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上田 誠也 先生










・受賞理由

岩石磁気学・地球熱学・プレートテクトニクスにおける顕著な功績,および「新しい地球観」の普及に国際的な多大な貢献をした功績により



・経歴

1952年 東京大学理学部地球物理学科卒業
1955年 東京大学助手(地震研究所)
1958年 理学博士(東京大学)
1963年 東京大学助教授(理学部)
1969年 東京大学教授(地震研究所)
1990年 東海大学教授(海洋学部)(2008年まで)
1996年 理化学研究所グループディレクター(2002年まで)



・主要論文

Uyeda, S., and K. Horai, Terrestrial heat flow in Japan, J. Geophys. Res., 69, 2121-2141, 1964.
Uyeda, S., and A. Miyashiro, Plate tectonics and the Japanese Islands: A synthesis, Geol. Soc. Amer. Bull., 85, 1159-1170, 1974.
Forsyth, D., and S. Uyeda, On the relative importance of driving forces of plate motion, Geophys. J. Roy. Astr. Soc., 43, 163-200, 1975.
Uyeda, S., and H. Kanamori, Back-arc opening and the mode of subduction, J. Geophys. Res., 84, 1049-1061, 1979.
Uyeda, S., M. Kamogawa, and H. Tanaka, Analysis of electrical activity and seismicity in the natural time domain for the volcanic-seismic swarm activity in 2000 in the Izu Island region, Japan, J. Geophys. Res., 114, B02310, doi:10.1029/2007JB005332, 2009.



・主な業績

上田誠也氏は、岩石磁気学、プレートテクトニクスをはじめ固体地球科学の広い分野において斬新な研究を推進することにより、「新しい地球観」の創造に貢献し、世界の地球科学界を牽引してこられた。地球熱学の分野では、海溝一島弧一背弧系の熱流量分布の特徴を明らかにし、沈み込み帯における諸過程を温度構造の面から解明した研究により、日本学士院賞を受賞した。プレートテクトニクスに関しては、弧状列島の構造発達、プレート運動の原動力、沈み込み帯の多様性を論ずる「比較沈み込み学」等の研究で世界的な業績をあげられた。さらに、電磁気学的手法による短期地震予知という新たな課題にも挑み続けている。これらの研究の多くは、地球物理学のみならず地質学、岩石学、鉱床学等多彩な分野の研究者との共同で行われたものである。また、常に広い分野の若手研究者と交流し、指導・育成にも努めてきたという面においても、我が国の地球惑星科学の発展に大いに貢献された。



・推薦者

山野誠