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池田 元美 先生











・受賞理由

海洋学,特に中規模力学,海洋データ同化,海氷モデリング研究において顕著な貢献をした功績により



・経歴

昭和44年5月 東京大学工学部航空学科卒業
昭和49年3月 東京大学工学系研究科航空学専攻博士課程修了、工学博士取得
昭和49年4月~54年7月 東京大学宇宙航空研究所研究生
昭和54年8月~56年8月 米国科学財団ポストドクター
昭和56年9月~58年11月 カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学ポストドクター
昭和58年12月~平成6年3月 カナダ海洋水産省ベッドフォード海洋研究所研究員
平成6年4月~22年3月 北海道大学大学院地球環境科学研究科教授 (平成16年4月に環境科学院と改組)
平成9年10月~14年3月 地球フロンティア国際北極研究センターのプログラムディレクター(兼務)
平成14年4月~19年3月 同研究科長・学院長
平成14年10月~19年3月 21世紀COE「生態地球圏システム劇変の予測と回避」リーダー
平成19年4月~21年3月 IGBP評価委員会委員
平成21年4月~23年3月 日本学術会議特任連携会員、Scientific Committee for Ocean Research分科会委員(委員長)
平成22年4月~現在 北海道大学名誉教授



・主要論文

Ikeda, M., Meanders and detached eddies of a strong eastward‑flowing jet using a two‑layer quasi‑geostrophic model. J. Phys. Oceanogr., 11, 526-540, 1981.
Ikeda, M., L. A. Mysak and W. J. Emery, Observations and modelling of satellite sensed meanders and eddies off Vancouver Island. J. Phys. Oceanogr., 14, 3-21, 1984.
Ikeda, M., A coupled ice ocean model of wind driven coastal flows. J. Geophys. Res., 90, 9119-9128, 1985.
Ikeda, M., Decadal oscillations of the air‑ice‑ocean system in the northern hemisphere. Atmosphere‑Ocean, 28, 106-139, 1990.
Zhang, X., J. E. Walsh, J. Zhang, U. S. Bhatt, and M. Ikeda, Climatology and interannual variability of Arctic cyclone activity, 1948-2002. J. Climate, 17, 2300-2317, 2004.



・主な業績

池田氏は,海洋学・気候科学において大きな貢献を果たしてこられた.海洋中規模変動が強く複雑な変動が卓越する領域において,今日広く行われている海洋予測および海洋データ同化につながる先駆的な研究を行われた.また海氷海洋数値モデルを用いて,海氷分布変動のメカニズムを明らかにし,その予測可能性を示された.北極域の大気循環の十年スケール変動を見出し,それには高緯度域の大気海洋相互作用が重要であることを示唆し,その十年変動が極低気圧の振る舞いを変えることを示された.池田氏は北海道大学において,地球惑星科学の教育を推し進めた.21世紀COEプログラム「生態地球圏システム劇変の予測と回避」をリーダーとして成功させ,また国際的な教育にも大きく貢献して新興国・途上国からの博士号取得者を輩出した.また池田氏は,東日本大震災に関する海洋学会の震災対応ワーキンググループのまとめ役の一人として,グループの活動を支えられた.



・推薦者

見延庄士郎