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町田 洋 ( Hiroshi Machida ) 先生


・受賞理由/Commendation

第四紀学,特に広域テフラ研究と火山灰編年学の樹立,地形学,火山学,考古学分野における顕著な功績により

 

For outstanding contributions to interdisciplinary Quaternary studies, in particular to studies on widespread tephras, tephrochronology, geomorphology, volcanology and archaeology



・経歴

1959年 東京都立大学理学部地理学科助手
1968年 東京都立大学理学部地理学科助教授
1982年 東京都立大学理学部地理学科教授
1996年 東京都立大学名誉教授
2015年 国際第四紀連合 (INQUA) Honorary Life Fellow



・主要論文

町田 洋(1964):Tephrochronologyによる富士火山とその周辺地域の発達史,地学雑誌,73, 293-308.

 

町田 洋・新井房夫(1976):広域に分布する火山灰--姶良Tn火山灰の発見とその意義--.科学,46,339-347.

 

町田 洋・新井房夫・森脇 広(1981):日本海を渡ってきたテフラ.科学,51,562-569.

 

Machida, H. and Arai, F. (1983): Extensive ash falls in and around the sea of Japan from large late Quaternary eruptions. Journal of Volcanology and Geothermal Research, 18, 151-164.

 

Machida, H. (1999): The stratigraphy, chronology and distribution of distal marker-tephras in and around Japan. Global and Planetary Change, 21, 71-94.

 



・主な業績

町田 洋氏は、日本列島付近の火山灰編年研究により、第四紀編年確立、陸と海との対比、考古学への貢献、また火山活動の人間活動や自然への影響評価など、学問分野の枠にとらわれることなく多数の分野に多大な影響を与えた。とくにAT火山灰の研究は、南九州のカルデラから噴出した大規模火砕流が、日本列島を広く被覆した降下火山灰をもたらしたことを実証したものであり、広域火山灰の概念を確立したものである。これら一連の研究成果は、学術論文だけでなく、『火山灰は語る』、『火山灰アトラス』などの著書としても取りまとめられ、関連分野の発展に貢献した。また日本第四紀学会会長,国際第四紀学連合コミッションである火山・テフロクロノロジー委員会委員長、日本学術会議会員、同地質科学総合研究連絡委員会委員長、日本ジオパーク委員会副委員長なども務められた。このように、第四紀学の発展に果した研究や組織や社会への功績は顕著である。



・推薦者

森脇 広