斎藤 靖二 ( Yasuji Saito ) 先生











・受賞理由/Commendation

堆積岩岩石学および地層解析に基づく日本における付加体地質学研究の発展に対する顕著な貢献により

For outstanding contributions to the accretionary tectonics of Japan based on the analysis of sedimentary rocks and formations



・経歴

1965年 国立科学博物館 研究官
1996年 国立科学博物館地学研究部長
2004年 独立行政法人国立科学博物館名誉研究員
2006年 神奈川県立生命の星・地球博物館館長
2014年 神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館長


・主要論文

Saito, Y., Tiba, T. and Matsubara, S. (1979) Ultramafic complex and its mechanical sedimentary derivatives in the Tonmaku-yama area, north of Hamana-ko, central Japan. Mem.Natn. Sci. Mus., Tokyo, No. 12, pp. 29-40.

Saito, Y. and Hashimoto, M. (1982) South Kitakami Region: An Allochthonous Terrane in Japan. Jour. Geophysical Research, Vol. 87, pp. 3691-3696.

Saito, Y. (1985) Jurassic geologic framework in the Japanese Islands. In Tectonostratigraphic Terranes in Circum-Pacific Region, Howell, D. G. (ed.), CPCEMR (Texas), Earth Science Series, No. 1, pp. 401-407.

Saito, Y., Tiba, T. and Matsunara, S. (1988) Precambrian and Cambrian cherts in Northeastern Tasmania. Bull. Natn. Sci. Mus., Tokyo, Ser. C, Vol. 14, No. 2, pp. 59-70.

斎藤靖二(2013)自然史標本の意義について.化石,no. 93:131-135.日本古生物学会.



・主な業績

チャートの成因や緑色岩の研究から始まった南部北上帯や国内のジュラ紀付加体の構造など、日本列島における付加体地質学の研究などの成果は、プレート・テクトニクス理論に基づく日本列島の地質の理解を大いに進めることになり、次世代の研究者に大きな影響を与えた。また、日本地球惑星科学連合評議委員をはじめとして、日本地質学会評議員や同会会長など関連学会の役員を務めたほか、国内各地の大学の客員教授や外部評価委員、文部省学術審議会、南極地域観測将来問題研究会、大学評価・学位授与機構、南極地域観測統合本部、海洋研究開発機構IFREE評価委員会、日本学術会議などの委員を務め、地球惑星科学の発展に貢献された。また、地球惑星科学の普及活動の拠点である自然史系博物館や教育現場、企業など様々な場所における普及活動や、『日本列島の生い立ちを読む』などの図書の執筆により、地質学と地球惑星科学の普及と振興に大きな貢献をされた。



・推薦者

平田大二

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