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廣田 勇 先生










 

・受賞理由

大気力学,特に中層大気力学分野における顕著な功績,および日本地球惑星科学連合の設立に当たり顕著な貢献をした功績により



・経歴

1961 東京大学理学部物理学科地球物理学課程卒業
1966 同理学研究科大学院地球物理学博士課程修了
1968 理学博士(東京大学)
1966-1972 東京大学理学部助手
1970-1971 米国大気科学研究センター(NCAR) 研究員
1972-1974 気象庁気象研究所主任研究官
1974-1983 京都大学理学部助教授
1975-1976 英国オックスフォード大学大気物理学教室客員研究員
1983-2001 京都大学理学部教授
2001 定年退官 京都大学名誉教授



・主要論文

Hirota, I.,1968: On the dynamics of long and ultra-long waves in a baroclinic zonal current, J. Met. Soc. Japan, 46, 234-249.
Hirota, I., 1976: Seasonal variation of planetary waves in the stratosphere observed by the Nimbus 5 SCR, Q. J. Roy. Met. Soc., 102, 757-770.
Hirota, I., 1978: Equatorial waves in the upper stratosphere and mesosphere in relation to the semiannual oscillation of the zonal wind, J. Atmos. Sci., 35, 714-722.
Hirota, I., 1984: Climatology of gravity waves in the middle atmosphere, J. Atmos. Terr. Phys., 46,767-773.
Hirota,I. ,and T.Hirooka, 1984: Normal mode Rossby waves observed in the upper stratosphere. Part I: First symmetric modes of zonal wavenumbers 1 and 2, J. Atmos. Sci., 41,1253-1267.



・主な業績

廣田氏は、中層大気 (成層圏・中間圏・下部熱圏) における波動と大気大循環に関する研究分野において、衛星、気象ロケット、ラジオゾンデ、大型大気レーダーの観測データ等を用いた解析を行い新たな知見を提示するとともに、中層大気力学の理論体系の構築に大きな貢献を行われた。データ解析に基づく成層圏突然昇温の3次元構造、非定常プラネタリー波伝播、および、大気重力波クライマトロジーに関する理論的研究、赤道半年周期振動に果たす高速赤道ケルヴィン波、ノーマルモードロスビー波、対流圏界面付近における中間規模波の発見的研究など、数多くの世界的な研究業績を挙げられた。教育面においては、京都大学在職中、多くの大学院生を指導し、日本における気象学研究の中核を担う研究者を多数学界に送り出された。また、優れた教科書や解説書を多数執筆し、大気力学、大気大循環、大気波動分野を志す若者への指針を示し、気象学の社会への普及にも尽力された。



・推薦者

佐藤薫