加藤 進 ( Susumu Kato ) 先生











・受賞理由/Commendation

中層大気・超高層大気中の大気潮汐波・大気重力波に関する理論的・観測的研究の顕著な貢献により

For outstanding contributions to theoretical and observational studies of tides and gravity waves in the middle and upper atmosphere



・経歴

1955年11月 京都大学工学部 教務職員
1957年 4月 京都大学工学部 助手
1959年 4月 京都大学工学部 講師
1961年 4月 京都大学工学部 助教授
1962年 4月 京都大学工学部附属電離層研究施設 助教授
1967年 4月 京都大学工学部附属電離層研究施設 教授
1981年 4月 京都大学超高層電波研究センター センター長・教授
1992年 4月 京都大学名誉教授
1998年   国際高等研究所フェロー



・主要論文

Susumu Kato, Diurnal Atmospheric Oscillation, 1. Eigenvalues and Hough Functions, J. Geophys. Res., Vol. 71, 3201-3209 (1966).

Susumu Kato, Diurnal Atmospheric Oscillation, 2. Thermal Excitation in the Upper Atmosphere, J. Geophys. Res., Vol. 71, 3211-3214 (1966).

Susumu Kato, Toru Ogawa, Toshitaka Tsuda, Toru Sato, Iwane Kimura and Shoichiro Fukao, The Middle and Upper Atmosphere Radar: First Results Using a Partial System, Radio Science, Vol. 19, No. 6, 1475-1484 (1984).

Susumu Kato, Non-migrating tides, J. Atmosph. Terr. Phys., Vol. 51, No. 7/8, 673-682 (1989).

Susumu Kato, Middle atmosphere research and radar observation, Proceedings of the Japan Academy, Ser. B, Physical and Biological Sciences, Vol. 81, 306–320 (2005).



・主な業績

中層大気・超高層大気中の大気潮汐波ならびに大気重力波に関する理論的・観測的研究によって国際的に高い評価を得ている。半日あるいは一日周期の大気潮汐波動の構造を決定するラプラスの潮汐方程式を初めて正確に解き、特に鉛直伝搬特性について19世紀以来の論争に明快な結着をつけた。観測結果をその後の新鋭観測装置によるものを含め統一的かつ定量的に解釈することを可能とすると共に、数値天気予報や大気大循環モデルの支配方程式の固有関数についても明確な物理的・数学的基礎を与えた。また流星レーダーを建設すると共に、国外にある既存の大型レーダーを用いて大気波動の先駆的な観測を行った。さらに世界最新鋭の中層・超高層大気観測用のMUレーダーを建設、大気重力波の励起・伝搬ならびに飽和の研究を推進し、中層大気力学研究に新しい展望を与えた。引き続き、特にインドネシア域において赤道大気の本格的解明に多大の努力を傾注した。



・推薦者

山本衛

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