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長谷川 昭 先生










 

・受賞理由

 

地震学,特に東北日本弧下の沈み込み帯の構造・地震活動・ダイナミクス分野における顕著な功績により



・経歴

 

昭和46年4月 東北大学助手(理学部附属青葉山地震観測所)
昭和52年7月 東北大学助教授(理学部付属地震予知観測センター)
平成元年4月 東北大学教授(理学部付属地震予知・噴火予知観測センター)
平成10年4月 東北大学教授(大学院理学研究科付属地震・噴火予知研究観測センター)に配置換え
平成20年4月 東北大学名誉教授/客員教授
この間,主として,微小地震観測と,それに基づく,地震の発生にいたる過程ととマグマの生成・上昇過程の解明の研究を推進



・主要論文

Hasegawa, A., D. Zhao, S. Hori, A. Yamamoto and S. Horiuchi, Deep structure of the northeastern Japan arc and its relationship to seismic and volcanic activity, Nature, 352, 683-689, 1991.

Hasegawa, A., J.Nakajima, N. Umino and S. Miura, Deep structure of the northeastern Japan arc and its implications for crustal deformation and shallow seismic activity, Tectonophysics, 403/1-4, 59-75, 2005.

Hasegawa, A., J. Nakajima, N. Uchida, T. Okada, D. Zhao, T. Matsuzawa, and N. Umino, Plate subduction, and generation of earthquakes and magmas in Japan as inferred from seismic observations: An overview, Gondwana Research, 16, 370-400, 2009.

Hasegawa, A, K. Yoshida, Y. Asano, T. Okada, T. Iinuma, and Y. Ito, Change in stress field after the 2011 great Tohoku-oki earthquake, Earth Planet. Sci. Lett., 355–356, 231–243, doi:10.1016/j.epsl.2012.08.042, 2012.

Hasegawa, A. , J. Nakajima, T. Yanada, N. Uchida, T. Okada, D. Zhao, T. Matsuzawa, and N. Umino, Complex slab structure and arc magmatism beneath the Japanese Islands, Journal of Asian Earth Sciences, 10.1016/j.jseaes.2012.12.031 , 2013.



・主な業績

長谷川氏は,二重深発地震面を発見し,岩石の相転移に伴う脱水反応による強度低下がスラブ内地震の発生に大きな役割を果たしていることを明らかにされた.さらに,この水がマントルウェッジに入ってマグマを作り出し,それが上昇して下部地殻を軟化させて,その直上の上部地殻に応力・歪を集中させ,またマグマの固結によって放出された水が上部地殻の強度を下げて地震発生に至るとする内陸地震の発生モデルを構築された.さらに小繰り返し地震の発見等から,改良されたアスペリティモデルを提唱され,またプレート境界の強度が低いことも発見された.以上のように,長谷川氏は,スラブ内,内陸,プレート境界の3つの領域のすべてにおいて地震発生のモデルを構築し,さらにマグマの生成・上昇のモデルを作り上げて来られた.また,科学技術・学術審議会や地震調査研究推進本部の委員として,地震学の発展に貢献してこられた.



・推薦者

松澤暢