金沢大学文学部史学科地理学教室) |
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X166 |
GIS(地理情報システム) |
地表で展開されている自然・人文現象に関するデジタル空間データを取得,加
工,蓄積,分析,可視化するための汎用的な理論と方法を検討する.また,デジタル空間データ
とGISを用いた実証研究の成果を発表する.このセッションは対象を広く設定しているので,
GISに関連する隣接諸分野の研究の発表も歓迎する.また,純粋科学的な課題のみならず,教育や社会におけるGISの活用といった応用的な課題も取り上げる. |
柴崎 亮介 (東京大学空間情報科学研究センター) |
防災・応用地球科学セッション (Y) |
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Y167 |
地質ハザード・地質環境問題 |
豪雨災害、地震災害等の様々な地質ハザードが日常的に発生し、平常時だけでなく災害時の環境問題も発生している。災害と環境変化は、時間スケールが異なるだけで持続的発展には同時に対処すべき課題である。こうした災害や環境変化の軽減には、現象の正確な把握に基づく将来予測と、それに基づくハード・ソフト両面からの効果的な対処・対策が必要となる。そうした視点から自然現象としての地質ハザード・地質環境を考えていく。 |
西山 賢一 (徳島大学総合科学部自然システム学科) |
分野横断型セッション (J) |
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J168 |
地震・火山等の地殻活動に伴う地圏・大気圏・電離圏電磁現象 |
地震および火山噴火に先行した電磁現象の報告は古くから存在するが,「なぜそれを前兆と考
えたのか」という問題に対し明確に答えているものは極めて少数である.本セッションでは震源域からの電磁放射や地震前の大気圏・電離圏異常などの電磁現象を総合的に論じる.また近年,地震を臨界現象として扱い,地震活動度変化等に長距離相関という概念が持ち込まれるようになった.このようなアプローチも歓迎する. |
鴨川 仁 (東京学芸大学教育学部物理学科) |
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J169 |
断層帯のレオロジーと地震の発生過程 |
(1)断層岩・断層帯のレオロジー・物性・物理化学的性質,(2)地震発生過程の理論・
シミュレーション解析,及び(3)地震学・測地学的にみた断層運動,の3つの分野の研究者が集まって,断層内での物理的化学的過程と地震発生過程について学際的に議論を深める.地震断層掘削に係る研究も歓迎する. |
金川 久一 (千葉大学理学部地球科学科) |
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J170 |
地球流体力学:地球惑星現象への分野横断的アプローチ |
地球惑星科学の様々な分野の研究者が集まって, 諸分野に現れる過程や現象を,
広い意味での地球流体力学というキーワードを用いて比較しながら議論し, 分野間の共通の概念として認識を深める.
惑星・超高層・大気・海洋・火山・マントル・地球中心核など対象とする分野は限定せず, 手法も問わない. |
伊賀 啓太 (東京大学海洋研究所) |
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J171 |
情報地球惑星科学 |
地球惑星科学での探査・観測・数値シミュレーションにより産出されるデータは大規模化・複雑化の一途をたどっている.本セッションでは,
地球惑星科学の幅広い分野で行われている最新のデータ処理と数値シミュレーション技術、それによりもたらされる新しい知見について報告し,
個々の分野を越え「地球惑星情報学」という視点から今後の展開について議論する. |
寺薗 淳也 (会津大学) |
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J172 |
巨大地震発生帯の科学 |
海洋・付加体地質学、地震学、水理学、地球化学、熱学、電磁気学、測地学等の観点から、海溝域から震源域に至る物質進化を明らかにし、地震発生帯の実像に迫るべく学際的な議論を行う。IODP南海地震発生帯掘削が2007年に開始されることを踏まえ、関連研究の成果発表の場となることを目指すが、四万十帯や台湾チェルンプ断層などの観測結果や断層帯の物性・変形に関する室内実験結果なども歓迎する。 |
木下 正高 (海洋研究開発機構) |
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J173 |
海洋底地球科学 |
地球の理解には海洋底の理解が不可欠である.近年の観測体制の充実により、海洋底を対象とした研究の成果はさらに重要なものとなってきている.このセッションでは、”海洋底”というキーワードを含む研究成果の発表を海嶺系・沈み込み帯・ホットスポットなど地域によらず、地球物理学的・地球化学的・地質学的など研究分野によらず、観測的・実験的・理論的・技術開発的など研究手法によらず、幅広く歓迎する. |
沖野 郷子 (東京大学海洋研究所) |
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J174 |
地球惑星科学における地図・空間表現 |
地球惑星科学においては,事象の空間分布・空間構造が有力な研究対象であり,それを地図などの方法で表現することが必要となる。本セッションでは,地図をはじめとする空間表現手法の発展をめざし,空間情報の作成・管理,可視化表現,解析などの手法と,その地球惑星科学諸分野における意義,実社会への応用などについて,幅広く取り上げる。 |
小白井 亮一 (国土交通省国土地理院) |
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J175 |
陸域の生物地球化学 |
陸域生態系をめぐる生物地球化学に関する研究は、生態学や地球化学、陸水学、水文学、土壌学などさまざまな分野の研究者によって取り組まれているものの、これまで各分野間での情報交換は必ずしも十分ではなかった。ここでは最新の研究発表を通じて、研究者間での情報交流を促進するとともに、今後の研究の方向性や問題点などについて議論する。陸域を対象としているが、関連する研究として大気や水圏生態系のテーマも歓迎する。 |
柴田 英昭 (北海道大学北方生物圏フィールド科学センター) |
その他セッション (Z) |
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Z176 |
地形 |
地表の形態、形成機構、変化傾向に関する境界領域を含めたすべての研究を対象として討論を深める。このため、形態論、解析、変化過程、将来予測など地形に関連する多くの分野にわたる研究発表を歓迎する。 |
島津 弘 (立正大学地球環境科学部地理学科) |
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Z177 |
環境リモートセンシング |
地球環境や地域環境に関わる諸問題の本質の理解は人類にとって喫緊の課題となっている。空間を広く俯瞰し、その変動まで明らかにすること
ができるリモートセンシングはこれらの問題解決のための強力なツール
である。このセッションではリモートセンシングによる環境変動の発見、理解、そして解決といった地球診断に関わる研究成果を報告いただき、議論したいと思います。 |
近藤 昭彦 (千葉大学環境リモートセンシング研究センター) |
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Z178 |
大気電気学 |
大気電気学に関する全てのトピックを取り扱う。雷放電やスプライトに関する観測的,理論的研究,雷雲・積乱雲に関する研究,雷観測技術,大気イオン・エアロゾル関連,地震電磁気学など大気中の電磁気現象に関わるすべての研究を対象とする。 |
森本 健志 (大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻) |