• Facebook
  • Twitter
  • RSS
文字サイズ

木村 磐根 先生







 


・受賞理由

日本地球惑星科学連合黎明期の多大な貢献,および超高層物理学,特にプラズマ波動の伝搬特性研究に関して顕著な貢献をした功績により



・経歴

1960年4月 京都大学工学部助手
1962年1月 京都大学工学部助教授
1964年4月~1965年9月 米国スタンフォード大学電波科学研究所研究員
1971年5月 京都大学工学部教授
1996年4月 京都大学名誉教授
1996年4月 大阪工業大学情報科学部教授(2005年3月まで)
1999年11月 大阪工業大学情報科学部長(2005年3月まで)
2000年4月 大阪工業大学大学院情報科学研究科長(平成2005年3月まで)
2005年3月 大阪工業大学名誉教授



・主要論文

I. Kimura (1966), Effects of Ions on Whistler Mode Ray Tracing, Radio Sci., Vol.1(New Ser.), no.3, 269-283. I. Kimura, T. Tomimoto, K. Hiraishi (1973), Measurements of Wave Normal Direction of Whistler Mode Signals in Ionosphere by Means of Rocket-Doppler Technique, Planetary and Space Sci., Vol. 21, 671-682.
I. Kimura, H. Matsumoto, T. Mukai, K. Hashimoto, T. F. Bell, U. S. Inan, R. A. Helliwell, and J. P. Katsufrakis (1983), EXOS-B/Siple Station VLF Wave-Particle Interaction Experiments: 1. General Description and Wave-Particle Correlation, J. Geophys. Res., Vol. 88(A1), 282-294.
I. Kimura, P. Stubbe, M. T. Rietveld, R. Barr, K. Ishida, Y. Kasahara, S. Yagitani, and I. Nagano (1994), Collaborative Experiments by Akebono Satellite, Tromso, Ionospheric Heater, and European Incoherent Scatter Radar, Radio Sci., Vol. 29, 23-37.
I. Kimura, K. Tsunehara, A. Hikuma, Y.Z. Su, Y. Kasahara, and H. Oya (1997), Global Electron Density Distribution in the Plasmasphere Deduced from Akebono Wave Data and IRI Model, J. Atmosph. Terr. Phys., Vol.59, no.13, 1569-1586.



・主な業績

木村磐根氏は,広く電波技術と電波伝搬の理論を駆使して、超高層物理学の分野で多くの功績を挙げて来られた。特に、地上から発射される超低周波電波が不均一なプラズマ空間で辿る電波の通路を計算するレイトレーシングと呼ばれる手法を開発され、地上から放射された電波が電離層を突き抜けたあと、反対半球の地上に到達する通路が確かに存在することを確認された。更にプラズマ中の電子以外の3種の陽イオンが低周波の電波の通路に大きな影響を与えることを初めて明らかにされた。さらに、実際の地球磁場分布に近い多極の磁場モデルの採用やプラズマの温度効果の考慮など,レイトレーシング手法の拡張も行われた。1990年のAGU共催のWPGMにおいては日本側の組織委員会委員長として地球惑星科学関連学会を取りまとめられ、それが契機となって同年に第1回合同大会が開催される等、地球惑星科学連合の形成に重要な貢献をされた。



・推薦者

大村善治