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八木 健彦 先生












・受賞理由

鉱物物理学,特に量子ビーム高圧地球科学分野への顕著な貢献により



・経歴

1976年4月 日本学術振興会 特別研究員
1976年12月 米国カーネギー地球物理学研究所 研究員
1978年12月 東京大学物性研究所 助手
1984年8月 東北大学金属材料研究所 助教授
1986年5月 東京大学物性研究所 助教授
1997年9月 東京大学物性研究所 教授
2008年4月 東京大学物性研究所 副所長
2012年4月 東京大学名誉教授
2012年4月 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター特命教授
2014年4月 愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター客員教授



・主要論文

・Structure and crystal chemistry of perovskite-type MgSiO3, T. Yagi, H.K. Mao, and P.M. Bell, Phys. Chem. Minerals, 3, 97-110 (1978)
・A new, post-stishovite high-pressure polymorph of silica, Y. Tsuchida and T. Yagi, Nature, 340, 217-220 (1989)
・Thermoelastic properties of MgSiO3 perovskite determined by in situ X ray observations up to 30 GPa and 2000 K, N. Funamori, T. Yagi, W. Utsumi, T. Kondo, T. Uchida, and M. Funamori, J. Geophys. Res., 101, 8257-8269 (1996).
・Helium penetrates into silica glass and reduces its compressibility, T. Sato, N. Funamori and T. Yagi, Nature Communications, 2, 345 1-5 (2011)
・Six-axis multi-anvil press for high-pressure, high-temperature neutron diffraction experiments, A. Sano-Furukawa, T. Hattori, H. Arima, A. Yamada, S. Tabata, M. Kondo, A. Nakamura, H. Kagi, and T. Yagi, Rev. Sci. Instrum., 85, 113905 (2014)



・主な業績

八木健彦氏は,1982年に始まる我が国の大型放射光施設における高圧地球科学研究において先駆的・指導的な役割を果たされ,現在では地球下部マントルの最重要鉱物として知られるブリッジマナイト(斜方晶ケイ酸塩ペロフスカイト)の構造と物性を,世界に先駆けて解明された.さらに,シリカ,鉄,水素,水,希ガス,そして,それらの混合系など,多岐に亘る地球惑星深部物質の超高圧高温下における振る舞いを解明された.最近では,パルス中性子施設における高圧ビームラインPLANETの建設に尽力された.相補的な情報の得られる放射光X線とパルス中性子線の活用により,「量子ビーム高圧地球科学」は,今後,更に飛躍的に発展するものと期待される.八木氏は,世界を先導する我が国の高圧地球科学分野の発展の基礎を築かれた.



・推薦者

船守 展正