海老原祐輔(Yusuke Ebihara)








・受賞理由/Commendation


地球磁気圏ダイナミクスの大規模シミュレーションによる理解

Understanding of magnetospheric dynamics based on large-scale simulations



・主要論文 / A list of five major papers

Ebihara, Y. and M. Ejiri, Simulation study on the fundamental property of storm-time ring currents, J. Geophys. Res., 105, 15843–15859, 2000.

Ebihara, Y. and T. Tanaka, Fundamental properties of substorm-time energetic electrons in the inner magnetosphere, J. Geophys. Res., 118, 1589–1603, 2013.

Ebihara, Y., and T. Tanaka, Substorm simulation: Insight into the mechanisms of initial brightening, J. Geophys. Res., 120, 7270–7288, 2015.

Ebihara, Y., and T. Tanaka, Substorm simulation: Formation of westward traveling surge, J. Geophys. Res., 120, 10466–10484, 2015.

Ebihara, Y., and T. Tanaka, Substorm simulation: Quiet and N-S arcs preceding auroral breakup, J. Geophys. Res., 121, 1201–1218, 2016.



・主な業績 Major achievements (in Japanese)

海老原氏は、地球磁気圏のダイナミクスを理解する上で中心的な役割を果たす磁気嵐とサブストームについて、大規模数値シミュレーションによる系統的な研究を行い、高い評価を得ている。磁気嵐の直接的な原因である赤道環電流に着目し、その空間・エネルギー分布は対流電場によるイオンの輸送で概ね説明できることや、電離圏、放射線帯に対する能動的な役割と赤道環電流の自制効果を実証した。サブストームのメカニズムについては、磁気圏と電離圏が一体となって全体構造がグローバルに変化することに着目し、静穏期から拡大相に至るサブストームの発達過程を矛盾なく説明するという画期的な成果をあげた。多数の観測から得られた断片的な情報をつなぎ合わせて推測する研究や、個別の現象に着目した多くのシミュレーション研究と一線を画するものである。議論が長年続いていたオーロラ・ブレイクアップの統一的な説明に成功したとして世界中で報道され注目を集めている。



・推薦者/Nominator

自薦

公益社団法人日本地球惑星科学連合
所在地:〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル4階
All Rights Reserved, Copyright 2005-2017 Japan Geoscience Union