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小嶋 稔 先生










 

・受賞理由

惑星形成・進化学,特に希ガス宇宙地球化学に分野における顕著な功績により



・経歴

1958.11  カナダ トロント大学 物理学部 研究員
1959.4   米 シカゴ大学 フェルミ原子核研究所 研究員
1960.7   カナダ トロント大学 物理学部 地球物理学教室 研究員
1961.11.16 東京大学理学部 助手
1965.3.1  東京大学理学部 講師
1966.4.1  東京大学理学部 助教授
1974. 4.1  東京大学理学部 教授
1990.6.8  大阪大学理学部 教授(併任)
1994.3.31  同上 停年退職



・主要論文

Ozima M. Ar isotopes and Earth-atmosphere evolution models. 1975 Geochim. Cosmochim. Acta 39, 1127-1134.
Hiyagon H. and Ozima M. Partition of norble gases between olivine and basalt melt. 1986. Geochim. Cosmochim. Acta 50, 2045-2057.
Hiyagon H., Ozima M., Marty B. Zashu S. and Sakai H. 1992. Noble gases in submarine glasses from mid-oceanic ridges and Loihi seamount: Constraints on the early history of the Earth. Geochim. Cosmochim. Acta 56, 1301-1316.
Ozima M. and Podosek F.A. 1999. Formation age of Earth from 129I/127I and 244Pu/238U systematics and the missing Xe. J. Geophys. Res. 104, 25493-25499.
Ozima M and Larson E.E. Low- and High Temperature Oxidation of Titano magnetite in relation to Irreversible Changes in the Magnetic Properties of Submarine Basalts. J. Geophys. Res. 75, 1003-1017.



・主な業績

小嶋氏の研究面での業績は、岩石磁気学から始まるが、1980年ころには、希ガスの地球化学の分野に完全に移られた。この少し前に発表した海嶺玄武岩中のアルゴン同位体比に基づく地球大気の起源に関する論文は金字塔といえるものである。当時、ワシントン大学のFrank Podosek教授と執筆を始められた”Noble Gas Geochemistry”は宇宙地球化学の分野において、初めて体系的に希ガスを扱った教科書であり、現在この分野の指導的立場にある世界の研究者のほとんどが読んで勉強したものである。その後も、ダイヤモンドに含まれる極微量の希ガス分析に成功され、ネオンやキセノン同位体組成から地球大気の形成過程について考察された。また、岩波新書で出版した「地球史」などの啓蒙書も多数出版されている。



・推薦者

杉浦直治